ハルヒと親父 @ wiki

二人は暮らし始めました 3日目

最終更新:

haruhioyaji

- view
管理者のみ編集可
「う〜ん。ハルヒ、今日は夢見なかったのか?」
「夢見てんのは、キョン、今のあんたよ! あああ、時間がない。タクシー呼ぶから、その間に顔洗って着替えて!」
「いくらなんでも、そりゃ無理だろ。……今日、なんかあったっけ?」
「あんたとしゃべってると日が暮れるわ! 結婚式でしょ、結婚式!」
「ええ、もう? 暮らしてまだ3日目だぞ!」
「結婚してから、一緒に暮らす人も大勢いるの! じゃなくて! どういう訳か、あんたも呼ばれてんでしょ!」
「そうだった。あああ、寝過ごした!」
「そんなの、あんた以外はみんな、先刻承知よ!」
「ハルヒ、おれの靴下がみんな、おまえの下着に変わっちまってるぞ!」
「衣類も1人分が2人分になったんだから、入れる場所が変わったって何度も説明したでしょ!」
「見たことのない下着がある」
「そ、それは勝負下着よ!」
「何と勝負するんだ?また誰と?」
「……あ、あんたとに決まってるでしょ」
「……何の勝負だ?」
「……決まってるでしょ……」
「……」
「だから! 口を閉じたら、手を動かしなさい!!」
「……いや、勝敗はすでに決してると思うぞ」
「そこから、離れなさい! 一刻も早く!!」
「おれのに、あんなヒラヒラは付いてない」
「全然ちがーう! 勝負下着ってのはね、下着を勝負するんじゃないの!」
「わかってるさ。中身で勝負だよな」
「あんた、中身って……」
「え、おれ、なんか変なこと言ったか?」
「って、ちがうのよ!いそぐのよ! その話は、帰ったらゆっくりしてあげるから、とにかく急ぎなさい!」
「帰ったらって、……話、だけか?」
「……この、エロキョン。……って、ことやってる場合じゃないのよ!」
「あー、ハルヒ。急いでるのはよーく分かったから、……おまえも早く服を着てくれ。目に毒だ」











記事メニュー
目安箱バナー