ハルヒと親父 @ wiki
生まれた理由
最終更新:
haruhioyaji
-
view
- 女
- 聞いてもいいかしら?
- 男
- ああ。
- 女
- どうしてわたしと結婚しようと思ったの?
- 男
- 何故美人はろくでもない男と結婚するのだろうか、とサマセット・モームが言ってる。
- 女
- 何故かしら?
- 男
- 賢明な男は美人と結婚しないから、だそうだ。ちなみに俺はバカだ。
- 女
- 知ってるわ。
- 男
- 俺も聞いていいかな?
- 女
- ええ。
- 男
- なんでプロポーズを受けてくれた?
- 女
- 負けるのが嫌いなの。
- 男
- 俺がか?君がか?
- 女
- 両方よ。
- 男
- 子供はひどく負けず嫌いなのができそうだな。
- 女
- そのうえ、きっと美人よ。
- 男
- たまらんな。
- 女
- そうね。
- 母
- というわけで、この十月十日後に、あなたが生まれたのよ、ハル。
- 小さいハルヒ
- 何なのよ、この会話は?
- 親父
- 新婚旅行での一コマだ。
- 小さいハルヒ
- こんなの宿題に書けないわよ!
- 親父
- ちょっと貸してみろ。俺があることないこと書いてやる。
- 小さいハルヒ
- 書くな! この前,それで大変なことになったんだからね。
- 親父
- そんなこと、あったっけ?
- 母
- ほんと、お父さんったら人にやってあげたことは、すぐ忘れてしまいますね。
- 親父
- やられたことは忘れないぞ。3倍にして返す。
- 小さいハルヒ
- どうでもいいのよ、そういうのは!
- 親父
- だいたい、こんなエロい宿題を出す教師がエロいんだ。
- 小さいハルヒ
- 小学生の娘の前で、エロエロいうな。
- 親父
- じゃあ、おまえは木の股(また)から生まれて来たというのか?
- 小さいハルヒ
- 小学生の娘が、答えられないようなこと聞くな!