05 Stan feat. Dido

[Chorus x2]

紅茶も冷たくなってしまった、何故起きてしまったのか考えてる俺
朝の雨が窓に降り注ぎ、外は何も見えていない
もし外が見えたとしても、外は灰色一色
それでも壁に貼ってあるお前の写真を見ると俺の人生も
悪くはないと思うんだ

[Verse 1]
親愛なるSlimへ、お前に手紙を書いたのに、まだ電話をくれないんだな
携帯にポケベル、家の番号も手紙の一番下に書いておいたのに
去年の秋に2通手紙を送ったんだ、お前は受け取っていないようだな
郵便局できっと何か手違いがあったんだろう
俺の字はかなり汚いし
そんなことはどうでもいい、どうしてる？娘は元気か？
俺の彼女も妊娠してるんだ、俺ももうじき父親さ
もし娘が産まれたら、やつをなんて呼ぶと思う？
俺はやつをBonnieと名づけるぜ
お前の叔父さんのRonnieの話も読んだよ、気の毒にな
俺の友達でも、女にふられて自殺しちまったやつがいるんだ
きっと耳にタコができるほど聞いている台詞だと思うが、
俺はお前の大、大、大、ファンなのさ
お前がScamとやったアンダーグラウンドの曲まで俺は持ってるんだぜ
俺の部屋はお前のポスターや写真でいっぱい
お前がロウカス（NYのインディーズレーベル）とやった曲も好きだ、あれは素晴らしかったな
とにかく、この手紙がお前に届くことを願うよ
連絡くれよ、ただしゃべるだけでいいんだ
お前の一番のファン、Mr Stanより

[Chorus x2]
紅茶も冷たくなってしまった、何故起きてしまったのか考えてる俺
朝の雨が窓に降り注ぎ、外は何も見えていない
もし外が見えたとしても、外は灰色一色
それでも壁に貼ってあるお前の写真を見ると俺の人生も
悪くはないと思うんだ

[Verse 2]
親愛なるＳｌｉｍへ、まだ電話も手紙もくれないお前、
返事をしてくれればいいなと思ってるよ
怒ってないさ
でもファンに応えないなんて最悪だって思ってるだけ
コンサート会場の外で俺と喋りたくなかったのなら、
それはそれでいい
でもＭａｔｔｈｅｗにサインぐらいしてやってくれても良かったはず
Ｍａｔｔｈｅｗは俺の弟なんだ、まだ6才なのさ
俺達は極寒の中、お前をまってたんだぜ
4時間も待ってたのに、お前はただＮＯと言っただけ
それって醜くねぇか、お前は俺の弟のアイドルだっていうのに
ヤツはお前みたいになりたがってるんだ、
ヤツは俺よりお前を想ってるのさ
それでも俺は怒ってないぜ、
ただ嘘をつかれるのはイヤなんだよ
デンヴァーで会った時の事覚えてるか？
俺が手紙を書いたらお前は返事をくれるって言っただろ
いいか、俺はお前と共通点があるんだ、
俺も父親のことしらないし
ヤツは浮気ばかりして、母親をぶん殴ってたって話だ
お前が曲の中で言ってたことに俺は共感できる
だから、すべてが上手くいかない日は
ボーっとして、お前の曲を聴くのさ
その他にすることもないからな、
落ち込んでる時はお前が俺を救ってくれる
胸にお前の名前のタトゥーまでしてるんだ
たまに自分の手首を切って
どれくらい血がでるか試してる俺
まるでアドレナリンみたいに、凄い勢いで俺を襲ってくるんだ
お前の言ってることはすべてリアル、お前をリスペクトしてるぜ
俺が四六時中お前の話をしてるから、
俺の彼女はお前に嫉妬してるのさ
でも彼女は俺のようにお前の事を解ってはいない、
お前の事を一番よく解っているのはこの俺
彼女は俺達みたいなヤツらがどれだけ苦労してきたか、
解ってないんだ
電話してくれよ、一番のファンを失うことになるぜ
それじゃぁなＳｔａｎ。
追伸：俺達は一緒になるべきなんだ

[Chorus x2]
紅茶も冷たくなってしまった、何故起きてしまったのか考えてる俺
朝の雨が窓に降り注ぎ、外は何も見えていない
もし外が見えたとしても、外は灰色一色
それでも壁に貼ってあるお前の写真を見ると俺の人生も
悪くはないと思うんだ

[Verse 3]
親愛なる「ファンの奴等に返事などしていられるか」様へ
これがお前に送る最後の手紙だ
6ヶ月過ぎても何の返事も無いなんて、そんな扱いを受ける覚えはないぜ
そんな扱いを受ける覚えはないぜ
2通の手紙は受け取ってるはずだ
完璧にアドレスを書いたからな
このカセットをお前に送ってやる
聞いてくれることを祈ってるぜ
俺は今車の中だ、フリーウェイを９０マイルで走ってる
おい、Slim、ウォッカを５杯も飲んで運転してるんだ
おいPhil Collinsの"In the Air or Night"って曲を知ってるか？
溺れ死にそうな男を助けることができたのに、
そいつを助けなかった男の歌さ
Philは全てを描き、そしてそいつをショウで見つけ出した
この状況、その歌に似てるんだ
お前は溺れている俺を助けることが出来たというのに
今ではもう遅い、俺は１００ガロンも飲んでもう眠くなって来た
ちっちゃな手紙、もしくは電話、
俺が欲しかったのはそれだけだったのに
お前の写真も壁からひきはがしたってことも
解っといてくれよ
お前を愛してたんだ、Slim,俺達は一緒になることができたというのに、
考えてみろよ、お前が台無しにしちまったのさ
お前が眠れなくなって、この出来事を夢に見ればいいんだ
そしてお前が夢を見たら、
お前は眠れなくなり叫び声を上げちまうのさ
良心がお前を虫食み
俺無しでお前は生きられなくなっちまえばいいんだ
いいかSlim、（叫び声）黙れこのビッチめ、俺はしゃべろうとしてるんだ
おい、Slim、今のはトランクに居る俺の彼女の叫び声だ
でも俺は奴の喉を切り裂いたりはしてないぜ、ただ縛り上げただけ
お前とは違うから
ただ殺されるよりも窒息して死ぬ方が苦しいだろうから
そうしたんだ
それじゃあな、橋にもうすぐ辿り着くぜ Oh しまった
どうやってこのテープを送りゃいいんだ？（車が海に突っ込む）

[Chorus x2]
紅茶も冷たくなってしまった、何故起きてしまったのか考えてる俺
朝の雨が窓に降り注ぎ、外は何も見えていない
もし外が見えたとしても、外は灰色一色
それでも壁に貼ってあるお前の写真を見ると俺の人生も
悪くはないと思うんだ

[Verse 4]
親愛なるStan、もっと早く返事を出そうと思っていたんだが
忙しかったんだ
お前の彼女は大変らしいな、彼女は妊娠何ヶ月目だ？
お前が自分の娘のことをBonnieと呼ぼうと思ってるなんて
本当に光栄だ
それからお前の弟用にサインだ、Starterの帽子にしといたぜ
コンサートでお前たちと会えなくて残念だったな
きっと見過ごしてしまったんだろう
お前を侮辱するためにわざとやったなんて思わないでくれよ
しかし手首を切るのが好きって一体どういうことだ？
俺は冗談のつもりで言ったんだ
お前相当やばいんじゃないないか？
問題ありだな、Stan、お前にはカウンセリングが必要
何があってもぶちきれてしまわないためにな
それから俺達は一緒になる運命だってどういうことだよ？
そんなことほざいてるとお前に合う気がうせちまうぜ
お前と彼女はお互いを必要としてるんだ，心からそう思うよ
もしくは、お前がもうちょっと彼女をきちんと扱ってやるべきなのさ
お前がこの手紙を読んでくれる事を祈ってる
怪我でもする前に 間に合ってくれればいいが
もうちょっとリラックスすればお前は大丈夫だと思うぜ、
お前をインスパイアできて嬉しいが
なんでそんなに怒ってるんだ？
俺のファンでいてほしいと思うがクレイジーなことはして欲しくないんだ
分かってくれよ
何週間前にニュースを見て気分が悪くなったよ
ある男が酔っ払って、橋から車ごと転落したんだ
トランクにはそいつの彼女がはいってた
彼女は子供を身篭ってたんだ
そして車のなかからはテープが発見された、
誰宛てのテープかはニュースでは言ってなかったが
考えてみると、死んだそいつの名は、お前かよ・・・