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    <title>アジアミステリリーグ</title>
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    <description>アジアミステリリーグ</description>

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    <title>東野圭吾『容疑者Xの献身』エドガー賞ノミネート関連記事一覧</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/189.html</link>
    <description>
      2012年5月

　2011年2月にアメリカで英訳が刊行されていた東野圭吾『容疑者Xの献身』がアメリカ探偵作家クラブ主催の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){エドガー賞最優秀長編賞}}の候補に選ばれた。
　ニューヨーク時間の2012年4月26日午後7時半（日本時間の4月27日午前8時半）より行われたエドガー賞晩餐会の後にその結果が発表され、エドガー賞最優秀長編賞の受賞作はモー・ヘイダー（[[Mo Hayder&gt;&gt;http://www.mohayder.net/]]）の『[[Gone&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B005GNKIIU]]』に決まった。モー・ヘイダーは東京で接客業に就いていたこともあるというイギリスの女性作家。邦訳は『死を啼く鳥』（ハルキ文庫、2002年）と『&amp;ruby(トロール){悪鬼}の檻』（ハルキ文庫、2003年）の2作品がある。
　毎日新聞の報道（[[リンク&gt;&gt;http://mainichi.jp/select/news/20120427k0000e040188000c.html]]）によれば、東野圭吾氏は渡米はせずに日本で連絡を待ち、『容疑者Xの献身』の英訳者のアリグザンダー・O・スミス氏がエドガー賞晩餐会に出席したとのこと。

*当サイトの記事一覧
-[[東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に]]（2012年1月22日）
--そもそも東野圭吾の作品はどれぐらい英訳されているのか
--『容疑者Xの献身』は英語のほかにどんな言語に翻訳されているのか
--東野圭吾作品を含む日本のミステリはアジアや欧米でどのように受容されているか
--伊藤計劃『ハーモニー』と東野圭吾『容疑者Xの献身』の知られざる（？）関係
--日本の推理小説がフランスや中国のミステリ賞を受賞したことがある
--アメリカ探偵作家クラブの賞を受賞した日本人が存在する
-[[東野圭吾『容疑者Xの献身』がエドガー賞以外に狙える賞は？]] （2012年1月22日・3月19日）
--『容疑者Xの献身』の海外での受賞・候補歴
--日本の推理小説がノミネートされうる世界のミステリ賞にはどんなものがあるか
-[[【エドガー賞の前に】東野圭吾『容疑者Xの献身』のフランスでの評価やいかに]] （2012年4月14日）
--2012年4月に発表されたフランスのミステリ批評家賞の結果

*関連報道記事一覧
-候補作に選出
--読売新聞 「[[日本ミステリーの飛躍に…「容疑者Ｘの献身」エドガー賞候補&gt;&gt;http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20120125-OYT8T00768.htm]]」（2012年1月26日） - 権田萬治氏のコメントあり
-受賞作発表直前
--MSN産経ニュース 「[[東野さん「容疑者ｘの献身」、日本人初の快挙なるか　小説のエドガー賞発表&gt;&gt;http://sankei.jp.msn.com/life/news/120427/art12042707340001-n1.htm]]」（2012年4月27日7時33分）
-受賞作発表後
--毎日新聞 「[[米エドガー賞:東野圭吾さん「容疑者Ｘ」受賞ならず&gt;&gt;http://mainichi.jp/select/news/20120427k0000e040188000c.html]]」（2012年4月27日11時21分［最終更新 同日11時33分］）
--朝日新聞 「[[東野圭吾さん、受賞逃す　米ミステリー「エドガー賞」&gt;&gt;http://www.asahi.com/culture/update/0427/TKY201204270187.html]]」（2012年4月27日11時45分）
--読売新聞 「[[「容疑者Ｘの献身」ＭＷＡ賞を逃す&gt;&gt;http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20120427-OYT8T00526.htm]]」（2012年4月27日）
--共同通信（英文） [[Higashino&#039;s mystery misses 2012 Edgar award for best novel&gt;&gt;http://english.kyodonews.jp/news/2012/04/155207.html]] （2012年4月27日13時37分）
-関連する特集記事
--（A）NHK NEWS WEB ＞ WEB特集「[[和製ミステリーの“世界進出”は&gt;&gt;http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0427.html]]」（2012年4月28日0時25分）
--（B）読売新聞 ＞ 本よみうり堂「[[「容疑者Ｘの献身」ＭＷＡ賞は逃したが…&gt;&gt;http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20120501-OYT8T00401.htm]]」（2012年5月1日）
--（C）毎日新聞 「[[東野圭吾さん:エドガー賞候補、作品の魅力　欧米的な文章で心の葛藤見せ新鮮&gt;&gt;http://mainichi.jp/feature/news/20120502dde018040005000c.html]]」（2012年5月2日）
--（D）朝日新聞 「世界で勝負 ミステリーも / 東野圭吾 米エドガー賞あと一歩」（2012年5月8日夕刊、3面） - 松坂健氏の寄稿と記者による解説
--（E）東京新聞 「日本ミステリーの魅力 米で証明 / 東野作品、エドガー賞最終候補入りで脚光」（2012年5月8日夕刊、4面）

　（B）の新聞掲載時の見出しは「日本ミステリー 米で台頭 / 東野圭吾さん エドガー賞あと一歩」（2012年5月1日朝刊、10面）
　（C）の新聞掲載時の見出しは「エドガー賞候補になった東野圭吾作品の魅力 / 欧米的な文章で心の葛藤見せ新鮮」（2012年5月2日東京夕刊、4面）
　（D）の[[オンライン記事&gt;&gt;http://digital.asahi.com/20120509/pages/entertainment_ev.html]]は有料。（E）はオンライン記事なし。

　（A）は早川書房編集部の山口晶氏、『容疑者Xの献身』米国版を出版したセント・マーティンズ・プレスの編集者キース・カーラ氏、『容疑者Xの献身』英訳者のアレクサンダー・O・スミス氏、ミステリ評論家・翻訳家の小鷹信光氏のコメントあり。
　（B）は早川書房社長・早川浩氏、『容疑者Xの献身』米国版を出版したセント・マーティンズ・プレスの編集者キース・カーラ氏、『容疑者Xの献身』英訳者のアレクサンダー・O・スミス氏、日本のエンターテインメント小説を英訳出版している出版社バーティカル社の編集長イオニアス・メンザス氏、講談社の国際ライツ事業部長の臼井信幸氏のコメントあり。
　（C）はエドガー賞審査委員長のジェームズ・ベン氏、審査員のコーネイラ・リード氏、『容疑者Xの献身』英訳者のアレクサンダー・O・スミス氏、評論家の西上心太氏、『容疑者Xの献身』のアメリカでの出版エージェント、エイトキン・アレクサンダー・アソシエイツのアンナ・ステイン氏のコメントあり。
　（D）はミステリ研究家の松坂健氏の寄稿と、『容疑者Xの献身』の米国での評価についての記者によるレポート。
　（E）は慶応大アメリカ文学教授の巽孝之氏、文藝春秋の担当者氏、日本のミステリやSFを英訳出版している黒田藩プレスのエドワード・リプセット氏、受賞作を日米中韓の4カ国で出版するゴールデン・エレファント賞の運営事務局のコメントあり。    </description>
    <dc:date>2012-05-16T16:48:49+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/128.html">
    <title>オランダ語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/128.html</link>
    <description>
      2012年5月12日
-関連ページ：「[[オランダ推理小説略史／日蘭ミステリ交流史]]」（2012年5月12日）も合わせてお読みください。

　オランダ語に翻訳された日本のミステリ小説の一覧。ミステリを中心として、周辺のエンターテインメント作品についても調べている。

----
&amp;bold(){調査方法}

　最初はオランダのネット書店で、オランダ語に翻訳されていそうな（≒ほかの欧米の言語に翻訳されている）作家の名前を入力・検索して調べたのだが、その後、以下のサイトで「Japan」と入力して検索するだけでオランダ語に翻訳された日本のミステリ一覧が簡単に入手できることが分かった。

-[[VN Detective en Thrillergids&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/vnster/index.php]]

　このサイトには日本ミステリのオランダ語訳を調べている過程でたまたまたどり着いたのだが、『ミステリマガジン』2009年1月号（世界のミステリ雑誌特集号）で翻訳家の塩崎香織氏がこのサイトを紹介していることにあとから気が付いた。それによれば、オランダのニュース週刊誌『Vrij Nederland』（VN）は年に一度、一年間に出版されたミステリの目録と作品レビューを載せた『VN Detective &amp; Thrillergids』（VN推理小説・スリラーガイド、以下、&amp;bold(){VNDT}）を付録につけている。上でリンクを貼ったサイトは、このVNDTのWebサイト版である。この付録がつきはじめたのは30年ほど前からだそうだが、Webサイト版にはそれ以前の出版情報も登録されているようである。

　VNDTで「Japan」と入力して検索してみると、江戸川乱歩、桐野夏生、高木彬光、戸川昌子、松本清張、宮部みゆきの作品がオランダ語に翻訳されていることが分かる。このうち高木彬光については、オランダのネット書店を検索した際には発見できなかったのでありがたい。なお、ネット書店で検索した際に、鈴木光司の作品がオランダ語に翻訳されていることが分かっていたが、VNDTには鈴木光司の書籍のデータは登録されていない。日本では鈴木光司の『リング』や『らせん』は『このミステリーがすごい！』や「週刊文春ミステリーベスト10」のランキングにも入っており、ミステリを中心とするエンターテインメントに含まれるとも考えられるが、オランダの「推理小説・スリラー」の枠には入ってこないようだ。また、今月（2012年5月）刊行予定の東野圭吾『容疑者Xの献身』のオランダ語版のデータも、当然ながらまだVNDTには登録されていない。

　なおVNDTのデータはオランダでの出版年、出版社などのデータが示されていないことも多い。以下の書誌データは、[[オランダ王立図書館&gt;&gt;http://www.kb.nl/]]、[[WorldCat&gt;&gt;http://www.worldcat.org/]]、およびオランダのオンライン書店[[bol.com&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/index.html]]のデータに基づくものである。

Index
#contents

*著者名50音順
**江戸川乱歩
Griezelverhalen uit Japan ／ （江戸川乱歩短編集）
-1961年刊　ディック・ブルーナデザインの[[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft/havank/zb437.jpg]]（VNDTより）
-ISBN 9022904377、1981年刊　※表紙は2008（2011?）年版と同じ
-ISBN 9044930753、2008年（WorldCat）または2011年（ネット書店）刊　[[表紙&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/griezelverhalen-uit-japan/1001004006426249/#product_images]]

-収録作
--De menselijke stoel （人間椅子）
--De psychologische test （心理試験）
--De rups （芋虫）
--De rots （断崖）
--De hel der spiegels （鏡地獄）
--De tweelingen （双生児）
--De rode kamer （赤い部屋）
--Twee verminkte mannen （二癈人）
--De reiziger met het bonte schilderij （押絵と旅する男）

　ブルーナ社より1961年刊行。その後、同出版社より何度か再刊されているようである。収録作は1956年出版の江戸川乱歩英訳短編集『Japanese Tales of Mystery &amp; Imagination』と同じ。オランダ語版の表題は、Google翻訳で英語に訳すと&quot;Horror Stories from Japan&quot;となった。編訳者は「[[オランダ推理小説略史／日蘭ミステリ交流史]]」で紹介したオランダのミステリ作家のハファンク。おそらく、英訳版からの重訳だろう。

　なお、ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンクが編んだアンソロジーにも乱歩の短編が収録されている。当リスト末尾の「[[アンソロジー&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/128.html#id_2e45c497]]」も参照のこと。
-De hel van de spiegels / 鏡地獄 （『Een Oosterse huivering』に収録、ブルーナ社、1980年）
-De rode kamer / 赤い部屋 （『Brief uit het dodenrijk』に収録、Loeb社、1983年）

**桐野夏生
（[[オランダ語版Wikipedia&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Natsuo_Kirino]]）
De nachtploeg ／ 『OUT』（1997）
-[[ISBN 9024553520&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/de-nachtploeg/1001004002134075/]] （Sijthoff、2005年2月）
-[[ISBN 902100531X&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/de-nachtploeg/1001004004930314/]] （Poema Pocket、2008年7月）
-[[ISBN 9021008475&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/de-nachtploeg/1001004006435906/]] （Poema Pocket、2009年5月）
Grotesk ／ 『グロテスク』（2003）
-[[ISBN 9021800268&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/grotesk/1001004004812992/]] （Sijthoff、2007年5月）
-[[ISBN 9021007967&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/grotesk/1001004006435858/]] （Poema Pocket、2009年3月）
Echte wereld ／ 『リアルワールド』（2003）
-[[ISBN 9021802465&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/echte-wereld/1001004006421022/]] （Sijthoff、2009年4月）
-[[ISBN 902107110X&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/echte-wereld/1001004010210090/]] （Poema Pocket、2010年10月）

　この3作品は英訳も出ている。VNDTによれば『OUT』は英訳版からの重訳。ほかの2冊もおそらく同じだろう。辛口で知られるVNDTの五段階評価では『OUT』から順に四つ星、二つ星、三つ星の評価を受けている。

**鈴木光司
Ring ／ 『リング』（1991）
-[[ISBN 9022989208&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/ring/1001004002131269/]] （ブルーナ社、2005年3月）　[[電子書籍版&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/ring/1001004007115226/]]もあり
Spiraal ／ 『らせん』（1995）
-[[ISBN 9022991385&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/spiraal/1001004002604999/]] （ブルーナ社、2005年11月）　[[電子書籍版&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/spiraal/1001004011653376/]]もあり
Dark water ／ 『仄暗い水の底から』（1996）
-[[ISBN 9022991113&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/dark-water/1001004002495464/]] （ブルーナ社、2005年8月）　[[電子書籍版&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/dark-water/1001004011656900/]]もあり

　3冊とも英訳版からの重訳。『リング』『らせん』『ループ』は三部作だが、『ループ』のオランダ語訳は出ていないようだ。

**高木彬光
De zaak Segawa ／ 『密告者』（1965）
-ISBN 9027436878 （Het Spectrum社 《Prisma-detective》269、1973年）　[[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft/pd269.jpg]]（VNDTより）
Rouw voor de bruid ／ 『ゼロの蜜月』（1965）
-ISBN 9027436908 （Het Spectrum社 《Prisma-detective》272、1974年）　[[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft/pd272.jpg]]（VNDTより）

　この2作品は英訳も出ている。『密告者』は英訳版からの重訳。『ゼロの蜜月』もおそらく同じだろう。Het Spectrum社のミステリ叢書《Prisma-detective》の刊行作品一覧（全576巻？）は[[こちら&gt;&gt;http://www.deboekenplank.nl/naslag/ser/spectrumprisma_detectives.htm]]で見られる。

**戸川昌子
De ladykiller ／ 『猟人日記』（1963）
-ISBN 9062912753 （BZZTôH、1987年） [[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft9/togawa1a.jpg]]（VNDTより）

　英訳版からの重訳。その後何度か再刊されているようだが、詳細不明。VNDTで見られる[[この表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft9/togawa1.jpg]]は1989年のHema社版（ISBN 9069761637）だろうか。なおどちらの表紙にも、下の方に「日本のパトリシア・ハイスミス」と書いてあるのが見える。

　なお、ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンクが編んだアンソロジーにも戸川昌子の短編が収録されている。当リスト末尾の「[[アンソロジー&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/128.html#id_2e45c497]]」も参照のこと。
-De vampier （『Een Oosterse huivering』に収録、ブルーナ社、1980年）

　おそらくは、1978年刊行の日本ミステリ英訳短編集『Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen』に収録の「黄色い吸血鬼」（The Vampire）をオランダ語に重訳したものだろう。

**東野圭吾
De fatale toewijding van verdachte X ／ 『容疑者Xの献身』（2005）
-[[ISBN 9044521128&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/fatale-toewijding-van-verdachte-x/9200000002212504/]] （Geus De、2012年5月）

　『容疑者Xの献身』はいわずと知れた、本格ミステリ大賞と直木賞を受賞し、『このミステリーがすごい！』、『本格ミステリ・ベスト10』、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位となり、アメリカ図書館協会により年間ベストミステリに選出され、アメリカのエドガー賞最優秀長編賞およびバリー賞最優秀新人賞にノミネートされた作品である（バリー賞の受賞作は2012年10月に確定）。2012年5月までに、韓国語、中国語、タイ語、ロシア語、ベトナム語、英語、カタルーニャ語、スペイン語、フランス語に翻訳されている（ほぼ出版順に並べた）。オランダ語版は2012年5月刊行予定。『容疑者Xの献身』の海外出版状況およびアジアと欧米での東野圭吾の受容については以前に「[[こちら&gt;&gt;東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に]]」でまとめた。

**松本清張
De Amsterdamse koffermoord en andere verhalen ／ 中短編集『アムステルダム運河殺人事件（and other stories）』
-ISBN 9029530464 （Arbeiderspers、1979年） [[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft10/matsum.jpg]]（VNDTより）

　中編小説「アムステルダム運河殺人事件」（1969）はオランダが舞台になっている作品。英訳などはなさそうなので、日本語から直接訳したのだろうか。訳者はM. Vos-Kobayashi。「アムステルダム運河殺人事件」以外の収録作は分からない。日本で刊行されている『アムステルダム運河殺人事件』は表題作と「セント・アンドリュースの事件」の2編が収録されるのが通例になっているようだが、オランダ語のタイトルが「en andere verhalen」（and other stories）と複数形になっているので、「アムステルダム運河殺人事件」以外に少なくとも2編が収録されているはずである。

　なお、ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンクが編んだアンソロジーにも松本清張の短編が収録されている。当リスト末尾の「[[アンソロジー&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/128.html#id_2e45c497]]」も参照のこと。
-De behulpzame verdachte （『Een Oosterse huivering』に収録、ブルーナ社、1980年）

　おそらくは、1978年刊行の日本ミステリ英訳短編集『Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen』に収録の「奇妙な被告」（The Cooperative Defendant）をオランダ語に重訳したものだろう。

**宮部みゆき
Dubbelrol ／ 『火車』（1992）
-[[ISBN 9029055405&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/dubbelrol/666798865/]] （Meulenhoff-M、1997年）

　英訳版からの重訳。VNDTの五段階評価では四つ星の評価を受けた。

*アンソロジー
　邦題は推定である。

Een Oosterse huivering （ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク編、ブルーナ社、1980年、[[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft9/weter19.jpg]]［VNDTより］）
|谷崎潤一郎|De tatoeeerder|「刺青」の抄訳か？|
|谷崎潤一郎|Verschrikking||
|魯迅|Dagboek van een gek|「狂人日記」の抄訳か？|
|戸川昌子|De vampier|「黄色い吸血鬼」|
|クシュワント・シン|Daulat Ram sterft||
|松本清張|De behulpzame verdachte|「奇妙な被告」|
|馮夢竜|De kanari moorden||
|ロバート・ファン・ヒューリック|Vier vingers||
|江戸川乱歩|De hel van de spiegels|「鏡地獄」|
|芥川龍之介|De folteringen van de hel|「地獄変」|
|蒲松齢|De herberg in Ts&#039;ai-tiyen||
|ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク|Spelevaren||
|ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク|Een kleine vergissing||

　表題は「東洋のホラー」（機械翻訳）。戸川昌子「黄色い吸血鬼」と松本清張「奇妙な被告」は1978年刊行の日本ミステリ英訳短編集『Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen』に収録されている。クシュワント・シン（Khushwant Singh）はクシワント・シンとも表記される。


Brief uit het dodenrijk（死者の便り） （ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク編、Loeb社、1983年、[[表紙&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft10/weteringbrief.jpg]]［VNDTより］）
|上田秋成（Oeda Akinari）|De raad van de kookketel||
|小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）|Twee legenden||
|谷崎潤一郎（Junichiro Tanizaki）|De dief||
|芥川龍之介（Ryonosuke Akutagawa）|In het struikgewas|「藪の中」|
|江戸川乱歩（Edogawa Rampo）|De rode kamer|「赤い部屋」|
|ロバート・ファン・ヒューリック|Moord op oudejaarsavond||
|三島由紀夫（Yoekio Mishima）|Dood in midzomer|「真夏の死」|
|西村京太郎（Kiotaro Nishimoera）|De vriendelijke afzetter|「優しい脅迫者」|
|三好徹（Tohroe Miyoshi）|Brief uit het dodenrijk|「死者の便り」|
|筒井康隆（Yasoetaka Tsoetsoei）|Hele aardige dames|「如菩薩団」|
|草野唯雄（Tadao Sohno）|Het herstelde hoofd|「復顔」|
|ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク|Het flaporen dossier||
|ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク|De nieuwe leerling||

　三好徹の「死者の便り」が表題になっている。このアンソロジーでは日本人の名前の綴りが特殊なのでそれも示した。
　西村京太郎「優しい脅迫者」、三好徹「死者の便り」、筒井康隆「如菩薩団」、草野唯雄「復顔」は1978年刊行の日本ミステリ英訳短編集『Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen』に収録されている。

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「[[日本ミステリの海外刊行]]」に戻る

-関連ページ：「[[オランダ推理小説略史／日蘭ミステリ交流史]]」（2012年5月12日）    </description>
    <dc:date>2012-05-12T21:30:31+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/188.html">
    <title>オランダ推理小説略史／日蘭ミステリ交流史</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/188.html</link>
    <description>
      2012年5月12日

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　「オランダの推理小説」というものが日本でことさら取り上げられることはほとんどない。オランダの外交官・東洋学者・探偵作家のロバート・ファン・ヒューリック（1910-1967）は例外的に日本での知名度が高いが、その作品が「オランダの推理小説」だと意識されることはあまりないだろう。ファン・ヒューリックは中国を舞台とするミステリを英語で執筆していたからである。

　とはいえ、オランダと日本の推理小説界の因縁（？）は浅くない。西洋の探偵小説が初めて日本語に翻訳されたのは江戸時代末期だとされるが、その翻訳探偵小説はオランダの作品だったのである。また、江戸川乱歩は前述のロバート・ファン・ヒューリックと親しい付き合いがあったほか、日本ではまったく無名のオランダの探偵作家W・G・キエルドルフと手紙のやり取りをしたりもしている。以下では日本との関係をメインに、オランダ推理小説の歴史を紹介する。

-関連記事：「[[オランダ語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ]]」（2012年5月12日）

Index
#contents

* 江戸時代に邦訳されたクリステメイエルの短編探偵小説2編
　今から151年前、江戸時代末期の西暦1861年（明治元年は1868年）、洋学者の神田&amp;ruby(たかひら){孝平}（1830-1898）がオランダの短編探偵小説（または探偵実話）2編を和訳している。これが西洋の探偵物の最初の邦訳だとされている。神田孝平自身がつけた訳題は「ヨンケル・ファン・ロデレイキ一件」と「青騎兵&amp;ruby(ならびに){并}右家族共吟味一件」。1997年に西田耕三氏が神田孝平の訳文を現代語に訳して出版した際には、タイトルは&amp;bold(){「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」}、&amp;bold(){「青騎兵とその家族の捜査の顚末」}としている。現代語の方が分かりやすいので、以下、これらの作品については西田耕三氏の訳題を使うこととする。

　「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」と「青騎兵とその家族の捜査の顚末」の作者はオランダの&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ヤン・バスティアン・クリステメイエル}}（Jan Bastiaan Christemeijer、1794-1872）。この2編は、1820年に出版のクリステメイエル『刑事裁判および人間の過失の実録からなる文書』（短編5編収録、訳題は宮永孝氏に拠る）に掲載されたのが最初だと目されている。その前年にはクリステメイエルの同様の趣旨の短編7編を収録する本が出版されており、1830年にはその2冊を合わせた全12編収録の本が出版されている。神田孝平はこの1830年出版の本から2編を選んで翻訳したのである（この1830年版は[[Googleブックスで全ページ閲覧可能&gt;&gt;http://books.google.co.jp/books?id=L0tLAAAAcAAJ]]）。

　この2編は神田孝平が1861年に翻訳してからすぐに広く世間に知られた訳ではなく、最初は写本の形で回し読みされた。&amp;bold(){「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」}の方は1877年から1878年にかけて「&amp;ruby(ヨンゲル){楊牙児}ノ奇獄」というタイトルで雑誌『花月新誌』に連載されたのが世に出た最初で、1886年には『和蘭美政録 楊牙児奇談』（[[Googleブックスで全ページ閲覧可能&gt;&gt;http://books.google.co.jp/books/about/%E6%A5%8A%E7%89%99%E5%85%90%E5%A5%87%E7%8D%84.html?hl=ja&amp;id=kfw4IpU_0O8C]]）というタイトルで出版されている。これらは神田孝平の訳文のまま世に出た訳ではなく、一部が省略されるなど他人の手が加わっていた。なお、エドガー・アラン・ポー（1809-1849）の「モルグ街の殺人」が初めて邦訳・新聞掲載されたのが1887年、須藤南翠（1857-1920）の「殺人犯」の発表が1888年、黒岩涙香（1862-1920）の「無惨」の発表が1889年である。「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」の邦訳が世に出たのはそれらよりも早かったことになる。
　&amp;bold(){「青騎兵とその家族の捜査の顚末」}の方は、1892年に『日本之法律』に「探偵小説 青騎兵」というタイトルで連載されたのが世に出た最初である（川戸道昭氏の論文「[[ミステリー小説のあけぼの&gt;&gt;http://homepage3.nifty.com/nada/page051.html]]」で明らかにされた）。同時期に『日本之少年』にも連載された。のちに『新青年』1931年4月号にも掲載されている。

　さて、探偵小説の嚆矢とされるエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」が発表されたのが1841年なので、クリステメイエルの作品はそれよりも早いということになる。法政大学教授で、原典およびクリステメイエルについての詳細な調査を行った宮永孝氏は論文「&amp;ruby(ヨンケル){楊牙児}奇獄」（2011）で以下のように書いている。

&gt;ポーの先の探偵小説【注：「モルグ街の殺人」】が活字となる二十年ほど前に、オランダにおいてちゃんとした探偵小説が存在したのである。が、オランダ語といった特異な言語のせいか、世間の注意をほとんど惹かず、また大して問題にもされず、こんにちに至っている。

　同論文（[[こちらで全文閲覧可能&gt;&gt;http://repo.lib.hosei.ac.jp/handle/10114/6702]]）の末尾には、宮永氏による 「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」のオランダ語原典からの翻訳「ヨンケル・ファン・ロデレイケ一件――別名 喜劇の&amp;ruby(タイトル){表題}によって発覚した二重殺人事件」が付されている。気になる方は、ぜひこちらで実際に読んでもらいたい。
　なお、中島河太郎氏は宮永孝氏の調査結果を紹介しつつ、「日本探偵小説史」で以下のような見解を示している。

中島河太郎「日本探偵小説史」『日本探偵小説全集12 名作集2』創元推理文庫、1989年2月、p.609-610より引用
&gt;　ともかく日本の最初の翻訳探偵小説の身許がようやくつきとめられた。原作は一八二〇年刊行のオランダの作品となると、ポオの「モルグ街の殺人」より、さらに遡ること二十年あまりである。肝腎の原著者については皆目分らないし、また構成の上から眺めても、果たして小説として書かれたか疑問が残らないわけではない。「楊牙児」は（――ネタばれ――）に趣向があり、「青騎兵」は二つの事件を交錯させ、他人を陥れようと種々のトリックを弄するおもしろ味はあるが、ともかく推理的部分は薄弱で、本格的構成はポオに譲らなければならない。

　西田耕三氏による神田孝平の訳文からの現代語訳（「ヨンケル・ファン・ロデレイキ殺人事件」、「青騎兵とその家族の捜査の顚末」）は、西田耕三編『日本最初の翻訳ミステリー小説 : 吉野作造と神田孝平』（耕風社、1997年）に収録されている。「青騎兵とその家族の捜査の顚末」が現代語で読めるのはおそらくこの本だけだろう。なおこの本には、神田孝平が和訳した「ヨンケル・ファン・ロデレイキ一件」と「青騎兵&amp;ruby(ならびに){并}右家族共吟味一件」、および1877年に『花月新誌』に掲載されたバージョンの「楊牙児ノ奇獄」も収録されている。

* 江戸川乱歩とオランダの探偵作家の交流
　江戸川乱歩（1894-1965）がオランダの探偵作家の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ロバート・ファン・ヒューリック}}（Robert van Gulik、1910-1967）と交流があったというのはよく知られた話だろう。ファン・ヒューリックは中国の裁判小説に題材をとった&amp;ruby(ディー){狄}判事シリーズ（ハヤカワ・ミステリで全作品邦訳されている）で知られるが、外交官・東洋学者でもあり、日本語・中国語に堪能だった。乱歩は1949年の大みそか、高島屋の古書展でファン・ヒューリックが中国語から英訳した『Dee Goong An』（&amp;ruby(ディー){狄}公案）を入手。乱歩はこの中国の探偵小説を「長篇本格探偵小説の体をなしていて西洋のガボリオやボアゴベイに比べても、大して見劣りしない」（探偵作家クラブ会報第33号、1950年2月）と称賛している。乱歩は古書店の店主を通じてファン・ヒューリック本人とも連絡を取り、1950年5月の土曜会（探偵作家クラブの月例会）に招いたりもしている。その模様は、雑誌『宝石』に掲載の座談会「中国の探偵小説を語る」（1950年9月号）で読むことができる（ロバート・ファン・ヒューリック『柳園の壺』［ハヤカワ・ミステリ、2005年］巻末にも一部再録）。なおファン・ヒューリックはオランダの推理作家だが、作品は英語で執筆した。最初の創作&quot;The Chinese Maze Murders&quot;の邦訳が『迷路の殺人』と題されて英語版に先駆けて出版されたのは1951年のことである（2009年刊のハヤカワ・ミステリ版のタイトルは『&amp;ruby(さらん){沙蘭}の迷路』）。

　乱歩は1957年、ファン・ヒューリックの仲介で、オランダの探偵作家の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){W・G・キエルドルフ}}（[[Wilhelm Gustave Kierdorff&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Pim_Hofdorp]]、1912-1984）と手紙のやり取りをしている。キエルドルフが乱歩に送った手紙によれば、キエルドルフは1956年、オランダの探偵作家クラブであるジェフリー・ギル・クラブ（Geoffrey Gill Club）を創設。会員は約50名。クラブの名称になっているジェフリー・ギルとは、オランダ探偵小説の創始者とされるイファンス（Ivans、本名：[[Jakob van Schevichaven&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Jakob_van_Schevichaven]]、1866-1935）の作品で主人公を務めるイギリス人探偵の名前だという。乱歩のもとにはこのジェフリー・ギル・クラブの機関誌『MYSTERIE-Detective』も送られてきている。キエルドルフは機関誌の第3号で日本の探偵小説と探偵作家クラブについて紹介したいと書いているが、それが実現したのかは分からない。キエルドルフは乱歩のほかにも、フランス版EQMMの編集長のモーリス・ルノール（Maurice Renault）、アメリカのドナルド・A・イェイツ（Donald A. Yates）、デンマークのシャーロック・ホームズ・クラブ創設者のヘンリックセン（Henriksen）、フランス在住のペルシャ人フレイドン・ホヴェイダ（Fereydoun Hoveyda、邦訳書に『推理小説の歴史はアルキメデスに始まる』［東京創元社、1981年］等）、オーストラリアの探偵作家アーサー・アップフィールド（Arthur Upfield）など、世界中の探偵小説関係者と連絡をとっていたようだ。キエルドルフが乱歩に送った最初の手紙の原文（英語）は、日本探偵作家クラブ会報第133号（1958年9月）に全文掲載されている。乱歩とキエルドルフの手紙のやり取りがどれぐらい続いたのかは分からない。乱歩はキエルドルフの最初の手紙に対して「詳しい返事を出しておいた」（日本探偵作家クラブ会報第119号、1957年5・6月）と書いているので少なくとも1度は返信したようだが、お互い手紙を1通送ったきりで終わってしまったのかもしれない。

　乱歩は海外のミステリ事情の紹介に熱心で、1960年11月の日本探偵作家クラブ会報第158号では英国推理作家協会（CWA）会報1960年8月号の記事を紹介している。それによれば、オランダのジェフリー・ギル・クラブのJacqueline Kempeesが英国推理作家協会に、オランダの推理小説界を紹介する手紙を寄越してきたのだという。英国推理作家協会に寄せられたこの手紙では、ジェフリー・ギル・クラブの会長はピム・ホフドルプ（Pim Hofdorp）とされていた。乱歩は気付いていなかったと思われるが、ピム・ホフドルプというのはW・G・キエルドルフの筆名であり、つまりホフドルプとキエルドルフは同一人物である。

　ところで、W・G・キエルドルフとは一体何者だったのだろう。オランダ語版Wikipediaの記事をGoogle翻訳で英語に直すという不確かな方法に頼って紹介すると、W・G・キエルドルフは1912年2月4日生まれ。ピム・ホフドルプ（Pim Hofdorp）という筆名で、1959年から1980年にかけて、オランダのハーグを舞台とする推理小説シリーズを発表した。このシリーズにはハーグについての地誌学的・歴史学的知識がふんだんに盛り込まれていたそうだ。1984年6月9日逝去。残念ながら、その作品の邦訳はない。

* W・G・キエルドルフによるオランダ探偵小説略史（20世紀初頭～1950年代）
　『探偵倶楽部』1958年7月号にはW・G・キエルドルフの「オランダの探偵小説」という記事が載っている。キエルドルフが乱歩に送った最初の手紙の原文（英語）を読んでみると、その手紙にはキエルドルフがフランス語で書いたオランダ探偵小説略史が同封されていたことが分かる。手紙によれば、モーリス・ルノールが創設したフランスの探偵小説愛好クラブ Club Mystère Fiction の会誌に寄稿したものだという。『探偵倶楽部』に載った記事は、おそらくはこれを翻訳したものだろう。ちなみにネット上を検索してみたところ、Club Mystère Fictionの会誌の目次を紹介しているページがあった（[[リンク&gt;&gt;http://forums.bdfi.net/viewtopic.php?id=1741]]）。キエルドルフの寄稿&quot;Le Roman policier aux Pays-Bas&quot;（オランダの探偵小説）はClub Mystère Fictionの会誌の第5号（1955年11月・12月）に載ったようである。
　この時期には乱歩は探偵雑誌『宝石』の編集長となっていたので、キエルドルフの原稿がライバル誌である『探偵倶楽部』に載ったのは少々不思議である。

　以下、W・G・キエルドルフ「オランダの探偵小説」に従って、オランダの1950年代までの探偵小説略史を紹介する。

　この記事によれば、オランダ探偵小説の創始者である&amp;bold(){&amp;color(#e07000){イファンス}}（Ivans、本名：[[Jakob van Schevichaven&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Jakob_van_Schevichaven]]、1866-1935）は1910年にデビュー。この特異な筆名は本名の一部を拾って作られたものである（J + van + S → Ivans）。イファンスの探偵小説で探偵役を務めるのは、シャーロック・ホームズそっくりのイギリス人名探偵ジェフリー・ギル（Geoffrey Gill）。ワトソン役はオランダの法学博士ウィレム・ヘンドリクス。ジェフリー・ギルの探偵譚は1930年までにオランダ国内に10万人の読者を獲得し、北欧の言語にも翻訳されたという。

　イファンスの後継者とみなされていたのが探偵作家の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ハファンク}}（[[Havank&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Havank_(schrijver)]]、本名：Hendrikus Frederikus van der Kallen、1904-1964）。この筆名はイファンスの筆名と同じやり方で作られている（H + van + K → Havank）。ハファンクはパリ警視庁のシルヴェール警部（Silvère）とその助手シャルル・カルリエ（Charles C.M. Carlier、通称Schaduw［影、シャドー］）を主人公とする探偵小説を執筆。2人はヨーロッパ各地で活躍。時にはオランダが舞台になることもあったが、基本的にはフランスが舞台の作品が多い。

　大手出版社のブルーナ社が1947年、新人探偵作家発掘のためのコンテストを開始。これによりオランダの探偵小説は飛躍することになる。受賞者の中で特筆すべきはアムステルダムの新聞記者、&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ヨープ・ファン・デン・ブルック}}（[[Joop van den Broek&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Joop_van_den_Broek]]、1926-1997）。彼の受賞作の『ナドラのための真珠』（Parels voor Nadra、1953）は、ジャカルタの質屋で盗まれた真珠の財宝が主題になっている。この作者はアメリカのハードボイルド、特にミッキー・スピレーンの影響を受けていたという。同時期には、ベルト・ヤーピン（Bert Japin）、アプ・フィッセル（[[Ab Visser&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Ab_Visser]]）、ハリエット・フレーゼル（[[Harriët Freezer&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Harri%C3%ABt_Freezer]]）、エリーネ・カーピット（Eline Capit）、ボプ・ファン・オイエン（Bob van Oyen）など続々と若手の探偵作家が登場している。

&gt;　ちなみにブルーナ社は、ミッフィーで知られるディック・ブルーナ（Dick Bruna）の父が経営していた出版社である。ディック・ブルーナはブルーナ社の推理小説のペーパーバックの表紙デザインを手がけており、その数は2000点以上にのぼるという。その一部は輸入雑貨店assistonのサイトの[[こちらのページ&gt;&gt;http://www.assiston.co.jp/?item=1788]]や、古書店dessinのサイトの[[こちらのページ&gt;&gt;http://dessinweb.jp/SHOP/DI-0010.html]]などで見ることができる。
&gt;　前述のハファンクの作品もブルーナ社から出版されており、ディック・ブルーナが装丁を手がけていた。ハファンクの作品は邦訳がなく、日本のミステリファンの間でその名はまったく知られていないと思うが、この名前は日本のディック・ブルーナファンの間では有名であるらしい。「ハファンク」と日本語で入力して検索してみると、結構な数の情報がヒットする。
&gt;　ハファンクは創作のほかに英米探偵小説のオランダ語への翻訳も行っていた。1961年に出版された江戸川乱歩のオランダ語訳短編集『Griezelverhalen uit Japan』の編訳者でもある。もちろん日本語からではなく、1956年に出版された江戸川乱歩の英訳短編集『Japanese Tales of Mystery &amp; Imagination』から重訳したものだろう。この乱歩のオランダ語訳短編集もブルーナ社から出版されており、ディック・ブルーナが装丁を手がけたようだ。表紙イラストは[[こちら&gt;&gt;http://www.liacs.nl/~kosters/kaft/havank/zb437.jpg]]で見られる。同社より1981年に新装版が刊行されているが、表紙を見てみると、乱歩の名前よりもハファンクの名前の方が目立っている（[[リンク&gt;&gt;http://www.bol.com/nl/p/griezelverhalen-uit-japan/1001004006426249/#product_images]]）。

　ほかの特筆すべき作家に、&amp;bold(){&amp;color(#e07000){W・H・ファン・エームラント}}（[[W.H. van Eemlandt&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/W.H._van_Eemlandt]]、本名：Willem Hendrik Haasse、1888-1955）がいる。彼は1953年、65歳で探偵作家デビュー。アムステルダム司法警察のアールト・ファン・ハウトヘム警視（Aart van Houthem）を主人公とする探偵小説シリーズを1953年から1955年の3年間で12作発表した。1955年11月逝去。その作品はドロシー・L・セイヤーズと比較されることもあったというが、キエルドルフは、むしろジョルジュ・シムノンのメグレ警部ものと共通する点が多いと述べている。なお、娘のヘラ・ハーセ（Hella Haasse、1918-2011）もミステリ作家ではないが有名な作家で、父よりも早くデビューしている。ヘラ・ハーセの作品は邦訳される予定があるらしい。

　キエルドルフ「オランダの探偵小説」に記述されているのはここまでである。この記事はW・H・ファン・エームラントの1955年11月の死去に言及があり、また1955年のことを「去年」と書いていることから、1956年に執筆されたもの（または1956年に発表することが予定されていたもの）だと推定できる。この記事がClub Mystère Fictionの会誌の第5号（1955年11月・12月）に載ったとする推定とは辛うじて矛盾しない。または、乱歩のもとに送られてきたのは、キエルドルフがClub Mystère Fictionの会誌に寄稿したものに少々加筆したものだったのかもしれない。

* 1960年代以降の主なミステリ作家
　1960年代以降のオランダのミステリ界について、日本で知られていることは少ない。ここでは邦訳のある作家について紹介する。

　&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク}}（Janwillem van de Wetering、1931-2008）はオランダに生まれ、南アフリカ共和国、イギリス、日本、コロンビア、オーストラリアなど世界中を渡り歩く。日本を訪れたのは哲学の勉強を通して禅に興味を持ったためで、京都で一年半ほど座禅三昧の日々を過ごしたという。その後オランダに帰国して警察官となり、1975年、40代で推理作家デビューした。代表シリーズはアムステルダム警察のフライプストラ警部補（Grijpstra）とデ・ヒール巡査部長（de Gier）のシリーズで、日本では第4作まで邦訳されている。ほかに、日本人の斎藤警部が主人公の短編作品などもある。

　&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ティム・クラベー}}［ティム・クラベとも表記］（Tim Krabbé、1943- ）はウェテリンクより10歳以上年下だが、デビューはティム・クラベーの方が早い。1967年にデビューし、現在も執筆活動を続けている。1995年には、前年発表の『マダム・20』（邦訳1996年、青山出版社）でオランダ推理作家協会の黄金の首吊り輪賞を受賞している。邦訳は『マダム・20』のほかに、『失踪』（邦訳1993年、日本放送出版協会）と『洞窟』（邦訳2002年、アーティストハウス）がある。

　&amp;bold(){&amp;color(#e07000){トーマス・ロス}}（[[Tomas Ross&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Tomas_Ross]]、1944- ）はオランダ推理作家協会創設の主導者で、会長も務めた人物。本名はウィレム・ホーヘンドールン（Willem Hogendoorn）。1980年ごろから政治小説やサスペンス小説を発表しはじめた。1987年、1996年、2003年に黄金の首吊り輪賞を受賞。1990年にはスウェーデンの推理作家マイ・シューヴァルと合作した『グレタ・ガルボに似た女』がスウェーデンの出版社から刊行されている（邦訳は1993年、角川文庫）。この作品は、それぞれが一章ずつ書き、その原稿を粗訳とともに相手に送り、送られた方がそれに自分なりに手を加えて、また翻訳をつけて送り返す、という方式で執筆されたもので、完成までに3年かかったという。マイ・シューヴァルはマルティン・ベックシリーズの共同執筆者であった夫のペール・ヴァールーが1975年に死去して以来創作から遠ざかっており、『グレタ・ガルボに似た女』は15年ぶりの新作となった。

　《世界のミステリ》を特集した『ミステリマガジン』1999年3月号にはオランダの推理作家、クリス・リッペンの短編「芸術」が掲載されている。&amp;bold(){&amp;color(#e07000){クリス・リッペン}}（Chris Rippen、1940- ）は48歳で推理作家デビュー。1991年に発表した第2作&quot;Playback&quot;で翌年、オランダ推理作家協会の黄金の首吊り輪賞を受賞。『ミステリマガジン』1999年3月号に短編が掲載された当時にはオランダ推理作家協会の会長も務めていた。

　ところで、オランダの南に隣接するベルギーの北半分（フランダース地域［狭義］）ではオランダ語が使用されており、もちろん、オランダ語で推理小説を執筆している作家もいる。クリス・リッペンの作品の邦訳が載ったのと同じ『ミステリマガジン』1999年3月号には、オランダ語で作品を執筆するベルギー人作家ボブ・メンデスの短編「国王への報告書」も掲載されている。&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ボブ・メンデス}}（[[Bob Mendes&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Bob_Mendes]]、1928- ）は1989年に会計士の仕事を辞めてから本格的に執筆活動を開始。1993年には&quot;Vergelding&quot;（復讐）でオランダ推理作家協会の黄金の首吊り輪賞を受賞。1997年には&quot;De kracht van het vuur&quot;（火力）で再度同賞を受賞した。
　ベルギーの推理作家としてはジョルジュ・シムノン（Georges Simenon）とスタニスラス＝アンドレ・ステーマン（Stanislas-André Steeman）が有名だが、二人はベルギー南部の出身で、創作活動にはフランス語を使用した。

* オランダ推理作家協会とフランダース推理作家協会
　オランダ推理作家協会（Genootschap van Nederlandstalige Misdaadauteurs［略称 GNM］）は1986年創設。同年より毎年、オランダ語で書かれた年間最優秀のミステリ作品に黄金の首吊り輪賞（[[Gouden Strop&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Gouden_Strop]]、[[公式サイト&gt;&gt;http://www.degoudenstrop.nl/]]）を授与している。この賞の名前は先に言及したヨープ・ファン・デン・ブルック（[[Joop van den Broek&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Joop_van_den_Broek]]、1926-1997）が1982年に発表した『黄金の首吊り輪』に由来する。Gouden Strop賞は『ミステリマガジン』1998年4月号p.53では「黄金の首吊り輪賞」、1999年3月号p.35、p.61では「金の投げ縄賞」という訳語が使われている。また、2008年11月号p.66では単に「オランダ推理作家協会賞」とされている。このページでは仮に黄金の首吊り輪賞という訳語を使用しておく。
　オランダ推理作家協会は1997年より、年間最優秀新人にシャドー賞（De Schaduwprijs、[[公式サイト&gt;&gt;http://www.schaduwprijs.nl/]]）を授与している。この賞の名前はハファンクの作品に登場するシャドーに由来する。オランダ推理作家協会が主催する賞にはほかに、GNM巨匠賞（De GNM Meesterprijs）がある。

　オランダ推理作家協会（GNM）が1986年に創設されたのち、1991年にはベルギーのオランダ語使用地域（フランダース地域）でフランダース推理作家協会（[[Genootschap van Vlaamse Misdaadauteurs&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Genootschap_van_Vlaamse_Misdaadauteurs]]［略称 GVM］）が創設されている。フランダース推理作家協会は2002年より、オランダ語で執筆された年間最優秀のミステリ作品にダイヤモンドの弾丸賞（[[Diamanten Kogel&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Diamanten_Kogel]]）を授与している。前述のボブ・メンデスは2004年、&quot;Medeschuldig&quot;でダイヤモンドの弾丸賞を受賞している。2004年以降、ダイヤモンドの弾丸賞の対象にはオランダの作家の作品も含まれるとされた。

　フランダース地域の推理小説を対象とするミステリ賞としては、フランダース推理作家協会が主催するダイヤモンドの弾丸賞以外に、エルキュール・ポアロ賞（[[Hercule Poirotprijs&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Hercule_Poirotprijs]]）というのもある。

-関連リンク
--[[オランダの推理作家一覧 - オランダ語版Wikipedia&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Lijst_van_Nederlandse_schrijvers_van_detectives_en_thrillers]]
--[[フランダース地域の推理作家一覧 - オランダ語版Wikipedia&gt;&gt;http://nl.wikipedia.org/wiki/Lijst_van_Vlaamse_schrijvers_van_detectives_en_thrillers]]
--[[邦訳されたオランダの推理小説／ミステリ&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/RJ6MO1FKOZNKG]] （日本のamazon内に作成したリスト）

----
関連記事
-江戸川乱歩と交流のあった海外ミステリ作家の紹介
--オランダのロバート・ファン・ヒューリック、W・G・キエルドルフ（当ページ）
--[[ソ連のロマン・キム&gt;ソ連／ロシア推理小説翻訳史/ロマン・キム（1899-1967）]]
--[[韓国の金来成（キム・ネソン）&gt;韓国ミステリ史 特別編 - 金来成（キム・ネソン）（1909-1957）【1】]]
-非英語圏ミステリ略史
--オランダ（当ページ）
--[[ソ連／ロシア&gt;ソ連／ロシア推理小説略史]]
--[[スペイン・ポルトガル・中南米&gt;スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史]]    </description>
    <dc:date>2012-05-12T21:26:42+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/125.html">
    <title>スペイン語・ポルトガル語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/125.html</link>
    <description>
      2012年5月2日

　スペイン語およびポルトガル語に翻訳された日本の推理小説がどれぐらいあるのかを調べた。

　「[[英訳&gt;英訳された日本の推理小説／ミステリ]]」、「[[フランス語訳&gt;フランス語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ]]」、「[[ドイツ語訳&gt;ドイツ語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ]]」、「[[イタリア語訳&gt;イタリア語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ]]」がどれぐらいあるのかは以前に調べている。これらのリストでは鈴木光司のホラー小説なども含め広くエンターテインメント作品を掲げているが、それらを除くと、英訳出版された日本のミステリは約60冊、フランス語訳も同じく約60冊、ドイツ語訳とイタリア語訳はそれぞれ約20冊ほどである。そして今回調べたところ、スペイン語に翻訳された日本のミステリは20冊弱程度であった。もっともこれらの数字はあくまでも気が付いた分だけなので、実際には数はもう少し多くなるだろう。

-関連記事：「[[スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史]]」（2012年5月2日）

Index
#contents

*スペイン語訳
　[[スペインamazon&gt;&gt;http://www.amazon.es]]で、「翻訳されていそうな」日本の作家名を検索して作成したものである。「翻訳されていそうな」作家とは、英語やフランス語、ドイツ語、イタリア語などに翻訳されている作家である。そのような性質のリストのため、スペイン（語圏）で刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。
　
　ここで示しているのはあくまでも見つけたものだけである。たとえば、鈴木光司『リング』のスペイン語版は、2010年12月に発行されたものが見つかったのでそれにリンクをはっているが、2010年12月以前にも翻訳は出ていたかもしれない。

　ISBNをクリックするとスペインamazonの対応するページが開くようになっている。

**江戸川乱歩
（[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Ranpo_Edogawa]]）
-Relatos japoneses de misterio e imaginación
--[[ISBN 8496423220&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496423220]] 第一版（2008年6月？？）
--[[ISBN 8496423549&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496423549]] 第二版（2007年12月？？）
-La Lagartija Negra y la Bestia entre las Sombras ／ 『黒蜥蜴』と『陰獣』
--[[ISBN 8496423638&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496423638]] （2008年11月）
-Moju: La bestia ciega ／ 『盲獣』
--[[ISBN 8496423603&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496423603]] （2010年10月）

　『Relatos japoneses de misterio e imaginación』は9編収録の短編集。英訳短編集『Japanese Tales of Mystery And Imagination』を翻訳したものだと思われる。収録作品は英訳短編集と同じく、「人間椅子」、「心理試験」、「芋虫」、「断崖」、「鏡地獄」、「双生児」、「赤い部屋」、「二癈人」、「押絵と旅する男」。

**桐野夏生
-Out ／ 『OUT』（1997）
--[[ISBN 8496580296&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496580296]] （2008年2月）
--[[ISBN 8496580415&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496580415]] （2009年2月）
-Grotesco ／ 『グロテスク』（2003）
--[[ISBN 8496580644&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496580644]] （2011年3月）
--[[ISBN 8496580245&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8496580245]] （2012年2月）

**鈴木光司
（[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/K%C5%8Dji_Suzuki]]）
-The Ring ／ 『リング』（1991）
--[[ISBN 8439710356&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8439710356]] （2010年12月）

　続編の『らせん』と『ループ』のスペイン語訳は見当たらなかった。ほかに、MEIMUによる漫画版『[[仄暗い水の底から&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/9875624004]]』がスペイン語になっている。

**戸川昌子
-Un Beso de Fuego ／ 『火の接吻』（1984）
--[[ISBN 8440618468&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8440618468]] （1991年5月） ※書影なし
-Lady killer ／ 『猟人日記』（1963）
--[[ISBN 8440618425&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8440618425]] （1993年2月） ※書影なし
-La llave maestra ／ 『大いなる幻影』（1962）
--[[ISBN 8440618433&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8440618433]] （1993年5月） ※書影なし

　『火の接吻』スペイン語版の表紙は「[[こちら&gt;&gt;http://www.todocoleccion.net/literatura-japonesa-un-beso-fuego-masako-togawa~x25060150]]」、『猟人日記』スペイン語版の表紙は「[[こちら&gt;&gt;http://www.todocoleccion.net/lady-killer-masako-togawa-ediciones-b-serie-tiempos-modernos~x7069955]]」などで見られる。

**西尾維新
（[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Nishio_Ishin]]）
-Death Note: Another Note ／ 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』（2006）
--[[ISBN 8483575361&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8483575361]] （2009年10月）

**東野圭吾
-La devoción del sospechoso X ／ 『容疑者Xの献身』（2005）
--[[ISBN 8466647368&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8466647368]] （2011年10月）

　『容疑者Xの献身』のカタルーニャ語訳『[[La devoció del sospitós X&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/846664914X]]』もあり。
　東野圭吾の欧米での受容については以前に「[[こちら&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/178.html#id_037883ba]]」でまとめました。

**宮部みゆき
（[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Miyuki_Miyabe]]）
|スペイン語タイトル|原題|ISBN|出版社、出版年|備考|
|La Sombra Del Kasha|『火車』（1992）|[[ISBN 8493777021&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8493777021]]|Quaterni、2010年10月||
|Fuego Cruzado|『クロスファイア』（1998）|[[ISBN 849377703X&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/849377703X]]|Quaterni、2011年3月||
|El Susurro del diablo|『魔術はささやく』（1989）|[[ISBN 8493777064&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8493777064]]|Quaterni、2011年11月||

**横溝正史
-El Clan Inugami ／ 『犬神家の一族』（1951）
--[[ISBN 849800263X&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/849800263X]] （2008年2月）
--[[ISBN 8498004888&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8498004888]] （2009年5月）

**漫画の翻訳
-乙一
--清原紘による漫画版『[[失踪Holiday&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/8483573954]]』、『[[きみにしか聞こえない&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/848357909X]]』
-高見広春
--田口雅之による漫画版『バトル・ロワイアル』および富沢ひとしによる『ブリッツ・ロワイアル』がスペイン語に翻訳されている。
--※著者名表記はKoshun TakamiではなくKoushun Takamiであることに注意。

*カタルーニャ語訳
　カタルーニャ語はスペイン東部で使用されている言語。
**東野圭吾
　東野圭吾『容疑者Xの献身』（2005）のカタルーニャ語訳『[[La devoció del sospitós X&gt;&gt;http://www.amazon.es/dp/846664914X]]』（2011年9月）が刊行されているようである。

*ポルトガル語訳
　国際交流基金が作成している「[[日本文学翻訳書誌検索&gt;&gt;http://www.jpf.go.jp/JF_Contents/InformationSearchService?ContentNo=13&amp;SubsystemNo=1&amp;HtmlName=search.html]]」（そのデータの参照元になっているのは『Japanese Literature in Foreign Languages』［日本ペンクラブ、1997年］等）で調べてみると、日本ミステリのポルトガル語訳には少なくとも以下のものがあるようである。

-桐野夏生『OUT』、『グロテスク』（ブラジルで刊行）
-西村京太郎『名探偵なんて怖くない』（ポルトガルで刊行）
-松本清張『ゼロの焦点』（ブラジルで刊行）

　これ以外に、ネット上を適当に検索してみると、松本清張『点と線』のポルトガル語版の『Dois Pontos e uma Reta』なども見つかった。
　ポルトガル語版については、今後改めて調べてみるつもりである。

----
「[[日本ミステリの海外刊行]]」に戻る    </description>
    <dc:date>2012-05-03T16:36:15+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/187.html">
    <title>スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/187.html</link>
    <description>
      2012年5月2日

注
-このページの作成者はスペイン語・ポルトガル語は読めません。
-このページは、スペイン語圏およびポルトガル語圏の推理小説について書かれた日本語の文献を元に作成したものです。

　「[[スペイン語・ポルトガル語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ]]」の記事を作成した際に、手元にある資料をまとめて冒頭で簡単にこれらの地域のミステリ事情を紹介しようと思ったのだが、書いているうちに予想外に長くなってしまったのでこうして別のページにまとめることにした。

&amp;bold(){参考文献}
-スペイン語圏
--ローベール・ドゥルーズ「スペインのミステリー小説」（ローベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』JICC（ジック）出版局、1992年10月、pp.243-244）
--井上知「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 スペイン」（『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.32-33）
--島田一男「世界の四隅」（『探偵作家クラブ会報』第27号、1949年8月、pp.2-3） ※アルゼンチン
--野谷文昭「［国別・地域別／未訳ミステリ紹介］ラテンアメリカ 虚構の上に構築された知的ゲームを楽しむ」（『翻訳の世界』1991年7月号、p.55） ※アルゼンチン
--佐藤勘治「メキシコ・ミステリ事情：タイボ二世成功の理由」（『ミステリマガジン』1999年3月号【特集：世界のミステリ】、pp.42-43）
-ポルトガル語圏
--島田一男「世界の四隅」（『探偵作家クラブ会報』第27号、1949年8月、pp.2-3） ※ポルトガル
--国安真奈「懐疑主義の罠 R・フォンセーカのノワール」（『ユリイカ』2000年12月臨時増刊号、pp.166-167、［コラム 世界のノワール ブラジル］）

----
Index
#contents

*スペインミステリ略史
　ドゥルーズ「スペインのミステリー小説」によれば、第二次世界大戦後のスペインで出版されていたミステリは英米作品の翻訳ばかりで、1953年に&amp;color(#e07000){&amp;bold(){マリオ・ラクルース}}（Mario Lacruz、1929-2000、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Mario_Lacruz]]）が『無実』（El inocente）を発表するまで、スペイン国内に特筆すべき作品は生まれなかった。そして1970年代初頭になって、スペインのハードボイルド小説の父とされる&amp;color(#e07000){&amp;bold(){マヌエル・バスケス・モンタルバン}}（1939-2003）が登場し、スペインのミステリ小説は本当の意味で開花することになったという。モンタルバンの作品は日本では1980年代に《私立探偵カルバイヨ》シリーズの長編&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『楽園を求めた男』}}、&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『死の谷を歩む男』}}（以上2点、創元推理文庫）、&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『中央委員会殺人事件』}}（西和書林）の3作品が翻訳出版されている。

　ドゥルーズ「スペインのミステリー小説」ではほかに以下の推理作家が簡単に紹介されている。

-ハウメ・フステール（Jaume Fuster、1945-1998、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Jaume_Fuster]]） ※スペイン語ではなくカタルーニャ語で執筆する作家？
-ファン・マドリード（Juan Madrid、1947- 、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Juan_Madrid]]）
-エドゥアルド・メンドサ（Eduardo Mendoza Garriga、1943- 、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Eduardo_Mendoza_Garriga]]）
-アンドレウ・マルチン（Andreu Martín、1949- 、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Andreu_Mart%C3%ADn]]）
-ファン・アントニオ・デ・ブラース（Juan Antonio de Blas、1942- 、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Juan_Antonio_de_Blas]]）

　このうち、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){エドゥアルド・メンドサ}}は&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『奇蹟の都市』}}（国書刊行会、1996年）が邦訳出版されている。また、ガルシア、ドミンゲス、レ&amp;ruby(（ママ）){ヴェ}ルテという作家の名も挙げられているが、ファミリーネームしか示されていないので詳細は分からない。「レヴェルテ」はアルトゥーロ・ペレス・レベルテ（邦訳あり）のことだろうか。

　井上知「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 スペイン」によれば、スペインミステリ界の大御所といえば、前述の《私立探偵カルバイヨ》シリーズのマヌエル・バスケス・モンタルバンと、《メンデス警視》シリーズの&amp;color(#e07000){&amp;bold(){フランシスコ・ゴンサレス・レデスマ}}（Francisco González Ledesma、1927- 、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Francisco_Gonz%C3%A1lez_Ledesma]]）の二人だという。レデスマの作品は邦訳はないようだが、調べてみるとフランスのミステリ批評家賞を1993年と2007年の二度受賞していたりと、国境を越えて人気のある作家のようだ。

　スペインミステリの邦訳では、2006年に邦訳された&amp;color(#e07000){&amp;bold(){カルロス・ルイス・サフォン}}（1964- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『風の影』}}（集英社文庫）が話題になった（《『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10》第1位、《『週刊文春』ミステリーベスト10》第2位、『このミステリーがすごい！』第4位）。とはいえ、スペインミステリの邦訳はあまり多くなさそうである。早川書房の“ポケミス”ではフランスやドイツ、イタリア、ロシア（ソ連）の作品は刊行されているが、スペインの作品が刊行されたことはない（「[[ポケミス非英語圏作品一覧]]」参照、ただしスペイン語で書かれたメキシコの作品が刊行されたことはある／後述）。
　1980年代には前述のマヌエル・バスケス・モンタルバンの作品のほか、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ガルシア・パボン}}（1919-1989、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Francisco_Garc%C3%ADa_Pav%C3%B3n]]）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『雨の七日間』}}（邦訳1984年、西和書店）が邦訳されている。モンタルバンより早い時期からミステリを発表していた作家で、ある田舎の警察署の名物署長プリニオを探偵役とするユーモアミステリを執筆した。『雨の七日間』もその1編である。
　1990年代には&amp;color(#e07000){&amp;bold(){アルトゥーロ・ペレス・レベルテ}}（1951- ）の作品の邦訳が始まった。21世紀に入ってからは、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ホセ・カルロス・ソモサ}}（1959- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『イデアの洞窟』}}（邦訳2004年、文藝春秋）や&amp;color(#e07000){&amp;bold(){フリア・ナバロ}}（1953- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『聖骸布血盟』}}（邦訳2005年、ランダムハウス講談社文庫）、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){フアン・ボニージャ}}（1966- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『パズルの迷宮』}}（邦訳2005年、朝日出版社）、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){サンティアーゴ・パハーレス}}（1979- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『螺旋』}}（邦訳2010年、ヴィレッジブックス）、&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『キャンバス』}}（邦訳2011年、ヴィレッジブックス）が出ている。また、フランシスコ・アヤラ『仔羊の頭』（邦訳2011年、現代企画室）に収録の短編「言伝（メンサヘ）」はミステリの手法を使った作品だという（参照：逢坂剛による書評「[[スペイン内戦の悲惨  鋭く描く&gt;&gt;http://www.jca.apc.org/gendai/contents/syohyo/978-4-7738-1010-3.html#002]]」朝日新聞2011年5月29日）。

　スペインの最近のミステリ作家にはほかにどんな作家がいるのだろうか。『ミステリマガジン』の洋書案内〈世界篇〉コーナーは非英語圏のミステリを紹介するコーナーで、2008年1月号でコーナーが始まって以来、スペインのミステリ小説が3度紹介されている（「[[『ミステリマガジン』洋書案内〈世界篇〉で紹介された本とその邦訳状況]]」参照）。ドミンゴ・ビリャールは別の作品が2011年の英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞の候補になっている。

-2009年5月号：スサーナ・フォルテス『クアトロチェント』（2007年）　紹介者：宮崎真紀
-2010年9月号：アンヘラ・バルベイ『詩人殺人事件』（2008年）　紹介者：井上知
-2011年2月号：ドミンゴ・ビリャール『水の眼』（2006年）　紹介者：井上知　※スペイン北西部で使用されているガリシア語で執筆する推理作家

　アメリカのミステリ雑誌『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』には非英語圏の短編ミステリを英訳掲載する「Passport to Crime」コーナーがある（2003年6月号開始、毎号掲載）（日本からは法月綸太郎、光原百合、伊坂幸太郎、横山秀夫、長岡弘樹の作品が掲載されている）。全部は調べていないが、スペインの作家では以下の2人が見つかった（2005年1月号～2008年1月号は確認していない）。

-2010年9・10月号：Marc R. Soto（1976- 、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Marc_R._Soto]]）
-2012年3・4月号：Teresa Solana　※スペイン東部で使用されているカタルーニャ語で執筆する推理作家

　井上知「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 スペイン」では2002年創刊のミステリ雑誌『PRÓTESIS』が紹介されている。ほぼ年に1回の発行で、2008年までに6冊刊行されているとこの記事では紹介されているが、グーグル検索と機械翻訳に頼って調べてみると今年の3月には7号が出たようで、かろうじて継続中のようである。なお、「[[こちら&gt;&gt;http://www.revistaprotesis.com/]]」がこの雑誌のWebサイトのようだ。また、同記事では季刊のWebマガジン『Revista .38』が2008年6月に創刊され、第2号まで刊行されていると紹介されている。誌名で検索するとすぐに「[[サイト&gt;&gt;http://punto38.esp.st/]]」が見つかったが、どうやら2008年12月の第3号が最後になってしまったようである。

　ところで、スペインではいわゆる「スペイン語」だけが使用されているわけではない。スペイン語（カスティーリャ語）はスペイン全域の公用語となっているが、それ以外にも、スペイン語によく似た言語であるカタルーニャ語とガリシア語、そしてスペイン語とはまったく系統の異なる言語であるバスク語が地方の公用語となっている。そして今までに何度か言及したが、地方公用語であるカタルーニャ語やガリシア語でもミステリが書かれている（バスク語で書かれたミステリもおそらくあるだろう）。カタルーニャ語版Wikipediaには「[[カタルーニャの推理小説&gt;&gt;http://ca.wikipedia.org/wiki/Novel%C2%B7la_detectivesca_catalana]]」（Novel·la detectivesca catalana）というページがあり、カタルーニャ語圏の推理小説の歴史がまとめられている。

　ここ数年、北欧ミステリが日本ミステリ界を席捲している。スペインやイタリア、ギリシャなどの南欧ミステリが日本ミステリ界を席捲する日は来るのだろうか。

*スペイン語を公用語とする中南米諸国のミステリ
　中南米の多くの国ではスペイン語が公用語になっている。

　中南米のミステリでは、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ギジェルモ・マルティネス}}（1962- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『オックスフォード連続殺人』}}（邦訳2006年）や&amp;color(#e07000){&amp;bold(){パブロ・デ・サンティス}}（1963- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『世界名探偵倶楽部』}}（邦訳2009年）が日本の新本格ミステリを思わせるとして話題になった（たとえば、原書房『2010本格ミステリ・ベスト10』に掲載の「「海外本格」座談会 : 長編ミステリの曙からアジア・南米の異色〈新本格〉まで」などを参照のこと）。どちらもアルゼンチンのミステリ小説で、前者は『本格ミステリ・ベスト10』で第4位にランクインしている。アルゼンチンの作品ではほかに、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ホルヘ・ルイス・ボルヘス}}（1899-1986）と&amp;color(#e07000){&amp;bold(){アドルフォ・ビオイ＝カサーレス}}（1914-1999）が合作した古典ミステリ&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』}}（原著1942年／邦訳2000年）も『本格ミステリ・ベスト10』で第1位となっている。
　早川書房の『ミステリマガジン』では、2012年2月号のアジアミステリ特集が好評だったことを受け、今度は南米やアフリカのミステリの特集を組むことも考えているという（2012年3月号の編集後記参照）。ぜひとも南米ミステリ特集号の実現を期待したいものである。

**アルゼンチン
　アルゼンチンの推理小説への日本での言及は、おそらく『探偵作家クラブ会報』第27号（1949年8月）に掲載の記事、島田一男「世界の四隅」が最初だろう。この記事はアメリカのミステリ雑誌『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』の1948年8月号すなわち《世界のミステリ》特集号の内容を紹介するものである。当時『EQMM』で実施されていた短編ミステリ・コンテストでは応募作品は英語に限るとは規定されておらず、第3回のコンテストではヨーロッパや南米、さらには日本や中国、フィリピンなど世界各地から応募原稿が集まったという。記事によれば、この《世界ミステリ》特集号は第3回コンテストの入選作5作（オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカ共和国、ポルトガル、フィリピンの作品）および、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ベルギー、イタリア、ハンガリー、ソ連、チェコスロバキアの9か国の代表作品、計14作品を掲載している。入選作にはエラリー・クイーンによるその国のミステリ事情の紹介文が添えられており、島田一男はそれを抄訳しつつ、いくつかの国のミステリ事情を紹介している。以下にアルゼンチンについての箇所を引用する。

&gt;　アルゼンチンでは探偵小説がかなり古い歴史を持っているようである。それは探偵小説というより怪奇小説乃至は幻想小説と称すべきものであるかも知れぬが、アルゼンチン文壇の一つの存在に、謎を中心とした文学が認められていることは事実である。
&gt;　コンテストの入選者ジョルジ・ボルゲスの如きも、詩人であり評論家であり、更に探偵作家として既に十余年に亘る名声を維持している。彼は終始一貫迷路を題材にした探偵小説を書き、読者の拍手を浴びているということで、処女作は一九三三年の十一月発表した“迷路の神”&amp;color(blue){【注】}そしてコンテストに入選したのは“迷路の花園”――流石に十余年の筆は光り、一番面白く読まされた。

　ここで名前が出てくるジョルジ・ボルゲスというのが、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ホルヘ・ルイス・ボルヘス}}（Jorge Luis Borges、1899-1986）のことであるのはいうまでもないだろう。第3回コンテストに入選したボルヘスの作品は、アンソニー・バウチャーの英訳で掲載された。引用文中では「迷路の花園」とされているが、今日では&amp;color(#009aff){「&amp;ruby(やまた){八岐}の園」}が一般的な訳である（岩波文庫『伝奇集』に収録）。
　ボルヘスと&amp;color(#e07000){&amp;bold(){アドルフォ・ビオイ＝カサーレス}}（1914-1999）が合作で『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』（原著1942年／邦訳2000年）を発表したというのは前に述べたとおりだが、カサーレスはほかに、妻の&amp;color(#e07000){&amp;bold(){シルビーナ・オカンポ}}（1903-1993）と合作した長編ミステリ『愛するものは憎む』（Los que aman, odian、1946年）なども発表している。この作品は邦訳はないが、『ミステリマガジン』2010年12月号の洋書案内〈世界篇〉で垂野創一郎氏がレビューを書いている。

　ボルヘスの親友であった&amp;color(#e07000){&amp;bold(){マヌエル・ペイロウ}}（1902-1974、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Manuel_Peyrou]]）も探偵物の短編集『眠れる力』（1945）やサスペンス・スリラー『薔薇の雷鳴』（1948）を発表しているようだが、これらの作品の邦訳はない。ペイロウの作品は、&amp;color(#009aff){「ジュリエットと奇術師」}（『魔術ミステリ傑作選』創元推理文庫、1979年）と、&amp;color(#009aff){「わが身にほんとうに起こったこと」}（『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』角川文庫、2001年 等）が邦訳されている。

　ボルヘスやカサーレス、ペイロウのようなアルゼンチンミステリの草創期に活躍した作家と、21世紀になって邦訳されるようになった&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ギジェルモ・マルティネス}}（1962- ）や&amp;color(#e07000){&amp;bold(){パブロ・デ・サンティス}}（1963- ）らとの間の時期にどのような作家がいたのかは分からない。1968年にイギリスで製作されたスリラー映画『Secret Ceremony』の原作である&amp;color(#e07000){&amp;bold(){マルコ・デネービ}}（1922-1998）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『秘密の儀式』}}（Ceremonia secreta）は1985年に西和書林から邦訳が出ている。最近では、「「アルゼンチン・ノワール」の旗手による異色作」という宣伝文句の&amp;color(#e07000){&amp;bold(){カルロス・バルマセーダ}}（1954-）&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『ブエノスアイレス食堂』}}（白水社、2011年10月）が刊行されている。カルロス・バルマセーダは初の長編作品『透視者の祈り』（未訳）で、スペイン語で書かれた新人の長編ミステリの年間最優秀作品に与えられるシルベリオ・カニャーダ記念賞を受賞している。

　アメリカのミステリ雑誌『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』の「Passport to Crime」コーナーで最近英訳紹介されたアルゼンチンの作品には、ボルヘスの「死とコンパス」（2008年8月号［再録？］）や、その作品へのオマージュであるChristian X. Ferdinandusの「The Center of the Web」（2008年6月号）がある。Christian X. Ferdinandusは、Christian MitelmanとFernando Sorrentino（[[英語版Wikipedia&gt;&gt;http://en.wikipedia.org/wiki/Fernando_Sorrentino]]）が合作する際のペンネームである。また、「Passport to Crime」コーナーの短編を集めたアンソロジー『[[Passport to Crime&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0786719168]]』（2007年1月）にはアルゼンチンからはマルコ・デネービとIsaac Aisembergの作品が収録されている。

-&amp;color(blue){【注】}一般的な邦題は「迷宮の神」。この作品は実在しない。ボルヘスは架空の人物の架空の作品に関する書評「ハーバート・クエインの作品の検討」を発表しているが、「迷宮の神」はその書評で言及されている作品で、ハーバート・クエインが1933年11月に発表したとされている推理小説である。クエインのデビュー作でもある。ボルヘスの処女作が「迷宮の神」だと紹介したのはエラリー・クイーンのジョークだったのだろうか。あるいは、応募短編に付した経歴にボルヘス自身がジョークを交えていたのかもしれない。

**メキシコ
　江戸川乱歩は1957年、オランダの推理作家でオランダ探偵作家クラブ（Geoffrey Gill Club）の創設者であるW・G・キエルドルフ（P・ホフドルプ）と文通を始めている。キエルドルフは推理作家の世界的交流を目指し、アメリカやフランス、デンマークなどさまざまな地域のミステリ関係者と交流していた。キエルドルフが乱歩に送った手紙によれば、キエルドルフのもとにはアメリカ・ミシガン大学のスペイン語教授ドナルド・A・イェイツ（Donald A. Yates）を通してアルゼンチンとメキシコの推理小説の情報も入ってきていたという（『日本探偵作家クラブ会報』119号、1957年5・6月）。少なくともこの2か国では、早くから創作ミステリが書かれていたようである。

　メキシコのミステリの歴史については、佐藤勘治「メキシコ・ミステリ事情：タイボ二世成功の理由」（『ミステリマガジン』1999年3月号）が詳しい。それによれば、メキシコでは1940年代に欧米のミステリが紹介され、メキシコ人による推理小説も発表されるようになった。&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ロドルフォ・ウシグリ}}（1905-1979）の『犯罪のリハーサル』（Ensayo de un Crimen、1944年）はメキシコミステリ黎明期の代表作だという。この小説はルイス・ブニュエルが脚色し、『アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生』として映像化されているようだ。
　その後、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ラファエル・ベルナル}}（Rafael Bernal、1915-1972、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Rafael_Bernal]]）がアメリカのハードボイルド小説の影響を受けた作品を発表した。代表作の『モンゴルの陰謀』（El complot mongol、1969年）はメキシコシティの中国人居住区を舞台に、国の要請を受けたメキシコの調査員が中国の関係する国際的陰謀を追う作品だという。
　1970年代になると、初めて商業的に成功をおさめるメキシコ人推理作家が現れる。それが&amp;color(#e07000){&amp;bold(){パコ・イグナシオ・タイボ二世}}（1949- ）である。タイボ二世の作品の邦訳は、《探偵ベラスコアラン・シェイン》シリーズの&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『三つの迷宮』}}（邦訳1994年、“ポケミス”で刊行された唯一のスペイン語圏ミステリ）と、ノンシリーズ作品の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『影のドミノ・ゲーム』}}（邦訳1995年、創元推理文庫）がある。タイボ二世は国際推理作家協会の創設メンバーの一人で、二代目の会長にもなっている。国際推理作家協会については後述する。

　メキシコの作品では、セルヒオ・ピトル『愛のパレード』（邦訳2011年、現代企画室）の日本での宣伝文句が「ナンセンスな不条理、知的な諧謔に満ちた多声的（ポリフォニック）な、瞠目すべき〈疑似〉推理小説」とされている。

-関連リンク
--佐藤勘治「[[メキシコ・ミステリ事情：タイボ二世成功の理由&gt;&gt;http://www2.dokkyo.ac.jp/~spla/review/fichas/taiboII.html]]」　　
--「[[【毎週更新】月替わり翻訳者エッセイ 懐かしきもの（執筆者・田中一江） 第2回&gt;&gt;http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20120123/1327274337]]」（2012年1月23日、翻訳ミステリー大賞シンジケート） ※『影のドミノ・ゲーム』の翻訳のころを回想したエッセイ

**キューバ
-キューバのミステリの主な邦訳
--ベゴーニャ・ロペス（1923-1989）&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『死がお待ちかね』}}（邦訳1989年、文藝春秋）
--ダニエル・チャヴァリア（1933- ）&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『バイク・ガールと野郎ども』}}（邦訳2002年、ハヤカワ・ミステリ文庫）
--アルナルド・コレア（1935- ） &amp;color(#009aff){&amp;bold(){『キューバ・コネクション』}}（邦訳2007年、文春文庫） ※著者が初めて英語で書いた作品
--ホセ・ラトゥール（1940- ）&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『追放者』}}（邦訳2001年、ハヤカワ・ミステリ文庫）、&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『ハバナ・ミッドナイト』}}（邦訳2003年、ハヤカワ・ミステリ文庫） ※『追放者』は著者が初めて英語で書いた作品。『ハバナ・ミッドナイト』も英語で書かれたもの。
--レオナルド・パドゥーラ（1955- ）&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『アディオス、ヘミングウェイ』}}（邦訳2007年、ランダムハウス講談社文庫）

　キューバのミステリはある程度邦訳があるようだが、その歴史については分からない。ベゴーニャ・ロペス『死がお待ちかね』は文藝春秋が主催していたサントリーミステリー大賞の第7回の大賞受賞作である。この賞は日本語以外での応募も許可していたらしく、この作品はスペイン語で執筆された作品であるらしい。大賞を受賞し、1989年に邦訳出版された。
　アルナルド・コレアは邦訳書『キューバ・コレクション』の巻末解説（北上次郎）によれば、「キューバ犯罪小説を勃興させた三人の作家のうちの一人とみなされている」とのことだが、ほかの二人が誰なのかは書かれていない。
　レオナルド・パドゥーラに関しては、未訳のスペイン語作品を紹介するサイト「New Spanish Books」の[[こちらのページ&gt;&gt;http://www.newspanishbooks.jp/node/9710]]で、2011年発表の未訳作品『蛇の尾』（La cola de la serpiente）の詳細なあらすじ紹介を見ることができる。

　アメリカのミステリ雑誌『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』の「Passport to Crime」コーナーで翻訳紹介されたキューバの作家には以下の2人がいる（2005年1月号～2008年1月号は確認していない）。

-Luis Adrián Betancourt （2004年3・4月号、2009年3・4月号、2011年6月号）
-Rodolfo Pérez Valero （2008年3・4月号）

　このうち、Luis Adrián Betancourtの2004年3・4月号の作品「Guilty」はアンソロジー『[[Passport to Crime&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0786719168]]』（2007年1月）に収録された。Rodolfo Pérez Valero（ロドルフォ・ペレス・バレロ、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Rodolfo_P%C3%A9rez_Valero]]）は国際推理作家協会の創設メンバーの一人である。

**その他
　ウルグアイの作家で熱烈なレイモンド・チャンドラー愛好家である&amp;color(#e07000){&amp;bold(){イベア・コンテリース}}（Hiber Conteris）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『マーロウ もう一つの事件』}}（原著1985年／邦訳1988年）が角川文庫より刊行されている。

　『ミステリマガジン』2011年9月号に、2010年にイギリスで翻訳出版された非英語圏ミステリの一覧が掲載されている（イギリスのミステリ情報サイト[[eurocrime&gt;&gt;http://www.eurocrime.co.uk/]]が調べたもの）。それによると、2010年にはイギリスでスペインのミステリは1冊も翻訳されていないが、中南米のミステリは4冊が翻訳出版されている（ちなみに、このリストに載っている日本の作品は吉田修一『悪人』のみである）。

-アルゼンチン：パブロ・デ・サンティス『[[Voltaire&#039;s Calligrapher&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/dp/0007269056]]』
-アルゼンチン：Ernesto Mallo『[[Needle in a Haystack&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/dp/1904738567]]』 ※2011年英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞候補作
-チリ：ロベルト・ボラーニョ『[[The Skating Rink&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/dp/0330510525]]』 ※&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『通話』}}、&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『野性の探偵たち』}}の邦訳あり
-ペルー：Santiago Roncagliolo『[[Red April&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/dp/1843548313]]』

　ペルーの作家では、Alonso Cueto（[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Alonso_Cueto_Caballero]]）の作品が米国『EQMM』2010年5月号の「Passport to Crime」コーナーで英訳紹介されている。

*国際推理作家協会の創設とミステリの祭典《セマナ・ネグラ》
**タイボ二世らによる国際推理作家協会の創設
　1986年、世界中のミステリ作家の親睦と翻訳出版の促進を目的とする国際推理作家協会が創設された。中心になったのは中南米やソ連のミステリ作家たちである。1987年2月末にメキシコで発足準備会議が開かれ、14か国のミステリ作家が参加。初代会長はソ連のユリアン・セミョーノフ、副会長（3人）はメキシコの&amp;color(#e07000){&amp;bold(){パコ・イグナシオ・タイボ二世}}、アメリカのロジャー・L・サイモン、スペインの&amp;color(#e07000){&amp;bold(){マヌエル・バスケス・モンタルバン}}&amp;color(blue){【注】}。主任書記はキューバの&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ロドルフォ・ペレス・バレロ}}。理事はフランスのジャン＝パトリック・マンシェット、イギリスのジュリアン・シモンズら。日本のミステリ作家では、『大いなる幻影』（The Master Key）と『猟人日記』（Lady Killer）の英訳が好評を博していた戸川昌子が協会側から打診を受け、日本代表理事となっている。

　1987年6月にヤルタ（当時はソ連、現在はウクライナ）で行われた国際推理作家協会の第1回会議には、北米のアメリカ、カナダ、欧州のイギリス、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ポーランド、チェコスロバキア、ブルガリア、フィンランド、中南米のメキシコ、キューバ、アルゼンチン、グアテマラ、そして日本と開催国のソ連の計17か国のミステリ作家が集まった。日本代表の戸川昌子は日本推理作家協会の中島河太郎理事長（当時）のメッセージのロシア語訳を読みあげ、たくさんの拍手をもらったという。

　国際推理作家協会の年1回の会議は今でも行われている。近年は日本からはミステリ評論家の松坂健氏が毎年参加しており、『ミステリマガジン』誌上にレポートを書いている（2007年12月号、2008年11月号、2009年10月号、2010年9月号、2011年9月号）。2011年の会議についての簡単なレポートは日本推理作家協会会報2011年8月号（[[リンク&gt;&gt;http://www.mystery.or.jp/kaiho/1108/event.html]]）にも掲載されている。2012年2月には東京での国際推理作家協会非公式ミーティングが予定されていたが、原発事故のため延期となった。
　
-&amp;color(blue){【注】}木村二郎「国際犯罪作家協会（IACW）発足？」ではこの3人が副会長とされているが、オットー・ペンズラー「Crime Column #67 国際犯罪作家協会、チェス……」では副会長とされているのはタイボ二世とロジャー・L・サイモンの2人で、モンタルバンの名は挙げられていない。

**世界中のミステリ小説の年間ベストを決定するハメット賞の構想
　国際推理作家協会の創設時には、英語、フランス語、スペイン語、ロシア語およびその他の言語で出版された長編ミステリの中から年間の最優秀作品を選出するダシール・ハメット賞が構想されていた（「その他の言語」の作品は推薦があれば候補にするとされた）。第1回の受賞作は1987年10月のフランクフルト国際ブックフェアで発表されるとされていたが、実際に発表されたのかどうかは分からない。仮にこのような賞を実現させようとしたらその苦労は並大抵のものではないだろう。現在、「ハメット賞」としては国際推理作家協会北米支部が主催するハメット賞が知られているが、これはいってみれば、当初構想されていたハメット賞の地区予選のようなものである。
　日本ではハメット賞といえば普通、この国際推理作家協会北米支部のハメット賞のことを指すが、スペイン語作品を対象とするハメット賞も国際推理作家協会の主催で毎年実施されているようである（後述のミステリ大会《セマナ・ネグラ》で受賞作が発表される）。今までにパコ・イグナシオ・タイボ二世やダニエル・チャヴァリア、レオナルド・パドゥーラらが受賞している。国際推理作家協会北欧支部のスカンジナヴィア推理作家協会は、北欧5か国の長編ミステリから年間の最優秀作品を選出する「ガラスの鍵賞」を主催している。賞の名前に『ガラスの鍵』というハメットの作品タイトルが使われているのは、国際推理作家協会がその規定（[[リンク&gt;&gt;http://www.iacw.org/about-us/1-constitution-in-english]]）で、それぞれの支部の賞はダシール・ハメットに関する名称にすることが望ましいとしているからである。
　北米支部のハメット賞、スペイン語圏のハメット賞、北欧支部のガラスの鍵賞などの「地区予選」を勝ち抜いた作品で本選が実施される日が来るのかは分からない。

　なお、国際推理作家協会が創設した賞にはハメット賞以外にアレクセイ・トルストイ賞とロドルフォ・ウォルシュ賞がある。アレクセイ・トルストイ（1883-1945、[[日本語版Wikipedia&gt;&gt;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4]]）はロシアの冒険小説・探偵小説・SF小説作家。その名を冠したアレクセイ・トルストイ賞はミステリの分野での功績を称える功労賞で、1987年6月のヤルタの会議で決定した第1回の受賞者はジョルジュ・シムノンだった。
　ロドルフォ・ウォルシュ（Rodolfo Walsh、1927年生、[[スペイン語版Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Rodolfo_Walsh]]）は全体主義政府の追及を受けて消息を絶ったアルゼンチンのジャーナリストで、ロドルフォ・ウォルシュ賞は調査報告を主眼とするノンフィクションに与えられるとされた。前述のヤルタの会議では候補作としてジョゼフ・ウォンボー『メキシコ国境の影』（邦訳1987年、早川書房）などが挙がったそうだが、その後受賞作が決定したのかは分からない。

**スペイン語圏のミステリの祭典《セマナ・ネグラ》
　スペイン北部のヒホンという町では毎年夏にセマナ・ネグラ（Semana Negra de Gijón、ヒホンの黒週間）というミステリ大会が行われている&amp;color(blue){【注】}。このイベントはヒホン出身のメキシコの推理作家、パコ・イグナシオ・タイボ二世の発案により始まったもので、もとは国際推理作家協会の主催するイベントだったようだが、現在どういう位置づけになっているのかはよく分からない。現在はミステリに限らず、さまざまなジャンル小説のファンが集うイベントになっているようだ。10日間の会期にのべ100万人の参加者が集うヨーロッパでも有数のイベントだという。前述のスペイン語圏のミステリを対象とするハメット賞やシルベリオ・カニャーダ記念賞の受賞作の発表はこの大会中に行われる。
　第1回大会は1988年6月29日から7月6日にかけて開催され、英語圏のミステリ作家も特別ゲストとして多数参加した。国際推理作家協会の理事会も同時に開催されている。

　なお、『ブエノスアイレス食堂』の著者のカルロス・バルマセーダはアルゼンチン・ブエノスアイレス州の都市マル・デル・プラタでセマナ・ネグラの南米版とでもいうべきミステリ大会を主催しているという。

-&amp;color(blue){【注】}セマナ・ネグラは日本語では「ヒホン・ノワール週間」という訳語が使われる場合もある。スペイン語のネグラ（黒）はフランス語のノワール（黒）に対応し、ミステリ全般を指す形容詞としても使われる。

-関連リンク
--[[セマナ・ネグラ公式サイト&gt;&gt;http://www.semananegra.org/]]
--[[Semana Negra de Gijón - Wikipedia&gt;&gt;http://es.wikipedia.org/wiki/Semana_Negra_de_Gij%C3%B3n]] - セマナ・ネグラのスペイン語版Wikipedia記事

&amp;bold(){この節の参考文献一覧}
-木村二郎「国際犯罪作家協会（IACW）発足？」『ミステリマガジン』1987年6月号、p.108
-インタビュー「戸川昌子氏に聞く ヤルタの国際犯罪作家会議に招かれて」（聴き手＝ミステリマガジン）『ミステリマガジン』1987年9月号、pp.170-171
-オットー・ペンズラー「Crime Column #67 国際犯罪作家協会、チェス……」『ミステリマガジン』1987年11月号、pp.104-106
-戸川昌子「I・A・C・W（国際犯罪小説作家協会）のこと」『日本推理作家協会会報』1987年11月号
-オットー・ペンズラー「Crime Column #78 ミステリ祭「黒い週間」」『ミステリマガジン』1988年10月号、pp.104-105 - 「セマナ・ネグラ（黒い週間）」について

*ポルトガル語圏のミステリ
　このページのタイトルは「スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史」としたが、ポルトガル語圏のミステリに関する日本語文献はあまり見当たらない。

**ポルトガルのミステリ
　島田一男「世界の四隅」（『探偵作家クラブ会報』第27号、1949年8月）は前述のとおり、島田一男がアメリカのミステリ雑誌『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』の1948年8月号すなわち《世界のミステリ》特集号の内容を紹介する記事である。この記事ではポルトガルのミステリ事情にも言及がある。

&gt;　ポルトガルでは、ドロッシー・セイヤーズ、E・C・ベントレー、H・C・ベイリー、アンソニー・バークレイ、ディクソン・カー、オースチン・フリーマン、スタンレー・ガードナー、ダシエル・ハメットの名は全く知られていない。リスボンの或る出版業者が曽つて探偵小説の廉価選書を出版したが、これによって&amp;ruby(（ママ）){始}めてクイーンの“変装の家”、クリスチーの“メソポタミヤの殺人”、バン・ダインの“僧正殺人事件”が紹介された。
&gt;　ところで、このポルトガルからコンテストの入選者が出た。ビクター・マニュエル・ポーラ・カルモという二十六才の美術家で、装飾美術で生計を営むかたわら、探偵小説に熱中し、この探偵小説不振の国で“短篇探偵小説の歴史”という評論集を出版している。もちろん売れる筈はなく、&amp;ruby(（ママ）){ポーラー}の言葉によれば“探偵小説では飯が食えない”そうである。八月号に掲載された彼の作品は“金槌と剣ととがった矢”というカー張りの密室物であるが、鏡を利用したトリックで非常に程度が低い。

　EQMMに「金槌と剣ととがった矢」（The Maul, the Sword, and the Sharp Arrow）を投稿したポルトガルの青年ビクター・マニュエル・ポーラ・カルモがその後どうなったのか気になったのでネット上を適当に検索してみたが、おそらくはポルトガル語版Wikipediaに項目のある[[Victor Palla&gt;&gt;http://pt.wikipedia.org/wiki/Victor_Palla]]（1922-2006）と同一人物だろう。機械翻訳で読んでみると、どうやらその後、美術界の大物になったようである。

　日本版『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』の創刊号（1956年7月号）によれば、当時『EQMM』は本国アメリカ版以外に、イギリス版、カナダ版、オーストラリア版、フランス版、イタリア版、スウェーデン版、そしてポルトガル版も出版されていたという。

　2010年には新潮文庫より、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ルイス・ミゲル・ローシャ}}（1976- 、[[ポルトガル語版Wikipedia&gt;&gt;http://pt.wikipedia.org/wiki/Lu%C3%ADs_Miguel_Rocha]]）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『P2』}}が刊行されている。「『ダ・ヴィンチ・コード』をも凌ぐ迫力。ヴァチカン、そしてフリーメーソンを侵蝕する闇の勢力。世界が震撼した歴史的大事件の真実を暴く！」（新潮社公式サイトより）という作品である。『ミステリマガジン』2011年9月号には前述のとおり、2010年にイギリスで翻訳出版された非英語圏ミステリの一覧が掲載されている。ポルトガルの作品では、ルイス・ミゲル・ローシャの『[[The Holy Assassin&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/dp/024195195X]]』（別題 The Holy Bullet）がリストに載っている。

**ブラジルのミステリ
　ブラジルは南米で唯一、ポルトガル語を公用語とする国である。

　ブラジルのミステリでは、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){J・ソアレス}}（1938- 、[[ポルトガル語版Wikipedia&gt;&gt;http://pt.wikipedia.org/wiki/J%C3%B4_Soares]]）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『シャーロック・ホームズ リオ連続殺人事件』}}（講談社、1998年）が邦訳出版されている。シャーロック・ホームズが19世紀末のリオデジャネイロに赴き、難事件に挑むというパロディ作品である。邦訳書の訳者あとがきによれば、J・ソアレスは俳優、コメディアン、脚本家、コラムニストなどの多数の肩書を持つ、ブラジルでは知らない人はいないほどの著名人であるという。この作品はソアレスが初めて書いた小説だが、1995年にブラジルで出版されると大反響を呼び、ヨーロッパ諸国でも大ベストセラーになった。日本ブラジル中央協会の会報『ブラジル特報』2012年1月号に掲載された岸和田仁「[[ジョー・ソアレスのベストセラー小説と1930年代のリオ&gt;&gt;http://www.nipo-brasil.org/tokuho/2012/1201hk.html]]」によれば、寡作ながらもその後もミステリを書き続けているようである。

　ブラジルのミステリはほかに、&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ルイス・フェルナンド・ヴェリッシモ}}（1936- ）の&amp;color(#009aff){&amp;bold(){『ボルヘスと不死のオランウータン』}}（邦訳2008年、扶桑社）がある。

　国安真奈「懐疑主義の罠 R・フォンセーカのノワール」では、ブラジルの作家&amp;color(#e07000){&amp;bold(){フーベン・フォンセーカ}}（Rubem Fonseca、1925- 、[[ポルトガル語版Wikipedia&gt;&gt;http://pt.wikipedia.org/wiki/Rubem_Fonseca]]）が紹介されている（記事に従って「フーベン・フォンセーカ」と表記する。検索してみると、「フーベン・フォンセカ」、「ルーベン・フォンセカ」という表記も使われている）。フォンセーカは1963年デビュー。この記事によればブラジルでは1964年の軍事クーデター以来、厳しい言論弾圧が20年間続いたが、フォンセーカはその弾圧下で「都会の暴力的な人間関係を文字にし続けてきた、おそらく唯一の作家」だという。『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』の「Passport to Crime」コーナーではフーベン・フォンセーカの作品は少なくとも4回（2003年8月号、2004年8月号、2008年11月号、2012年1月号）英訳掲載されている。そのうち、2004年8月号に掲載された「Winning the Game」はアンソロジー『[[Passport to Crime&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0786719168]]』（2007年1月）に収録された。

　フォンセーカ以外のブラジルの作家では、少なくとも以下の3人が「Passport to Crime」コーナーで英訳紹介されている。

-Macéias Nunes（2009年5月号）
-Patrícia Melo（2011年3・4月号）（[[ポルトガル語版Wikipedia&gt;&gt;http://pt.wikipedia.org/wiki/Patr%C3%ADcia_Melo]]）
-Luís Martins（2011年12月号）

　ポルトガル語圏のミステリが日本に本格的に紹介される日は来るのだろうか。

-関連リンク
--[[在日本国ポルトガル大使館＞日本語に訳されたポルトガル文学&gt;&gt;http://www.embaixadadeportugal.jp/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%8C%96%E9%83%A8/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E9%96%A2%E4%BF%82/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E4%BA%BA%E4%BD%9C%E5%AE%B6/ja/]]
--[[駐日ブラジル大使館＞文学と書籍紹介&gt;&gt;http://www.brasemb.or.jp/culture/books.php]] - 「翻訳された主なブラジル文学」のリストが見られる

*関連リンク
-G. J. Demko&#039;s Landscapes of Crime &gt; [[Mysteries in Foreign Lands&gt;&gt;http://www.dartmouth.edu/~gjdemko/mysteries_foreignlands.htm]]
--英文だが、スペイン、アルゼンチン、メキシコ、キューバ、ブラジルのミステリおよび「スペイン語圏のミステリ」についての解説がある。ページ作成後に存在を思い出したので参考文献としては利用していません（というより、まだ読んでいません……）。

----
関連記事
-[[ソ連／ロシア推理小説略史]]    </description>
    <dc:date>2012-05-03T01:51:21+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/180.html">
    <title>日本推理小説年表【国際交流編】</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/180.html</link>
    <description>
      2012年1月29日

　このページは少しずつ情報を増やしていく予定です。

※敬称略

*1930年代
**1931年
-江戸川乱歩『蜘蛛男』中国語版が中国で刊行される。

*1950年代
**1950年
-5月、第47回土曜会にオランダの外交官・東洋学者・推理作家の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ロバート・ファン・ヒューリック}}が参加。
-江戸川乱歩は以前から何度も&amp;bold(){&amp;color(#e07000){エラリー・クイーン}}に手紙を出していたが、1950年春、初めてダネイより返事が来る。

**1951年
-江戸川乱歩、フランスの探偵作家&amp;bold(){&amp;color(#e07000){イゴール・B・マスロフスキー}}と文通を始める。

**1952年
-江戸川乱歩、韓国の探偵作家・&amp;bold(){&amp;color(#e07000){金来成}}と文通を始める。
-江戸川乱歩と高木彬光、アメリカ探偵作家クラブ（MWA）の会員になる。
-11月28日、探偵作家クラブ五周年記念祭。アメリカ探偵作家クラブ（MWA）本部および各支部、フランスの「冒険小説クラブ」（フランス冒険小説大賞の受賞者を会員とするクラブ）、フランス版EQMM、および金来成個人から祝辞が届く。イギリス探偵作家クラブ（MWB, Mystery Writers of Britain）からも祝辞が届いているが、結局このMWBは企画はあったものの実現されなかった（その後、1953年に英国推理作家協会（CWA）が結成された）。

**1954年
-江戸川乱歩「芋虫」のフランス語訳がフランスの雑誌 Noir Magazine 創刊号に掲載される（1956年に刊行される英訳短編集からの重訳・先行掲載）。

**1956年
-江戸川乱歩の英訳短編集『Japanese Tales of Mystery &amp; Imagination』（ジェームズ・B・ハリス訳）が刊行される。日本ミステリの英訳はこれが最初。
-江戸川乱歩、ソ連のスパイ小説作家&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ロマン・キム}}と文通を始める（7月）。
-江戸川乱歩、フランスの推理作家&amp;bold(){&amp;color(#e07000){ジョルジュ・シムノン}}に手紙と英訳短編集を送る。同年、シムノンより返事が来る。

**1957年
-江戸川乱歩、オランダの&amp;bold(){&amp;color(#e07000){W・G・キエルドルフ}}と文通を始める。キエルドルフはオランダ探偵作家クラブ（Geoffrey Gill Club）の創設者。

**1958年
-勝呂忠（すぐろ ただし）による早川書房刊行物の表紙イラストが&amp;bold(){&amp;color(#e07000){エドガー賞・美術賞特別賞}}を受賞（『日本探偵作家クラブ会報』1958年6・7月号［第131号］参照）。エドガー賞公式サイト（英語）を見ると、1955年から1975年までブックジャケット賞（Book Jacket Award）というのがあったようなので、おそらくそれのことだろう。ただし、エドガー賞公式サイトのデータベースには早川書房が美術賞特別賞を受賞したことについては書かれていないようだ。

*1960年代
**1960年
-江戸川乱歩が文通していたフランスのイゴール・B・マスロフスキーは世界探偵作家クラブ設立の構想を抱いており（江戸川乱歩「パリからの第三信」『宝石』1952年5月号）、おそらくそれを受けて、乱歩も同じように「世界探偵作家連盟の野望」を抱くようになる（江戸川乱歩「新陣容に期待」会報62号、1952年7月）。日本探偵作家クラブの3代目の会長、木々高太郎（任期1954-1960）のもとでこの野望は実現へ向けて動き始め、日本探偵作家クラブ会報ではアンケート「国際探偵作家協会 夢を実現させるために」（会報132号、1958年8月）も実施されている。「国際探偵作家協会」以外に、「世界探偵作家クラブ」、「国際探偵作家クラブ」と書かれることもあった。クラブ内では中島河太郎と高木彬光の反対があり、1960年には探偵作家クラブとは独立に木々高太郎を委員長として「I・M・W企画委員会」が設立されたが、資金面の問題などがあり結局この計画はうやむやになってしまったようだ。なおこの時の経緯は、かなり批判的な書き方をされているが、山村正夫「国際探偵作家クラブ始末記」（『続々・推理文壇戦後史』双葉社、1980年4月）にまとめられている。

**1961年
-日本やオランダが国際探偵作家クラブの設立を提案している、との記事が英国推理作家協会（CWA）の会報に載る。（『日本探偵作家クラブ会報』1961年4月号、第163号）

**1962年
-松本清張の作品が初めて英訳される。
-『Japan Quarterly』に中島河太郎「Detective Fiction in Japan」掲載（現物未見）。

**1965年
-9月～10月、ソ連・モスクワで「日ソ文学シンポジウム」開催。&amp;bold(){&amp;color(#e07000){中薗英助}}が参加。

*1970年代
**1970年
-松本清張『点と線』の英訳出版。

**1976年
-アメリカのミステリ同人誌『The Armchair Detective』に仁賀克雄「Mystery Stories in Japan」掲載。（現物未見）

**1978年
-3月、アメリカ合衆国・ニューヨークで&amp;bold(){第2回世界推理作家会議}。日本からは松本清張が参加してミステリの東西交流についてスピーチする予定だったが、都合で参加できず。&amp;bold(){&amp;color(#e07000){木村二郎}}が参加し、その模様は木村二郎編『海外ミステリー作家の顔』（ヘラルド・エンタープライズ株式会社、1979年7月）として刊行されている。
-同年、『Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen: The Detective Story World in Japan』刊行。収録順に、石沢英太郎「噂を集め過ぎた男」、松本清張「奇妙な被告」、三好徹「死者の便り」、森村誠一「魔少年」、夏樹静子「断崖からの声」、西村京太郎「優しい脅迫者」、佐野洋「証拠なし」、笹沢左保「海からの招待状」、草野唯雄「複顔」、戸川昌子「黄色い吸血鬼」、土屋隆夫「加えて消した」、筒井康隆「如菩薩団」。

*1980年代
**1980年
-アメリカのミステリ同人誌『The Armchair Detective』にジョン・アポストロウ（John Apostolou）「Japanese Mystery Fiction in English Translation」掲載（現物未見）。このころまでに英訳されていたのは江戸川乱歩、松本清張、高木彬光と、前述の『Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen』ぐらいだった。

**1981年
-5月、スウェーデン・ストックホルムで&amp;bold(){第3回世界推理作家会議}。日本推理作家協会の代表として石川喬司と夏樹静子が参加する予定だったが、石川喬司は都合で行けなくなり、&amp;bold(){&amp;color(#e07000){夏樹静子}}が参加。なお、夏樹静子はエラリー・クイーンからも個人的に招待を受けていた。ほかに、&amp;bold(){&amp;color(#e07000){藤本泉}}が個人で参加している。
-1984年の第4回世界推理作家会議は日本で開きたいとの要望を大会事務局より受けるが、日本推理作家協会で話し合いの上、「時期尚早のため見送ることに決定」（『日本推理作家協会会報』1981年10月号、第394号）

**1984年
-3月、東京で開催された国際ペン大会に韓国推理作家協会会長のイ・ガヒョン（李佳炯）が韓国代表として参加。この機会を利用し、日本推理作家協会の中島河太郎との面会の場がもたれた。

**1987年
-6月、ソビエト連邦（現・ウクライナ）のヤルタで&amp;bold(){国際推理作家協会}の第1回理事会が開かれる。アメリカのロジャー・L・サイモンから木村二郎に、英語圏で人気の高い&amp;bold(){&amp;color(#e07000){戸川昌子}}を理事の一人として迎えたいとの電話があり、戸川昌子はこれを了承。第1回理事会に参加している。
-ジョン・アポストロウ編『Murder in Japan: Japanese Stories of Crime and Detection』刊行。収録順に、江戸川乱歩「心理試験」「赤い部屋」、志賀直哉「剃刀」「范の犯罪」、谷崎順一郎「私」、芥川龍之介「藪の中」、石川達三&quot;The affair of the arabesque inlay&quot;、耕治人&quot;Black market blues&quot;、松本清張&quot;The secret alibi&quot;、「地方紙を買う女」、安岡章太郎「雨」、安部公房「夢の兵士」、夏樹静子「質屋の扉」「足の裏」。
-10月、フランス・グルノーブルで開催されたミステリ大会に&amp;bold(){&amp;color(#e07000){松本清張}}が招待される。

**1988年
-5月、アメリカ合衆国・ニューヨークで&amp;bold(){第4回世界推理作家会議}。日本からは&amp;bold(){&amp;color(#e07000){夏樹静子}}が参加。
-6月～7月、&amp;bold(){第1回日ソ推理作家会議}。ソ連側からの招待を受け、日本推理作家協会の代表団7名（三好徹（訪ソ団団長、当時の推理作家協会理事長）、小松左京、長井彬、高柳芳夫、山村正夫、中津文彦、松村喜雄）がモスクワ、リガ（ラトビア）、レニングラードをまわる。

**1989年
-7月、&amp;bold(){第2回日ソ推理作家会議}。日本推理作家協会の代表団8名（山村正夫（団長）、加納一郎、豊田有恒、田中光二、菊地秀行、井沢元彦、大沢在昌、新津きよみ、（竹河聖は直前で病欠））がキエフ（ウクライナ）、モスクワ、レニングラードをまわる。
-同年、夏樹静子『第三の女』のフランス語版が&amp;bold(){&amp;color(#e07000){フランス冒険小説大賞}}を受賞。

*1990年代
**1990年
-8月、韓国推理作家協会代表団が来日。8月22日、日本推理作家協会は東京・日比谷の料亭「鴨川」で歓迎夕食会を開催。夕食会には日本側からは、生島治郎理事長、阿刀田高国際委員長のほか、韓国語が話せる麗羅、豊田有恒らが参加した（役職は当時）。

**1991年
-[[Twentieth-Century Crime and Mystery Writers&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1558620311]]第三版刊行（現物未見）。日本の推理作家は、松本清張、夏樹静子、戸川昌子の項目がある。うち、夏樹静子の項目は穂井田直美が執筆したもの。（『ミステリマガジン』1991年10月号でオットー・ペンズラー、同年11月号で池上冬樹が言及）

**1992年
-6月、日本推理作家協会代表団が訪韓。生島治郎（団長）、山村正夫、豊田有恒、麗羅、大沢在昌、西木正明。

**1993年
-5月、韓国推理作家協会代表団が来日。
-『Japan Quarterly』に権田萬治「Crime Fiction with Social Conscience」掲載。

**1998年
-早川書房の早川浩、アメリカ探偵作家クラブ（MWA）主催の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){エラリー・クイーン賞}}を受賞。ミステリに貢献のあった編集者等に贈られる賞。
-10月～11月、アメリカのミステリ大会・&amp;bold(){バウチャーコン}で日本のミステリに関するパネルディスカッションが行われる。日本から井沢元彦と山前譲が参加。

**1999年
-10月、アメリカのミステリ大会・&amp;bold(){バウチャーコン}でアジアのミステリに関するパネルディスカッションが行われる。日本からは『ミステリマガジン』編集長（当時）の千田宏之が参加。
-12月、アメリカで出版されたミステリ辞典『The Oxford Companion to Crime and Mystery Writing』に「Crime and Mystery Writing in Japan」掲載。ほかに松本清張の項目もあり。

*2000年代（2000年～2009年）
**2004年
-アメリカEQMM2004年1月号に法月綸太郎「都市伝説パズル」&quot;An Urban Legend Puzzle&quot;掲載。
-桐野夏生『OUT』がアメリカ探偵作家クラブ（MWA）主催の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){エドガー賞最優秀長編賞}}の候補に。
-ドイツ・ダウンで開かれた国際推理作家協会第16回会議にミステリ研究家の松坂健が参加。
-アメリカEQMM2004年12月号に光原百合「十八の夏」&quot;Eighteenth Summer&quot;掲載。

**2005年
-2月、有栖川有栖が訪台。5月、芦辺拓が訪台。以降数年間、日台交流が盛んに。

**2006年
-アメリカEQMMに伊坂幸太郎「死神の精度」&quot;The Precision of the Agent of Death&quot;掲載。

**2007年
-ドイツ・ベルリンで開かれた国際推理作家協会第19回会議に松坂健が参加。以降、毎年参加。（2008年、2009年は小山正も参加）

*2010年代
**2012年
-1月、東野圭吾『容疑者Xの献身』がアメリカ探偵作家クラブ（MWA）主催の&amp;bold(){&amp;color(#e07000){エドガー賞最優秀長編賞}}の候補に。受賞作の決定は4月26日。

*参考文献
-世界推理作家会議（1975年～1988年？）について
--第2回（1978年）
---木村二郎「第2回国際犯罪作家会議」『EQ』1978年7月号（第4号）、pp.9-14, 152-157
----「第二回国際犯罪作家会議」のタイトルで下記の本（pp.46-48）に再録
---木村二郎編『海外ミステリー作家の顔 第二回国際犯罪作家会議写真集』（ヘラルド・エンタープライズ株式会社、1979年7月）
--第3回（1981年）
---『ミステリマガジン』1981年10月号、特別企画：第3回ミステリ作家国際会議
----夏樹静子へのインタビュー「センチメンタル・ジャーニー」、pp.6-11
----エドワード・D・ホック「六月のストックホルム」、pp.12-15
----麻田実「ザ・ストックホルム・コネクション」、pp.92-98
---藤本泉「&amp;ruby(（ママ）){隈}の席から」『日本推理作家協会会報』1981年8月号、第392号
---『ミステリ・ウェイヴ 世界短篇コンテスト・ベスト18』（早川書房、1983年）
--第4回（1988年）
---菅野圀彦「第4回世界ミステリ作家会議と&#039;88年エドガー賞晩餐会」『ミステリマガジン』1988年8月号、pp.6-12

-国際推理作家協会（1986年発足）について
--初期
---木村二郎「国際犯罪作家協会（IACW）発足？」『ミステリマガジン』1987年6月号、p.108
---インタビュー「戸川昌子氏に聞く ヤルタの国際犯罪作家会議に招かれて」（聴き手＝ミステリマガジン）『ミステリマガジン』1987年9月号、pp.170-171
---オットー・ペンズラー「Crime Column #67 国際犯罪作家協会、チェス……」『ミステリマガジン』1987年11月号、pp.104-106
---戸川昌子「I・A・C・W（国際犯罪小説作家協会）のこと」『日本推理作家協会会報』1987年11月号
---オットー・ペンズラー「Crime Column #78 ミステリ祭「黒い週間」」『ミステリマガジン』1988年10月号、pp.104-105 - 「セマナ・ネグラ（黒い週間）」について
--21世紀
---2007年：松坂健「ドイツでもミステリは共通語！」（『ミステリマガジン』2007年12月号、pp.99-103, 155-157）
---2008年：松坂健「殺人よ、こんにちは：南仏海岸、国際推理作家会議2008レポート」（『ハヤカワミステリマガジン』2008年11月号、pp.62-66）
---2009年：小山正「〈国際推理作家会議2009〉リポート：会議前のおたのしみ」（『ハヤカワミステリマガジン』2009年10月号、pp.14-15, 92-95）
---2009年：松坂健「〈国際推理作家会議2009〉リポート：白夜のミステリ会議は、優雅に踊る」（『ハヤカワミステリマガジン』2009年10月号、pp.96-99）
---2010年：松坂健「オクラホマシティの13人：国際推理作家会議（AIEP）レポート2010」（『ハヤカワミステリマガジン』2010年9月号、pp.110-113）
---2011年：松坂健「国際推理作家協会（AIEP）2011年チューリヒ大会レポート : ミステリの世界にどんどん“国境”がなくなっていく！」（『ハヤカワミステリマガジン』2011年9月号、pp.114-117）

-松本清張が参加したフランス・グルノーブルの世界ミステリ祭（1987年）について
--『小説現代』1988年1月号
---松本清張「グルノーブルの吹奏」、pp.34-43（『松本清張全集』第65巻に収録）
---松本清張「付記」、pp.48-49 - ミステリ祭に参加した作家たちの邦訳作品を読んだ感想
---「第九回世界推理作家会議記念 グルノーブルを舞台にした世界推理小説コント競作」、pp.44-47
----A・J・ヌゾー「女にはどうでも良いこと」（Les Femmes s&#039;en balancent）
----J・P・ドミュール「これはぼくのおごりだ」（C&#039;est ma tournée）
----松本清張「骨折」（Charade pour écroulés）
--『文藝春秋』1988年1月号
---松本清張「国際推理作家会議で考えたこと : ネオ「本格派」小説を提唱する」、pp.346-360（『松本清張研究』第8号［2007年、北九州市立松本清張記念館］に収録）
---フランソワ・リヴィエールへのインタビュー「松本清張氏の印象」（インタビュアー：長谷川たかこ）、p.361
--『ミステリマガジン』1988年2月号
---長谷川隆子「グルノーブルの世界ミステリ祭」、pp.14-18

-日ソ交流
--中薗英助「ソ連推理作家と語る」『日本推理作家協会会報』1966年2月号、第218号
--「[[日ソ推理作家会議（1988年・1989年） 日本推理作家協会代表団、ロシア・ラトビア・ウクライナの推理作家・SF作家と交流]]」（未完成・未公開）

-日韓交流
--中島河太郎「李会長訪問」『日本推理作家協会会報』1984年6月号（No.426）
--1990年代前半については「[[日本推理作家協会と韓国推理作家協会の交流]]」参照。

-アメリカ合衆国・バウチャーコンの日本関連イベント（1997年・1998年）について
--井沢元彦「「バウチャーコン」報告記」（『日本推理作家協会会報』1997年12月号、第588号、pp.1-2）
--『ミステリマガジン』1998年2月号
---井沢元彦「バウチャーコン体験記」、pp.10-11
---穂井田直美「第28回バウチャーコン・リポート」、pp.12-15
---「日本ミステリ・パネル誌上再現」、pp.16-18, 142-146
--「アジア・ミステリ・パネル誌上再現」（『ミステリマガジン』1999年2月号、pp.140-143）

-日本ミステリの英語圏での受容について
--「自動車輸出がだめなら日本製ミステリがある」（『ミステリマガジン』1981年4月号、p.157）
--仁賀克雄「海外が見た日本ミステリ」（『ミステリマガジン』2000年3月号、pp.76-77）

-早川浩氏、エラリー・クイーン賞受賞関連
--「小社社長、早川浩、MWAエラリイ・クイーン賞受賞！」（『ミステリマガジン』1998年4月号、p.10）
--菅野圀彦「一九九八年エドガー賞授賞晩餐会リポート」（『ミステリマガジン』1998年8月号、pp.6-11）

-エドガー賞、日本ミステリのノミネート関連（2004年・2012年）
--桐野夏生「『OUT』という名の運命」（『ミステリマガジン』2004年9月号、pp.16-18）
--早川浩「二〇〇四年エドガー賞授賞晩餐会リポート」（『ミステリマガジン』2004年9月号、pp.100-103）

-[[『ミステリマガジン』2007年6月号&gt;&gt;http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/710706.html]] 【特集：面白さは国境を越える――ニッポン小説の実力】
--マーク・シュライバー（高山真由美訳）「日本ミステリ英訳史――受容から創造へ」（pp.20-23）など
--日本ミステリの海外での出版（主に英訳）についての特集号    </description>
    <dc:date>2012-04-29T00:53:59+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/186.html">
    <title>東アジア・東南アジアで刊行された日本の推理小説／ミステリ</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/186.html</link>
    <description>
      2010年5月26日、5月27日

#googlemaps(left){&lt;iframe width=&quot;640&quot; height=&quot;480&quot; frameborder=&quot;0&quot; scrolling=&quot;no&quot; marginheight=&quot;0&quot; marginwidth=&quot;0&quot; src=&quot;http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&amp;t=h&amp;brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,1&amp;ll=26.588527,95.449219&amp;spn=71.47541,112.5&amp;z=3&amp;output=embed&quot;&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;br /&gt;&lt;small&gt;&lt;a href=&quot;http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&amp;t=h&amp;brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,1&amp;ll=26.588527,95.449219&amp;spn=71.47541,112.5&amp;z=3&amp;source=embed&quot; style=&quot;color:#0000FF;text-align:left&quot;&gt;大きな地図で見る&lt;/a&gt;&lt;/small&gt;}


-韓国、台湾、中国での翻訳状況については個別ページがありますので、そちらをご覧ください。
--韓国：[[2009年&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/62.html]]、[[2010年&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/61.html]]（途中まで）
--台湾：[[2009年&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/63.html]]
--中国：[[2009年&gt;http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/64.html]]

Index
#contents

*インドネシア
2010年5月26日
（2010年6月6日追記）
#amazon(4062159430,right)
　講談社の島田荘司選アジア本格リーグからインドネシアのミステリー『殺意の架け橋』（S・マラ・Gd/エス・マラー・ゲーデー）が刊行されたので、逆にインドネシアでは日本のミステリーが刊行されているのか調べてみました。『占星術殺人事件』ぐらいは訳されているかもしれないと予想していましたが、検索した限りでは、訳されていないようです。アジア全域で勢力を誇る東野圭吾作品すら、まだ訳されていないようですね。

[[インドネシアのネット書店での「Fiksi＞Misteri &amp; Kriminologi」検索結果&gt;&gt;http://www.bukabuku.com/browse/category/91/1/fiksi-misteri-kriminologi.html]]

　上記の検索では、アガサ・クリスティと、エス・マラ・ゲーデーの作品が大量に出てきますが、日本の作品は見当たりませんでした。
（2010年5月26日現在、検索結果308件）

&gt;2010年6月6日追記
&gt;　桐野夏生『OUT』が訳されていました。前回は検索をかけるときに上で書いたように「Fiksi＞Misteri &amp; Kriminologi」で検索したのですが、『OUT』は「Fiksi＞Suspense/Thriller」に分類されていたので見落としていました。
&gt;
&gt;[[インドネシア語版 『OUT』&gt;&gt;http://www.bukabuku.com/browse/bookdetail/24141/bebas-out.html]]
&gt;
&gt;　「Suspense/Thriller」には233件が登録されていますが、その中で日本のミステリ作家の作品は『OUT』だけのようです。（村上龍の『イン ザ・ミソスープ』も検索結果の中にありましたが）
&gt;
&gt;[[インドネシアのネット書店での「Fiksi＞Suspense/Thriller」検索結果&gt;&gt;http://www.bukabuku.com/browse/category/96/1/fiksi-suspense-thriller.html]]

★おまけ★
S・マラ・Gd『殺意の架け橋』（原題『心のコンタクト欄の謎』）
-[[インドネシアのネット書店&gt;&gt;http://www.bukabuku.com/browse/bookdetail/21426/misteri-rubrik-kontak-hati.html]]
-[[Googleブックス&gt;&gt;http://books.google.co.jp/books?id=_KiIdcr92V4C&amp;printsec=frontcover&amp;dq=Misteri+Rubrik+Kontak+Hati&amp;source=bl&amp;ots=6s8MLrAQeo&amp;sig=Gth5aA8tgLfObmAQ8U_7hAVaSlI&amp;hl=ja&amp;ei=3Un9S7rWGM-LkAWg3pWNBw&amp;sa=X&amp;oi=book_result&amp;ct=result&amp;resnum=1&amp;ved=0CBYQ6AEwAA#v=onepage&amp;q&amp;f=false]]

-リンク
--国立国会図書館　「[[インドネシアの出版、書店、図書館――出張報告&gt;&gt;http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin6-3-2.php]]」（2008年9月）
　
*ベトナム
2010年5月27日
#amazon(4087734064,right)
　とりあえず、『容疑者Xの献身』だけ見つけたのでメモ。島田荘司は翻訳されていないようだ。


[[ベトナム語版 東野圭吾『容疑者Xの献身』&gt;&gt;http://www.vinabook.com/phia-sau-nghi-can-x-m11i36402.html]]

■リンク
ベトナム国家図書館　オンライン検索
　http://118.70.243.232/opac/

国立国会図書館　「[[ベトナムの出版事情および統計にみる国外の著作動向&gt;&gt;http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin2-2-2.php]]」（2004年6月）

----
「[[日本ミステリの海外刊行]]」に戻る    </description>
    <dc:date>2012-04-24T03:06:58+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/124.html">
    <title>タイ語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/124.html</link>
    <description>
      2010年5月26日作成
-&amp;color(red){2012年5月、更新作業中 完成日未定}

　チャッタワーラック『二つの時計の謎』（アジア本格リーグ、講談社、2009年9月）に解説として付されている宇戸清治「タイ・ミステリーの過去と現在」や、平松秀樹「東南アジアにおける日本文学」（日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』彩流社、2011年6月）よれば、タイでは2002年に鈴木光司の『リング』がベストセラーになって以降、日本の最新のエンターテインメント小説が多く翻訳されているという。

カテゴリー＞推理小説
http://www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=501
（2010年5月26日現在、1299件）

http://www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=497
http://www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=498
http://www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=502 （SF）
http://www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=507
http://www.se-ed.com/eShop/Products/ProductList.aspx?CategoryId=512 ★

----
Index
#contents

*あ行
**赤川次郎
大量に翻訳されている。

**綾辻行人
『緋色の囁き』、『暗闇の囁き』、『黄昏の囁き』が翻訳出版されている。

**伊坂幸太郎
死神の精度 http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000288

**石田衣良

**石持浅海

**今邑彩
『i 鏡に消えた殺人者』
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9786161001063

**歌野晶午
[[タイのネット書店での「Shogo Utano」検索結果&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=Shogo%20Utano&amp;SearchType=Author&amp;SelectType=All]]

『葉桜の季節に君を想うということ』タイ歴2552年3月（2009年？）

**江戸川乱歩
（ เอโดงาวะ รัมโป / เอโดกาวะ รัมโป / เอโดกาวา รัมโป ）

少年探偵団シリーズ
1巻 http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789744431233
2-6巻 http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=Edogawa&amp;SearchType=Name&amp;SelectType=All

**大石圭
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789743689154

**岡嶋二人
『99％の誘拐』 http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9786111000245

**乙一
[[タイのネット書店での「Otsuichi」検索結果&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=Otsuichi&amp;SearchType=Author&amp;SelectType=All]]

『銃とチョコレート』
『ZOO』　タイ歴 2548年8月（2005年？）

*か行
**鎌田敏夫
ルージュ―恐怖を運ぶ六人の女 http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789744994462

**神永学

**貴志祐介
[[タイのネット書店での「Yusuke Kishi」検索結果&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=Yusuke-Kishi&amp;SearchType=Author&amp;SelectType=All]]

7作品。

**桐野夏生
『OUT』など。

**倉知淳
『ほうかご探偵隊』
http://twitpic.com/8mulak

*さ行
**島田荘司
[[タイのネット書店での「Soji Shimada」検索結果&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=Soji%20Shimada&amp;SearchType=Author&amp;SelectType=All]]

『占星術殺人事件』　タイ暦 2552年3月刊行（2009年？）
『異邦の騎士』　タイ暦 2552年3月刊行（2009年？）

**椙本孝思

**鈴木光司
『リング』など

**瀬名秀明
『パラサイト・イヴ』
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749966501

*た行
**高木彬光

**高里椎奈

**高野和明
『グレイヴディッガー』
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899465

**恒川光太郎

*な行
**西尾維新
デスノート
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789743038457

**乃南アサ

*は行
**はやみねかおる

**坂東眞砂子
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749899625

**東野圭吾
[[タイのネット書店での「Higashino」検索結果&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=Higashino&amp;SearchType=Author&amp;SelectType=All]]

『嘘をもうひとつだけ』、『赤い指』、『悪意』、『仮面山荘殺人事件』など。

『容疑者Xの献身』タイ語版
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749698907
『秘密』
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749899861

**本多孝好

*ま行
**牧村泉

**松原秀行

**道尾秀介
[[「Shusuke Michio」検索結果&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Search/SearchList.aspx?Keyword=shusuke%20michio&amp;SearchType=Author&amp;SelectType=All]]

　少なくとも『向日葵の咲かない夏』、『龍神の雨』、『ラットマン』の3冊が翻訳出版されている。

**三津田信三
禍家 http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9786161000264

**宮部みゆき
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749899663
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749899656

**森博嗣

*や行
**薬丸岳

**梁石日

**横溝正史
　タイ語タイトルをクリックするとタイのネット書店の該当ページが開きます。
||タイトル|タイ語タイトル|備考|
|1|『犬神家の一族』|[[ฆาตกรรมในตระกูลอินุงามิ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899229]]|[[旧版&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749249376]]|
|2|『八つ墓村』|[[หมู่บ้านแปดหลุมศพ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899236]]||
|3|『悪魔が来りて笛を吹く』|[[บทเพลงปีศาจ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899243]]||
|4|『迷路の花嫁』|[[ร่างทรงมรณะ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899281]]||
|5|『獄門島』|[[คดีฆาตกรรมบนเกาะโกะกุมน&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899298]]||
|6|『三つ首塔』|[[เจดีย์สามเศียร&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899250]]|[[旧版&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749966570]]|
|7|『悪魔の手毬唄』|[[คดีฆาตรกรรมเพลงเล่นลูกบอลปีศาจ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899267]]|[[旧版&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749966693]]|
|8|『夜歩く』|[[อย่าออกมาเดินตอนกลางคืน&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899274]]||
|9|『本陣殺人事件』|[[ในห้องที่ปิดตาย&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899342]]||
|10|『迷路荘の惨劇』|[[คฤหาสน์เขาวงกต&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899403]]||
|11|『幽霊男』|[[บุรุษวิญญาณ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899922]]||
|12|『吸血蛾』|[[ผีเสื้อดูดเลือด&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789749899953]]||
|13|『不死蝶』|[[ผีเสื้ออมตะ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789742580742]]||
|14|『女王蜂』|[[ผึ้งนางพญา&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789743039263]]||
|15|『華やかな野獣』|[[สัตว์ป่าแสนสวย&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786111000085]]||
|16|『死神の矢』|[[ลูกศรเทพมรณะ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786111000146]]||
|17|『悪霊島』|เกาะวิญญาณอาถรรพณ์ เล่ม （[[上巻&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000134]]、[[下巻&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000141]]）||
|18|『悪魔の百唇譜』|[[บันทึกมรณะ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000349]]||
|19|『仮面舞踏会』|[[งานเต้นรำสวมหน้ากาก&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000530]]||
|20|『扉の影の女』|[[ข้างหลังบานประตู&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000653]]||
|21|『支那扇の女』|[[หญิงผู้ถือพัดจีน&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161000745]]||
|22|『毒の矢』|[[ลูกศรพิษ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161001162]]||
|23|『スペードの女王』|[[ราชินีโพดำ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161001209]]||
|24|『白と黒』|[[ขาวกับดำ&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161001483]]||
|25|『悪魔の降誕祭』|[[คริสต์มาสซาตาน&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786161001636]]||

※『悪魔の手毬唄』は旧版と新版でタイトルの綴りが微妙に異なっているが、単なるタイプミスなのかタイトルの変更なのかは分からない。

**横山秀夫
『半落ち』
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749899649

**吉村達也

*おまけ
韓国のミステリー小説、ユ・グァンス『秦始皇帝プロジェクト』（2008年）のタイ語版
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786160407460

台湾のミステリー小説、寵物先生（ミスターペッツ）の『虚擬街頭漂流記』（2009年）のタイ語版
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786167031217

台湾のミステリー作家、既晴の作品のタイ語訳本
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749916988
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749916964
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?CategoryId=512&amp;No=9789749916971

中国の人気サスペンス作家、蔡駿（さいしゅん／ツァイジュン）の作品のタイ語訳本
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786117031168
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786117061110



ジャック・カーリイ『百番目の男』のタイ語版
http://www.toulo.com/product/ProductDetail.asp?ProductID=16150

森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』のタイ語版
http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9786167244037


チャッタワーラック『二つの時計の謎』（原題『死亡推定時刻』）の原書
-[[タイのネット書店&gt;&gt;http://www.se-ed.com/eShop/Products/Detail.aspx?No=9789748478135]]
-[[Googleブックス&gt;&gt;http://books.google.co.jp/books?id=ATyjCsN0Rx8C&amp;dq=%E0%B8%81%E0%B8%B2%E0%B8%A5%E0%B8%A1%E0%B8%A3%E0%B8%93%E0%B8%B0&amp;printsec=frontcover&amp;source=bl&amp;ots=O-K-uY0h35&amp;sig=dkp-ONiBT8KcdbKRFTPVkYgBdYU&amp;hl=ja&amp;ei=Czm2Sv-cIZqE7AOy6I3qCQ&amp;sa=X&amp;oi=book_result&amp;ct=result&amp;resnum=6#v=onepage&amp;q&amp;f=false]]

*リンク
国立国会図書館　「[[タイの出版界の状況について&gt;&gt;http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin5-4-1.php]]」（2007年12月）　

----
「[[日本ミステリの海外刊行]]」に戻る
　    </description>
    <dc:date>2012-04-24T03:04:32+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/53.html">
    <title>英訳された日本の推理小説／ミステリ</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/53.html</link>
    <description>
      2010年6月5日作成

　『姑獲鳥の夏』が昨年（2009年）に英訳されていた！という事実に衝撃を受けて、ほかにどんな日本のミステリが英訳されているか調べてみた。
　気になるのは新しい作品がどれぐらい訳されているかということで、たとえば日本SFに関しては2009年夏から《Haikasoru》（「High Castle」を日本人ぽく発音した音らしい）というレーベルで翻訳が進められており、ほかにも数は少ないとはいえライトノベルもそれなりに英訳されている。では、ミステリはどうなのか？
　乱歩の英訳（短篇集）は以前に買って持っているし、乱歩、横溝、あとは松本清張あたりはそこそこ訳されているだろうと予想できるが、一方で最近の作品はいったいどうなのか。乙一だとか、ライトノベルと隣接するあたりは訳されているかも……などと考えながら、amazon.comでいろいろ調べてみた。

&amp;bold(){調べ方}
-１．（2010年6月5日）　[[米国amazon&gt;&gt;http://www.amazon.com/]]でミステリ作家の名前で適当に検索し、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のところをたどっていく。
-２．（2010年6月10日頃追加）　国際交流基金が作成している「[[日本文学翻訳書誌検索&gt;&gt;http://www.jpf.go.jp/JF_Contents/InformationSearchService?ContentNo=13&amp;SubsystemNo=1&amp;HtmlName=search.html]]」を参考にして、赤川次郎2冊・北方謙三1冊・高嶋哲夫1冊・陳舜臣1冊・西村京太郎1冊追加。
-３．（2010年6月20日頃追加）　早川書房『ミステリマガジン』2007年6月号掲載の「ニッポン小説英訳本リスト」（早川書房編集部編）を参照し、佐々木譲1冊・船戸与一1冊追加。

　※見落としは少なからずあると思います。あくまでも、自分が見つけた分だけのリストということで。
（[[英国amazon&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/]]、[[カナダamazon&gt;&gt;http://www.amazon.ca/]]の方では調べていません）

&amp;bold(){リストの見方}
-タイトルの後ろは、英訳本の刊行年月です。
-古い本はamazonに登録されていない場合があるので、実際には以下で挙げたタイトルが、示した年月以前に刊行されているということもありえます。あくまでも、刊行年月はそのeditionの本の刊行年月ということです。

-ミステリ・サスペンスからホラーまで、広く関連するジャンルの作家を集めています。また、作家で選んでいるので、作品の中にはミステリではないものも含まれています。

&amp;bold(){amazon.co.jp内のリスト}
（2010年6月6日追加　表紙をざっと一覧するのに便利）
-英訳された日本のミステリ
--[[著者名50音順あ行&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/R2HPLPLVF23IUI]]
--[[著者名50音順か行&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/R2KHFP4QGCX4NR]]
--[[著者名50音順さ行&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/R256QUT60QINL9]]
--[[著者名50音順た行&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/R2VIJVJZJUPLM5]]
--[[著者名50音順な・は行&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/R2TVQ4TINFPQ4H]]
--[[著者名50音順ま行&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/RCYWBHVWV4UK1]]
--[[著者名50音順や～わ行+アンソロジー&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/lm/RBDJFMD8NF2MI]]

----
Index
#contents

*あ行
**赤川次郎
-Midnight Suite ／ 『真夜中のための組曲』 [[ISBN 4061860054&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B000NSKCQ6]] （講談社インターナショナル、《講談社英語文庫》5、1984年）
-Three Sisters Investigate ／ 『三姉妹探偵団』 [[ISBN 4061860097&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B000TVBF6I]] （講談社インターナショナル、《講談社英語文庫》9、1985年）

#region(closeed,Midnight Suite 収録作)
Midnight Suite 収録作
|The Car Park|駐車場から愛をこめて|
|The Wardrobe|我が愛しの洋服ダンス|
|If I Were You|幸福な人生|
|The New Man|見知らぬ同僚|
|A Dangerous Petition|危険な署名|
#endregion

　翻訳は2冊ともGavin Frew（ギャビン・フルー）。巻末に日本語による英文解説、単語解説を付した日本人向けの《講談社英語文庫》での刊行。日本の書店で販売された。英語圏の書店ではおそらく流通していないのではないかと思われる。

**芦辺拓
-Murder in the Red Chamber ／ 『紅楼夢の殺人』（2004） [[ISBN 4902075385&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4902075385]] （黒田藩プレス、2012年1月）

　[[黒田藩プレス公式のページ&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/jp0032cate.html]]も参照のこと。
　[[18th-century murder mystery still delivers&gt;&gt;http://www.japantimes.co.jp/text/fb20120408a3.html]] - オンライン版『The Japan Times』2012年4月8日付、David Cozy氏による『紅楼夢の殺人』の書評（英語）

**阿刀田高
-Napoleon Crazy and other stories ／ 「ナポレオン狂」ほか、全10編 [[ISBN 4061860194&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4061860194]] （講談社インターナショナル、《講談社英語文庫》19、1986年3月）
-The Square Persimmon and other stories ／ 「四角い柿」ほか、全11編 [[ISBN 0804816441&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0804816441]] （Charles E. Tuttle Co、1991年4月）

#region(closeed,Napoleon Crazy and other stories 収録作)
Napoleon Crazy and other stories 収録作
|Napoleon Crazy|「ナポレオン狂」|短編集『ナポレオン狂』より||
|My Friend in America|「アメリカの友人」|ショート・ショート集『食べられた男』より||
|Welcome Aboard|「本日はようこそ」|ショート・ショート集『食べられた男』より||
|The Visitor|「来訪者」|短編集『ナポレオン狂』より|1979年、第32回日本推理作家協会賞短編賞受賞作|
|The Wager of the Century|「笑顔でギャンブルを」|ショート・ショート集『食べられた男』より||
|Innocence|「無邪気な女」|短編集『だれかに似た人』より||
|The Perfect Gift|「すばらしい贈り物」|ショート・ショート集『食べられた男』より||
|The Transparent Fish|「透明魚」|短編集『ナポレオン狂』より||
|The man Who Was a Meal|「食べられた男」|ショート・ショート集『食べられた男』より||
|Disaster|「凶事」|短編集『夢判断』より||
#endregion
#region(closeed,The Square Persimmon and other stories 収録作)
The Square Persimmon and other stories 収録作
-未確認
#endregion

　『Napoleon Crazy and other stories』は翻訳：Stanleigh H. Jones（スタンレー・H・ジョーンズ）。『ナポレオン狂』、『食べられた男』、『だれかに似た人』、『夢判断』より。

**荒井曜（あらい あきら）
-A Caring Man ／ 『慈しむ男』（2011） [[ISBN 1935654179&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1935654179]] （Vertical、2011年7月）

　日本・アメリカ・中国・韓国の出版社が共催するゴールデン・エレファント賞の第1回大賞受賞作。2011年7月、日米同時刊行。
（同回のもう1編の大賞受賞作、中村ふみ『裏閻魔』は日本・アメリカのほかに中国・韓国でも刊行されている）
　受賞作の英訳出版が確約されている新人賞には過去にランダムハウス講談社新人賞（2008-2009年）もあった。

**伊坂幸太郎
-Remote Control ／ 『ゴールデンスランバー』（2007） [[ISBN 4770031084&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770031084]] （講談社USA、2011年3月）

**内田康夫
-The Togakushi Legend Murders ／ 『戸隠伝説殺人事件』（1983） [[ISBN 0804835543&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0804835543]] （Tuttle Publishing、2004年5月）

　意外にも浅見光彦シリーズではなく、信濃のコロンボというシリーズの作品。

**江戸川乱歩
|英題|原題|ISBN|出版社、出版年|備考|
|Japanese Tales of Mystery &amp; Imagination|（短編集）|[[ISBN 0804803196&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0804803196]]|Tuttle Publishing、1989年12月|初版は1956年|
|The Boy Detectives Club|『少年探偵団』|[[ISBN 4061860372&gt;&gt;http://www.amazon.co.jp/dp/4061860372]]|講談社英語文庫、1988年8月|amazon.comになし|
|The Black Lizard and Beast in the Shadows|『黒蜥蜴』と『陰獣』|[[ISBN 4902075210&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4902075210]]|黒田藩プレス、2006年1月||
|The Edogawa Rampo Reader|（短編、エッセイ集）|[[ISBN 4902075253&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4902075253]]|黒田藩プレス、2008年12月||
|Moju: The Blind Beast|『盲獣』|[[ISBN 1840683007&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1840683007]]|Shinbaku Books、2009年5月||
|The Fiend with Twenty Faces|『怪人二十面相』|[[ISBN 4902075369&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4902075369]]|黒田藩プレス、2012年3月||

#region(closeed,Japanese Tales of Mystery &amp; Imagination 収録作)
Japanese Tales of Mystery &amp; Imagination 収録作
|The Human Chair|人間椅子|
|The Psychological Test|心理試験|
|The Caterpillar|芋虫|
|The Cliff|断崖|
|The Hell Of Mirrors|鏡地獄|
|The Twins|双生児|
|The Red Chamber|赤い部屋|
|Two Crippled Men|二癈人|
|The Traveller With The Pasted Rag Picture|押絵と旅する男|
#endregion
#region(closeed,The Edogawa Rampo Reader 収録作)
The Edogawa Rampo Reader 収録作（短編小説のみ示す。収録エッセイについては黒田藩プレスの「[[該当ページ&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/j0020cate.html]]」を参照のこと）
|The Daydream|白昼夢|
|The Martian Canals|火星の運河|
|The Appearance of Osei|お勢登場|
|Poison Weeds|毒草|
|The Stalker in the Attic|屋根裏の散歩者|
|The Air Raid Shelter|防空壕|
|Doctor Mera’s Mysterious Crimes|目羅博士の不思議な犯罪|
|The Dancing Dwarf|踊る一寸法師|
#endregion

　黒田藩プレスでは「D坂の殺人事件」と『パノラマ島綺譚』の英訳も予定されていたが、そのうち『パノラマ島綺譚』については中止になっている（英訳作業中に、ハワイ大学出版が同作の2012年末の英訳出版を発表したため）。少年探偵団シリーズは『怪人二十面相』以降も英訳版刊行予定。[[黒田藩プレス公式サイト参照&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/jp0027cate.html]]。

**逢坂剛
-The Red Star of Cadiz ／ 『カディスの赤い星』（1986） [[ISBN 4902075245&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4902075245]] （黒田藩プレス、2008年12月）
 
**大沢在昌
-Shinjuku Shark ／ 『新宿鮫』（1990） [[ISBN 1932234373&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234373]] （Vertical、2008年1月）
-The Poison Ape: A Shinjuku Shark Novel ／ 『毒猿 新宿鮫II』（1991） [[ISBN 1934287245&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287245]] （Vertical、2008年12月）

**岡本綺堂
-The Curious Casebook of Inspector Hanshichi: Detective Stories of Old Edo ／ 半七捕物帳シリーズ [[ISBN 0824831004&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0824831004]] （University of Hawaii Press、2007年1月）

**奥田英朗
-In the Pool ／ 『イン・ザ・プール』（2002） [[ISBN 4925080946&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4925080946]] （Stone Bridge Press、2006年4月）
-Lala Pipo ／ 『ララピポ』（2005） [[ISBN 1934287210&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287210]] （Vertical、2008年7月）

**乙一
|英題|原題|ISBN|出版社、出版年|備考|
|Calling You|『きみにしか聞こえない―CALLING YOU』（2001）|[[ISBN 1598168525&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1598168525]]|TokyoPop、2007年6月||
|GOTH|『GOTH―リストカット事件』（2002）|[[ISBN 1427811377&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1427811377]]|TokyoPop、2008年10月||
|ZOO|『ZOO』（2003）|[[ISBN 1421525879&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421525879]]|VIZ Media LLC、2009年9月|Haikasoru|
|Summer, Fireworks, and My Corpse|『夏と花火と私の死体』（1996）|[[ISBN 1421536447&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421536447]]|VIZ Media LLC、2010年9月|Haikasoru|

*か行
**貴志祐介
-The Crimson Labyrinth ／ 『クリムゾンの迷宮』（2003） [[ISBN 193223411X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/193223411X]] （Vertical、2006年10月）

**北方謙三
-Ashes ／ 『棒の哀しみ』（1990） [[ISBN 1932234020&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234020]] （Vertical、2003年6月）
-Winter Sleep ／ 『冬の眠り』（1996） [[ISBN 1932234136&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234136]] （Vertical、2005年1月）
-The Cage ／ 『檻』（1983） [[ISBN 1932234241&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234241]] （Vertical、2006年9月）

**京極夏彦
-The Summer of the Ubume ／ 『姑獲鳥の夏』（1994） [[ISBN 1934287253&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287253]] （Vertical、2009年8月）
-Loups-Garous ／ 『ルー=ガルー ― 忌避すべき狼』（2001） [[ISBN 1421532336&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421532336]] （VIZ Media LLC、2010年5月） - Haikasoru

**桐野夏生
|英題||ISBN|出版社、出版年|備考|
|Out|『OUT』（1997）|[[ISBN 0099472287&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0099472287]] （Paperback）|Random House、2004年9月||
|同上|同上|[[ISBN 1400078377&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1400078377]] （Paperback）|Vintage、2005年1月||
|Grotesque|『グロテスク』（2003）|[[ISBN 1400096596&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1400096596]]|Vintage、2008年2月||
|Real World|『リアルワールド』（2003）|[[ISBN 0307387488&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0307387488]]|Vintage、2009年7月||

　英訳版『OUT』は2004年、アメリカ探偵作家クラブ賞（MWA賞）の1つであるエドガー賞の最優秀長編賞にノミネートされた。
（受賞したのはイアン・ランキン『甦る男』（2003年邦訳、ハヤカワ・ポケット・ミステリ））

*さ行
**桜庭一樹
-GOSICK
--Volume 1（2003） [[ISBN 1427805695&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1427805695]] （TokyoPop、2008年4月）
--Volume 2（2004） [[ISBN 1427805709&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1427805709]] （TokyoPop、2010年3月）

**佐々木譲
-Zero Over Berlin ／ 『ベルリン飛行指令』（1988） [[ISBN 1932234098&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234098]] （Vertical、2004年7月）

**佐藤友哉
-Gray-Colored Diet Coke ／ 「灰色のダイエットコカコーラ」（2002） [[ISBN 0345503570&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345503570]] （Del Rey、2009年6月、アメリカ版ファウスト2号に掲載）

**島田荘司
-Tokyo Zodiac Murders: Detective Mitarai&#039;s Casebook ／ 『占星術殺人事件』（1981） [[ISBN 4925080814&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4925080814]] （IBC Books、2005年9月）

**鈴木光司
|英題||ISBN|出版社、出版年|備考|
|Ring|『リング』（1991）|[[ISBN 1932234411&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234411]] （Paperback）|Vertical、2004年4月||
|Spiral|『らせん』（1995）|[[ISBN 1932234160&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234160]] （Paperback）|Vertical、2005年8月||
|Dark Water|『仄暗い水の底から』（1996）|[[ISBN 1932234225&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234225]]|Vertical、2006年6月||
|Paradise|『楽園』（1990）|[[ISBN 1932234233&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234233]]|Vertical、2006年9月||
|Loop|『ループ』（1998）|[[ISBN 193223425X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/193223425X]] （Paperback）|Vertical、2006年10月||
|Birthday|『バースデイ』（1999）|[[ISBN 1932234829&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234829]] （Paperback）|Vertical、2007年9月||
|Promenade of the Gods|『神々のプロムナード』（2003）|[[ISBN 1934287261&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287261]]|Vertical、2008年8月||
　　
**瀬名秀明
-Parasite Eve ／ 『パラサイト・イヴ』（1995）
--[[ISBN 1932234195&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234195]] （Vertical、2005年10月）
--[[ISBN 1932234209&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234209]] （Vertical、2008年5月）

*た行
**高木彬光
-The Tattoo Murder Case ／ 『刺青殺人事件』 [[ISBN 1569471568&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1569471568]] （Soho Crime、2003年7月）
-Honeymoon to Nowhere ／ 『ゼロの蜜月』 [[ISBN 1569471541&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1569471541]] （Soho Crime、2003年7月）
-The Informer ／ 『密告者』 [[ISBN 156947155X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/156947155X]] （Soho Press、2003年7月） 

**高見広春
-Battle Royale ／ 『バトル・ロワイアル』（1999）
--[[ISBN 156931778X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/156931778X]] （VIZ Media LLC、2003年2月）
--[[ISBN 0575080493&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0575080493]] （Gollancz、2007年5月）
--[[ISBN 1421527723&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421527723]] （Haikasoru、2009年11月） - Haikasoru

**陳舜臣
-Murder in a Peking Studio ／ 『北京悠々館』（1971） [[ISBN 0939252155&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0939252155]] （Arizona State Univ Center for Asian、1986年4月）

**戸川昌子
|英題||ISBN|出版社、出版年|備考|
|The Master Key|『大いなる幻影』|[[B00235SX3Q&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B00235SX3Q]]|Dodd, Mead &amp; Co.、1984年|表紙写真なし|
|同上|同上|[[ISBN 014007645X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/014007645X]]|Penguin、1986年8月||
|Lady Killer|『猟人日記』|[[B002DITQNE&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B002DITQNE]]|Dodd, Mead &amp; Co.、1986年|表紙写真なし|
|同上|同上|[[ISBN 0345345487&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345345487]]|Ballantine Books、1987年7月||
|A Kiss of Fire|『火の接吻』|[[ISBN 0345355806&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345355806]]|Ballantine Books、1989年11月||
|Slow Fuse|『深い失速』|[[ISBN 0679418628&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0679418628]]|Pantheon、1995年10月||

*な行
**中村文則
-The Thief ／ 『掏摸（スリ）』（2009） [[ISBN 1616950218&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1616950218]] （Soho Crime、2012年3月）

　2009年の出版物を対象とする第4回大江健三郎賞の受賞作。大江健三郎賞は受賞作の英訳（またはフランス語訳・ドイツ語訳）の出版を約束している賞で、大江健三郎が1年間の出版物（小説に限らず、評論等も含まれる）から選出する。
　この作品は日本ではあまりミステリとは見なされていないと思うが、松本清張『砂の器』や高木彬光『刺青殺人事件』を出版しているSoho Crimeからの出版であるのでリストに加えておく。米国amazonで「この商品を買った人はこんな商品も買っています」を見てみると、東野圭吾『容疑者Xの献身』や北欧のミステリ作家（ユッシ・エーズラ・オールスン、オーサ・ラーソン、アンネ・ホルト、ジョー・ネスボ等々）の作品が並んでいるので、やはりアメリカでは「クライム・フィクション」として受容されているようである。
　『掏摸（スリ）』はフランス語訳も予定されており、また『悪と仮面のルール』の英訳出版も予定されている。

**夏樹静子
|英題||ISBN|出版社、出版年|備考|
|Murder at Mt. Fuji|『Wの悲劇』|[[ISBN 0312552874&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0312552874]]|St Martins Pr、1984年5月||
|同上|同上|[[ISBN 0345337611&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345337611]]|Ballantine Books、1987年1月||
|The Third Lady|『第三の女』|[[ISBN 0345337654&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345337654]]|Ballantine Books、1987年5月||
|The Obituary Arrives at Two O&#039;Clock|『訃報は午後二時に届く』|[[ISBN 0345352378&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345352378]]|Ballantine Books、1988年10月||
|Innocent Journey|『黒白の旅路』|[[ISBN 0345356454&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345356454]]|Ballantine Books、1989年4月||
|Portal of the Wind|『風の扉』|[[ISBN 034536032X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/034536032X]]|Ballantine Books、1990年6月||
|Death from the Clouds|『雲から贈る死』|[[ISBN 0345366670&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345366670]]|Ballantine Books、1991年3月||

-Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine June, 1985 （短編掲載？） [[B002MJZ07K&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B002MJZ07K]] （表紙写真なし）

マーク・シュライバー（高山真由美訳）「日本ミステリ英訳史――受容から創造へ」（『ミステリマガジン』2007年6月号）、p.21より引用
&gt;　これはあまり知られていないことだが、翻訳小説のマーケティングにおいて、小説に大きく編集が加えられるだけでなく、欧米の読者に受け容れられやすいように物語自体が書き換えられることもある。夏樹静子の『Wの悲劇』が &amp;italic(){Murder at Mt. Fuji} になったときにも、日本語版の原作には出てこないアメリカ人女性が主役のひとりとして新たに登場した。
&gt;　夏樹静子は《トーキョー・ジャーナル》誌（一九八七年七月号）のインタヴューに答え、こう言っている。「その部分は翻訳用の原稿を送るまえに書きました。変更を加えれば、つまり、理解できる登場人物がひとりでもいれば、外国の読者にもより興味を持ってもらえると思ったのです」　

**西尾維新
-Death Note: Another Note ／ 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』（2006） [[ISBN 142151883X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/142151883X]] （VIZ Media LLC、2008年2月）
-Zaregoto: Book 1: The Kubikiri Cycle ／ 『クビキリサイクル』（2002） [[ISBN 0345504275&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345504275]] （Del Rey、2008年7月）
-xxxHOLiC: AnotherHOLiC ／ 『xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル』（2006） [[ISBN 0345505182&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345505182]] （Del Rey、2008年10月）
-Zaregoto: Book 2: The Kubishime Romanticist ／ 『クビシメロマンチスト』（2002） [[ISBN 0345505786&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345505786]] （Del Rey、2010年6月）

**西村京太郎
-The Mystery Train Disappears ／ 『ミステリー列車が消えた』（1982） [[ISBN 0942637305&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0942637305]] （Barricade Books、1990年12月）
 
**乃南アサ
-The Hunter ／ 『凍える牙』（1996） [[ISBN 4770030258&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770030258]] （講談社インターナショナル、2006年12月）
-Now You&#039;re One of Us ／ 『暗鬼』（1993） [[ISBN 1934287032&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287032]] （Vertical、2007年12月）

*は行
**浜尾四郎
-The Devil&#039;s Disciple ／ 『悪魔の弟子』 [[ISBN 1843918579&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1843918579]] （Hesperus Press、2011年9月）

**東野圭吾
-Naoko ／ 『秘密』（1998）
--[[ISBN 1932234071&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234071]] （Vertical、2004年8月）
-The Devotion of Suspect X ／ 『容疑者Xの献身』（2005）
--Minotaur Books　[[2011年2月ハードカバー版&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0312375069]]、[[2012年2月ペーパーバック版&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1250002699]] （アメリカ）
--Little, Brown　[[2011年7月ペーパーバック版&gt;&gt;http://www.amazon.co.uk/dp/1408703254]] （イギリス）
--Thorndike Press　[[2011年5月ハードカバー版&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1410436837]] （大活字版）
-Salvation of a Saint ／ 『聖女の救済』（2008）
--[[ISBN 0312600682&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0312600682]] （Minotaur Books、2012年10月）

　『容疑者Xの献身』はアメリカ図書館協会（ALA）のブックリストで2012年ミステリ部門の最高推薦図書に選ばれたほか、エドガー賞、バリー賞の候補になっている。

**船戸与一
-May in the Valley of the Rainbow ／ 『虹の谷の五月』 [[ISBN 1932234284&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1932234284]] （Vertical、2006年12月）

*ま行
**舞城王太郎
-Drill Hole in My Brain ／ 「Drill Hole in My Brain」（2003） [[ISBN 034550206X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/034550206X]] （Del Rey、2008年8月、アメリカ版ファウスト1号に掲載）

**松本清張
-Points and Lines ／ 『点と線』 [[ISBN 0870114565&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0870114565]] （講談社アメリカ、1986年6月）
-The Voice and Other Stories ／ 「声」ほか [[ISBN 4770019491&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770019491]] （講談社インターナショナル、1995年7月）
-Inspector Imanishi Investigates ／ 『砂の器』 [[ISBN 1569470197&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1569470197]] （Soho Crime、2003年7月）

#region(closeed,The Voice and Other Stories 収録作)
The Voice and Other Stories 収録作
|The Accomplice|「脅迫者」||
|The Face|「顔」||
|The Serial|「地方紙を買う女」||
|Beyond All Suspicion|「捜査圏外の条件」||
|The Voice|「声」||
|The Woman Who Wrote Haiku|「巻頭句の女」||
#endregion

**水上勉
-The Temple of the Wild Geese and Bamboo Dolls of Echizen ／ 『雁の寺』と『越前竹人形』 [[ISBN 1564784908&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1564784908]] （Dalkey Archive Press、2008年3月）

**宮部みゆき
|英題||ISBN|出版社、出版年|備考|
|All She Was Worth|『火車』（1992）|[[ISBN 0395966582&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0395966582]]|Mariner Books、1999年5月||
|Shadow Family|『R.P.G.』（2001）|[[ISBN 4770030045&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770030045]]|講談社USA、2006年1月|最初の刊行は2004年？|
|Crossfire|『クロスファイア』（1998）|[[ISBN 4770030681&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770030681]]|講談社USA、2007年7月|最初の刊行は2006年？|
|Brave Story|『ブレイブ・ストーリー』（2003）|[[ISBN 1421527731&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421527731]]|VIZ Media LLC、2009年11月|Haikasoru|
|The Book of Heroes|『英雄の書』（2009）|[[ISBN 1421527758&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421527758]]|VIZ Media LLC、2010年1月|Haikasoru|
|The Devil&#039;s Whisper|『魔術はささやく』（1989）|[[ISBN 4770031173&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770031173]]|講談社USA、2010年3月||
|The Sleeping Dragon|『龍は眠る』（1991）|[[ISBN 4770031041&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4770031041]]|講談社USA、2010年4月||

*や行
**山田風太郎
-The Kouga Ninja Scrolls ／ 『甲賀忍法帖』 [[ISBN 0345495101&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0345495101]] （Del Rey、2006年12月）
 
**山田正紀
-Aphrodite [[ISBN 4902075016&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/4902075016]] （黒田藩プレス、2004年1月）
-Ghost in the Shell 2: Innocence: After the Long Goodbye [[ISBN 1421513943&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1421513943]] （VIZ Media LLC、2007年7月）

**山村美紗
-The Dark Ring of Murder [[ISBN 1561672475&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1561672475]] （Noble House、1996年5月）

**結城昌治
-I&#039;m not a dog ／ 『ぼく、イヌじゃないよ』（1985） [[ISBN 0907349412&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0907349412]] （Spindlewood、1985年8月）

　河出書房新社の叢書《メルヘンの森》（全6巻）の1冊として刊行された絵本。

**夢野久作
-Bottled Hell ／ 「瓶詰地獄」 [[amazon.comでKindle版（2011年8月）が販売されている&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/B005GR3ONM]]

**横溝正史
-The Inugami Clan ／ 『犬神家の一族』 [[ISBN 1933330317&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1933330317]] （Stone Bridge Press、2007年9月）

　横溝は、フランス語では3冊刊行（『犬神家の一族』、『八墓村』、『悪魔の手毬唄』）。ドイツ語訳はなし。

**吉田修一
-Villain ／ 『悪人』 [[ISBN 0307454940&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0307454940]] （Vintage、2011年8月）

* 米国EQMM掲載作品
** 2003年以前
※完全なリストではありません
|著者|タイトル|英題|掲載号|備考|
|松本清張|「地方紙を買う女」|The Woman Who Took the Local Paper|1979年6月号||
|夏樹静子|「質屋の扉」|The Pawnshop Murder|1980年5月号||
|松本清張|「証言」|The Secret Alibi|1980年11月号||
|夏樹静子|「足の裏」|The Sole of the Foot|1981年9月号||
|松本清張||The Humble Coin|1982年7月号||
|夏樹静子||I Can&#039;t Help Loving Him|同上||
|夏樹静子||The Stairs|1985年6月号|| 
|夏樹静子||A Very Careful Man|1987年1月号||
|夏樹静子||The Taste of Cocoa|1988年3月号||
|阿刀田高|「ナポレオン狂」|Napoleon Crazy|1989年3月号||
|夏樹静子||The Love Motel|1989年7月号||
|夏樹静子||The Woman on the Phone|1990年5月号||
|松本清張|||1991年1月号||
|夏樹静子||Divine Punishment|1991年3月号||
|赤川次郎||Beat Your Neighbor Out of Doors|1992年3月号||
|夏樹静子||A Midnight Coincidence|1992年5月号||
|夏樹静子||Solitary Journey|1994年6月号||

** Passport to Crimeコーナーに掲載
　アメリカのミステリ雑誌『Ellery Queen&#039;s Mystery Magazine』の「Passport to Crime」コーナーは非英語圏の短編ミステリを英訳掲載するコーナーである（※ただしインドの作家が英語で書いた作品が掲載されたこともある）。2003年6月号より毎号掲載されており、日本の作品も何度か掲載されている。

|著者|タイトル|英題|掲載号|備考|
|法月綸太郎|「都市伝説パズル」|An Urban Legend Puzzle|2004年1月号|第55回（2002年）日本推理作家協会賞短編部門受賞作|
|光原百合|「十八の夏」|Eighteenth Summer|2004年12月号|第55回（2002年）日本推理作家協会賞短編部門受賞作|
|伊坂幸太郎|「死神の精度」|The Precision of the Agent of Death|2006年7月号|第57回（2004年）日本推理作家協会賞短編部門受賞作|
|横山秀夫|「動機」|Motive|2008年5月号|第53回（2000年）日本推理作家協会賞短編部門受賞作|
|長岡弘樹|「傍聞き」|Heard at One Remove|2010年2月号|第61回（2008年）日本推理作家協会賞短編部門受賞作|

　「Passport to Crime」コーナーの初期の掲載作は『[[Passport to Crime&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0786719168]]』（2007年1月）というタイトルでまとめられて刊行されており、日本の作品では法月綸太郎、光原百合、伊坂幸太郎の作品が収録されている。

*ミステリアンソロジー
-Ellery Queen&#039;s Japanese Golden Dozen: The Detective Story World in Japan
|石沢英太郎|「噂を集め過ぎた男」|Too Much About Too Many|
|松本清張|「奇妙な被告」|The Cooperative Defendant|
|三好徹|「死者の便り」|A Letter from the Dead|
|森村誠一|「魔少年」|Devil of a Boy|
|夏樹静子|「断崖からの声」|Cry from the Cliff|
|西村京太郎|「優しい脅迫者」|The Kindly Blackmailer|
|佐野洋|「証拠なし」|No Proof|
|笹沢左保|「海からの招待状」|Invitation from the Sea|
|草野唯雄|「復顔」|Facial Restoration|
|戸川昌子|「黄色い吸血鬼」|The Vampire|
|土屋隆夫|「加えて、消した」|Write In, Rub Out|
|筒井康隆|「如菩薩団」|Perfectly Lovely Ladies|


-Murder in Japan: Japanese Stories of Crime and Detection
|江戸川乱歩|「心理試験」|The Psychological Test|
||「赤い部屋」|The Red Chamber|
|志賀直哉|「剃刀」|The Razor|
||「范の犯罪」|Han&#039;s Crime|
|谷崎順一郎|「私」|The Thief|
|芥川龍之介|「藪の中」|In a Grove|
|石川達三||The Affair of the Arabesque Inlay|
|耕治人（こう はると）||Black Market Blues|
|松本清張|「証言」|The Secret Alibi|
||「地方紙を買う女」|The Woman who Took the Local Paper|
|安岡章太郎|「雨」|Rain|
|安部公房|「夢の兵士」|The Dream Soldier|
|夏樹静子|「質屋の扉」|The Pawnshop Murder|
||「足の裏」|The Sole of the Foot|

*黒田藩プレスの非ミステリアンソロジー
-クトゥルーアンソロジー
--[[Lairs of the Hidden Gods （全4巻）&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/j0010.html]]
---東京創元社から刊行されたアンソロジー『[[秘神界&gt;&gt;http://www.tsogen.co.jp/wadai/0208_03.html]]』の英訳。芦辺拓の短編「五瓶劇場 戯場国邪神封陣（かぶきのくにクトゥルーたいじ）」などを収録。
-怪奇小説アンソロジー
--[[Kaiki: Uncanny Tales from Japan 第1巻&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/jp0007cate.html]] （京極夏彦、宮部みゆき、岡本綺堂 etc）
--[[Kaiki: Uncanny Tales from Japan 第2巻&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/jp0008cate.html]] （高橋克彦、日影丈吉 etc）
--[[Kaiki: Uncanny Tales from Japan 第3巻&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/jp0009cate.html]] （村山槐多、江戸川乱歩、皆川博子、久生十蘭 etc） &amp;color(red){※未刊行}
-SF小説アンソロジー
--[[Speculative Japan 第1巻&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/j0021cate.html]]
--[[Speculative Japan 第2巻&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/j/catalog/j0025cate.html]]
--[[Speculative Japan 第3巻&gt;&gt;http://www.kurodahan.com/mt/e/catalog/jp0024cate.html]] （綾辻行人の短編「心の闇」などを収録） &amp;color(red){※未刊行}

*その他のアンソロジー
-The Columbia Anthology of Modern Japanese Literature: From Restoration to Occupation, 1868-1945
-The Columbia Anthology of Modern Japanese Literature: From 1945 to the Present
-Modanizumu: Modernist Fiction from Japan, 1913-1938

*その他
　未刊行？　（以下の4冊は遅くとも2010年春にはamazon.comに書籍情報が登録されていたが、出版されているのかよく分からない）

-北方謙三『逃がれの街』（1982） → City of Refuge [[ISBN 1934287121&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287121]] （Vertical、2012年4月予定？？）
-高嶋哲夫『メルトダウン』（2003） → Fallout [[ISBN 1934287156&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287156]] （Vertical、2012年7月予定？？）
-乃南アサ『躯』（からだ）（1999） → The Body [[ISBN 1934287377&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287377]] （Vertical、2012年10月予定？？）
-松本清張『霧の旗』 → Pro Bono [[ISBN 1934287024&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/1934287024/]] （Vertical、2012年4月予定？？）

----
「[[日本ミステリの海外刊行]]」へ    </description>
    <dc:date>2012-04-18T23:44:59+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/185.html">
    <title>【エドガー賞の前に】東野圭吾『容疑者Xの献身』のフランスでの評価やいかに</title>
    <link>http://www36.atwiki.jp/asianmystery/pages/185.html</link>
    <description>
      2012年4月14日

　エドガー賞の受賞作発表まであと約2週間。東野圭吾の『容疑者Xの献身』が最優秀長編賞の候補となっており、その発表を心待ちにしている人も多いだろう。
　ところで、『容疑者Xの献身』は2011年2月にアメリカで英訳本『[[The Devotion of Suspect X&gt;&gt;http://www.amazon.com/dp/0312375069/]]』が出版されたが、同年11月にはフランスでフランス語訳本『[[Le Dévouement du suspect X&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2330001398]]』も出版されている。今年の1月に書いた記事「[[東野圭吾『容疑者Xの献身』がエドガー賞以外に狙える賞は？]]」で示したように、フランスのミステリ賞である&amp;color(#e07000){&amp;bold(){フランス推理小説大賞}}や&amp;color(#e07000){&amp;bold(){ミステリ批評家賞}}にはフランス語作品部門以外に翻訳作品部門もある。当然、『容疑者Xの献身』を含む日本の推理小説も授賞対象になりうるわけだ。そして10日ほど前、ミステリ批評家賞の結果が発表された。

* ミステリ批評家賞（Prix Mystère de la Critique）、2012年の受賞作
-対象は2011年にフランスで出版されたミステリ小説
-この賞は1972年創設。20名～30名ほどのミステリ批評家や作家が1年間に出たミステリ小説から優れた作品をそれぞれ10作品挙げ、得票数の最も多かった作品が受賞作となる。今回は34人が投票に参加した。そのような形式のため、受賞者には有名作家が多いとされる。

&amp;bold(){フランス語作品部門}
||作者|フランス語タイトル|
|★受賞★|Marcus Malte|[[Les Harmoniques&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2070127389]]|
|第2位|Antonin Varenne|[[Le Mur, le Kabyle et le Marin&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2878583442]]|
|第3位|Michel Bussi|[[Nymphéas noirs&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2258088267]]|
|第4位|D.O.A. &amp; Dominique Manotti|[[L&#039;Honorable société&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2070126226]]|
|第5位|Jérôme Leroy|[[Le Bloc&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2070786420]]|

&amp;bold(){翻訳作品部門}
||原語|作者|邦題 or 原題|邦訳出版|フランス語タイトル|
|★受賞★|英語|スチュアート・ネヴィル|『ベルファストの12人の亡霊』|2010年8月、RHブックス・プラス|[[Les Fantômes de Belfast&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2743622512]]|
|第2位|英語|ドン・ウィンズロウ|『野蛮なやつら』|2012年2月、角川文庫|[[Savages&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2702435173]]|
|第3位|英語|トマス・H・クック|『沼地の記憶』|2010年4月、文春文庫|[[Les Leçons du Mal&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2020998971]]|
|第4位|英語|David Vann|Caribou Island|CENTER:-|[[Désolations&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2351780469]]|
|第5位|ヘブライ語|ישי שריד (Yishaï Sarid)|לימסול (Limassol)|CENTER:-|[[Le Poète de Gaza&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2742794603]]|
（第5位のイシャイ・サリッド『Le Poète de Gaza』（ガザの詩人）は昨年のフランス推理小説大賞の翻訳作品部門の受賞作である［昨年9月に受賞作が発表された］）

-受賞作の情報源：[[k-libre ＞ actualité ＞ dépêches ＞ Prix Mystère 2012 : les lauréats&gt;&gt;http://www.k-libre.fr/klibre-ve/index.php?page=depeche&amp;id=2114]] （2012年4月4日）

　という訳で、2011年にフランスで翻訳出版された日本のミステリ小説には私の知る限りで東野圭吾『容疑者Xの献身』（[[Le Dévouement du suspect X&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2330001398]]）と伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』（[[La Prière d&#039;Audubon&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/280970242X]]）、桐野夏生『IN』（[[Intrusion&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2021034704]]）があるが、残念ながらどれも上位には来なかったようである。投票者の一人であるClaude Le Nocher氏のブログを「フランス語→英語」の機械翻訳を使って読んでみたが、それによると、&amp;bold(){&amp;u(){Claude Le Nocher氏は『容疑者Xの献身』に一票を投じた}}ものの、あまり高い順位には来なかったようである（参照：[[Prix Mystère de la Critique 2012 - Le blog de Claude LE NOCHER&gt;&gt;http://action-suspense.over-blog.com/article-prix-mystere-de-la-critique-2012-102835014.html]]［2012年4月4日］）。

　なお、『本格ミステリー・ワールド2011』（南雲堂、2010年12月）に掲載されたインタビューでフランスの推理作家ポール・アルテが、2011年に高木彬光『刺青殺人事件』のフランス語訳の出版が予定されており楽しみにしていると発言しているが、2012年4月現在、まだ出版されていないようである。

　ちなみに、翻訳作品部門はやはり英語圏の作家の受賞が多い。過去の翻訳作品部門の受賞作家のうち非英語圏の作家は以下の7人である。日本の作家がこの賞を受賞できる日は来るだろうか。

-ドイツ - ホルスト・ボゼツキー（1988年）
-スペイン - フランシスコ・ゴンサレス＝レデスマ（1993年、2007年）
-イタリア - アンドレア・カミッレーリ（1999年）
-スウェーデン - ヘニング・マンケル（2000年）
-ロシア - ボリス・アクーニン（2002年）
-南アフリカ共和国 - デオン・マイヤー（2004年） ※アフリカーンス語で執筆
-アイスランド - アーナルデュル・インドリダソン（2006年）

* 残るはフランス推理小説大賞
　&amp;color(#e07000){&amp;bold(){フランス推理小説大賞}}は新進のミステリ作家に与えられる賞である。東野圭吾の作品の仏訳は『むかし僕が死んだ家』（[[La Maison où je suis mort autrefois&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2742789510]]、2010年4月）と『容疑者Xの献身』だけなので、フランスではまだ新進の作家だと言っていいだろう。昨年と同じならば、候補作の発表は6月で受賞作の決定は9月である。翻訳作品部門の最終候補には昨年は11作品がノミネートされた。

　ところで、来月には『容疑者Xの献身』に次ぐガリレオシリーズの第二長編『聖女の救済』のフランス語訳『[[Un café maison&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2330006136]]』も出るようだ。フランス推理小説大賞が何月から何月までで期間を区切っているのか分からないため、これが『容疑者Xの献身』と同じく今年発表の回の対象作になるのかどうかは分からない。伊坂幸太郎の作品では『オーデュボンの祈り』（2011年2月仏訳出版）が今年の対象になるのかは分からないが、『重力ピエロ』（[[Pierrot-la-gravité&gt;&gt;http://www.amazon.fr/dp/2809703086]]、2012年1月）は対象期間に入っているはずである。桐野夏生『IN』（2011年9月仏訳出版）も今年の対象作のはずである。

　フランスではかつて、夏樹静子が『第三の女』（La promesse de l&#039;ombre）で1989年にフランス冒険小説大賞を受賞している。それからすでに20年以上が経過した。再び日本の作品がフランスのミステリ賞を勝ち取る日が来ることを期待したい。

* 参考文献
-平岡敦「フランスのミステリ賞総まくり」（『ミステリマガジン』1998年4月号【特集：ミステリ賞って何だ？】、pp.48-49）
-権田萬治「ミステリー批評家大賞」（権田萬治監修『海外ミステリー事典』新潮社、2000年2月、p.354）

* 関連記事
-[[東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に]] （2012年1月22日）
-[[東野圭吾『容疑者Xの献身』がエドガー賞以外に狙える賞は？]] （2012年1月22日・3月19日）
-[[フランス語に翻訳された日本の推理小説／ミステリ]]    </description>
    <dc:date>2012-04-14T21:32:33+09:00</dc:date>
  </item>
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