ポケミス非英語圏作品一覧

2012年1月14日
  • 最終更新:2024年1月3日(ページ末尾の「更新履歴」参照のこと)

 1953年9月に刊行を開始した早川書房のミステリ叢書、ハヤカワ・ミステリ(通称ハヤカワ・ポケット・ミステリ、略称ポケミス)の非英語圏作品の一覧。

関連ページ創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧(東京創元社、1959年4月創刊)

Index

《ハヤカワ・ミステリ》の原語別割合と関連データ


英語 フランス語 日本語 その他 備考
~2010年12月
(~No. 1842)
1619冊
(92.94%)
111冊
(6.37%)
3冊
(0.17%)
9冊 *注
(0.52%)
1742冊 2010年刊行の非英語圏作品はカミ『機械探偵クリク・ロボット』、アルテ『殺す手紙』の2冊
~2011年12月
(~No. 1854)
1627冊(+8冊)
(92.76%)
111冊
(6.33%)
3冊
(0.17%)
13冊(+4冊)
(0.74%)
1754冊 2011年4月:ヨハン・テオリン『黄昏に眠る秋』刊行(ポケミス51年ぶりの北欧作品)
2011年6月:〈特捜部Q〉シリーズ第一作、『特捜部Q―檻の中の女―』刊行
2011年8月:ポケミス初のドイツ作品、『謝罪代行社』刊行(ドイツ語圏作品としては4冊目)
~2012年12月
(~No. 1866)
1633冊(+6冊)
(92.47%)
112冊(+1冊)
(6.34%)
3冊
(0.17%)
18冊(+5冊)
(1.02%)
1766冊 [フランス作品はモーリス・ルブラン『ルパン、最後の恋』]
~2013年12月
(~No. 1878)
1642冊(+9冊)
(92.35%)
112冊
(6.30%)
3冊
(0.17%)
21冊(+3冊)
(1.18%)
1778冊 2013年1月:ドナート・カッリージ『六人目の少女』刊行(ポケミス43年ぶりのイタリア作品)
~2014年12月
(~No. 1890)
1649冊(+7冊)
(92.12%)
113冊(+1冊)
(6.31%)
3冊
(0.17%)
25冊(+4冊)
(1.40%)
1790冊 2014年5月:ロベルト・アンプエロ『ネルーダ事件』刊行(ポケミス20年ぶりのラテンアメリカ作品)
[フランス作品はカミ『三銃士の息子』]
~2015年12月
(~No. 1902)
1657冊(+8冊)
(91.95%)
113冊
(6.27%)
3冊
(0.17%)
29冊(+4冊)
(1.61%)
1802冊 2015年2月:ヨルン・リーエル・ホルスト『猟犬』刊行(ポケミス55年ぶりのノルウェー作品)
~2016年12月
(~No. 1914)
1665冊(+8冊)
(91.79%)
114冊(+1冊)
(6.28%)
3冊
(0.17%)
32冊(+3冊)
(1.76%)
1814冊 2016年12月:ドロレス・レドンド『バサジャウンの影』刊行(ポケミス初のスペイン作品)
[フランス作品はサンドリーヌ・コレット『ささやかな手記』]
~2017年12月
(~No. 1926)
1673冊(+8冊)
(91.62%)
114冊
(6.24%)
3冊
(0.16%)
36冊(+4冊)
(1.97%)
1826冊
~2018年12月
(~No. 1938)
1681冊(+8冊)
(91.46%)
114冊
(6.20%)
4冊(+1冊)
(0.22%)
39冊(+3冊)
(2.12%)
1838冊 2018年4月:日本作家作品を62年ぶりに叢書に収録(原尞『そして夜は甦る』)
2018年9月:陸秋槎(りく しゅうさ)『元年春之祭』刊行(ポケミス初の中国作品)
~2019年12月
(~No. 1950)
1687冊(+6冊)
(91.19%)
116冊(+2冊)
(6.27%)
4冊
(0.22%)
43冊(+4冊)
(2.32%)
1850冊 2019年2月:チョン・ユジョン『種の起源』刊行(ポケミス初の韓国作品)
2019年4月:陳浩基『ディオゲネス変奏曲』刊行(ポケミス初の香港作品)
[『カルカッタの殺人』のアビール・ムカジーはインド系作家(英語作家)]
[『サイコセラピスト』のアレックス・マイクリーディーズはキプロス系作家(英語作家)]
[フランス作品はソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班』、グランジェ『死者の国』]
~2020年12月
(~No. 1962)
1694冊(+7冊) 119冊(+3冊) 4冊 45冊(+2冊) 1862冊 [フランス作品はエルザ・マルポ『念入りに殺された男』、グランジェ『ブラック・ハンター』、
ソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー』]
~2021年12月
(~No. 1974)
1705冊(+11冊) 120冊(+1冊) 4冊 45冊 1874冊 [フランス作品はポール・アルテ『死まで139歩』]
~2022年12月
(~No. 1986)
1716冊(+11冊) 121冊(+1冊) 4冊 45冊 1886冊 [フランス作品はエリック・フアシエ『鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室』]
~2023年12月
(~No. 1998)
1725冊(+9冊) 121冊 4冊 48冊(+3冊) 1898冊
~2024年2月
(~No. 2000)
1725冊
(90.79%)
121冊
(6.37%)
4冊
(0.21%)
50冊(+2冊)
(2.63%)
1900冊
英語 フランス語 日本語 その他 備考
(《ハヤカワ・ミステリ》のNo.1~100は欠番)

2010年12月までに刊行された「その他」9冊の一覧(刊行年順)
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言語 著者 # タイトル 訳者 出版年月 原題(年) 備考
スイス ドイツ語 フリードリッヒ・デュレンマット 593 約束 前川道介 1960年10月 Das Versprechen (1958)
ノルウェー ノルウェー語 ベルンハルト・ボルゲ 592 夜の人 片岡啓治 1960年11月 Nattmennesket (1941) 本名は André Bjerke
スイス ドイツ語 フリードリッヒ・デュレンマット 679 嫌疑 前川道介 1962年1月 Der Verdacht 「裁判官と死刑執行人」も収録
ソ連 ロシア語 ユリアン・セミョーノフ 883 ペトロフカ、38 飯田規和 1965年3月 Петровка, 38 (1963)
イタリア イタリア語 ルドヴィコ・デンティーチェ 1110 夜の刑事 千種堅 1970年5月 Macchie Di Belletto (1968)
ポーランド ポーランド語 イェジィ・エディゲイ 1292 顔に傷のある男 深見弾 1977年10月 Człowiek z blizną (1970) ポーランド警視庁賞
ポーランド ポーランド語 イェジィ・エディゲイ 1312 ペンション殺人事件 深見弾 1978年8月 Pensjonat na Strandvägen (1969)
メキシコ スペイン語 パコ・イグナシオ・タイボ二世 1612 三つの迷宮 佐藤耕士 1994年7月 Cosa fácil (1977) 英語からの重訳
ルクセンブルク ドイツ語 ノルベルト・ジャック 1755 ドクトル・マブゼ 平井吉夫 2004年7月 Dr. Mabuse, der Spieler (1921) ポケミス名画座

参考11980年代・90年代に刊行されたポケミスの非英語圏作品11冊の一覧(80年代=9冊/90年代=2冊)
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言語 著者 # タイトル 訳者 出版年月 原題(年) 備考
フランス フランス語 ジャクマール&セネカル 1352 グリュン家の犯罪 飛鳥今日子 1980年6月 パリ警視庁賞(1977年)
フランス フランス語 ボアロー&ナルスジャック 1364 銀のカード 岡田正子 1980年12月
フランス フランス語 フランシス・リック 1367 危険な道づれ 日影丈吉 1981年3月
フランス フランス語 ボアロー&ナルスジャック 1399 ひそむ罠 伊東守男 1982年8月
フランス フランス語 ボアロー&ナルスジャック 1404 野獣世代 伊東守男 1982年11月
フランス フランス語 ドミニック・ルーレ 1406 寂しすぎるレディ 長島良三 1983年1月 フランス推理小説大賞
フランス フランス語 モーリス・ペリッセ 1432 メリーゴーランドの誘惑 高野優 1984年5月 パリ警視庁賞(1983年)
フランス フランス語 ジャン・ランボレル 1438 マムシを殺せ 佐宗鈴夫 1984年10月 パリ警視庁賞(1984年)
フランス フランス語 フランソワ・ラントラード 1534 バルザック刑事と女捜査官 高野優 1989年8月 パリ警視庁賞(1988年)
フランス フランス語 ロジェ・ラブリュス 1573 罪深き村の犯罪 高野優 1991年8月 パリ警視庁賞(1985年)
メキシコ スペイン語 パコ・イグナシオ・タイボ二世 1612 三つの迷宮 佐藤耕士 1994年7月 Cosa fácil (1977) 英語からの重訳

参考22000年~2009年に刊行されたポケミスの非英語圏作品14冊の一覧(アルテ=8冊/パリ警視庁賞受賞作=4冊/ポケミス名画座=2冊)
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言語 著者 # タイトル 訳者 出版年月 原題(年) 備考
フランス フランス語 ポール・アルテ 1716 第四の扉 平岡敦 2002年5月 コニャック・ミステリ大賞
フランス フランス語 ポール・アルテ 1732 死が招く 平岡敦 2003年6月
フランス フランス語 オーギュスト・ル=ブルトン 1745 男の争い 野口雄司 2003年12月 ポケミス名画座
ルクセンブルク ドイツ語 ノルベルト・ジャック 1755 ドクトル・マブゼ 平井吉夫 2004年7月 Dr. Mabuse, der Spieler (1921) ポケミス名画座
フランス フランス語 ポール・アルテ 1759 赤い霧 平岡敦 2004年10月 フランス冒険小説大賞
フランス フランス語 ポール・アルテ 1773 カーテンの陰の死 平岡敦 2005年7月
フランス フランス語 ジュール・グラッセ 1780 悪魔のヴァイオリン 野口雄司 2006年1月 パリ警視庁賞(2005年)
フランス フランス語 ポール・アルテ 1790 赤髯王の呪い 平岡敦 2006年8月
フランス フランス語 クリステル・モーラン 1796 ヴェルサイユの影 野口雄司 2007年2月 パリ警視庁賞(2006年)
フランス フランス語 ポール・アルテ 1801 狂人の部屋 平岡敦 2007年6月
フランス フランス語 フレデリック・モレイ 1813 第七の女 野口雄司 2008年6月 パリ警視庁賞(2007年)
フランス フランス語 ポール・アルテ 1815 七番目の仮説 平岡敦 2008年8月
フランス フランス語 ポール・アルテ 1820 虎の首 平岡敦 2009年1月
フランス フランス語 P・J・ランベール 1821 カタコンベの復讐者 野口雄司 2009年2月 パリ警視庁賞(2008年)

非英語圏・非フランス語圏作品の一覧

著者 # タイトル 訳者 出版年月 原題(年) 備考
中国語圏
陸秋槎(りく しゅうさ)(中国) 1935 元年春之祭(がんねんはるのまつり) 稲村文吾 2018年9月 元年春之祭 (2016) ハヤカワ・ミステリ創刊65周年記念作品
1948 雪が白いとき、かつそのときに限り 稲村文吾 2019年10月 当且仅当雪是白的[当且僅当雪是白的] (2017)
陳浩基(ちん こうき)(香港) 1942 ディオゲネス変奏曲 稲村文吾 2019年4月 第歐根尼變奏曲[第欧根尼変奏曲] (2019)
周浩暉(しゅう こうき)(中国) 1958 死亡通知書 暗黒者 稲村文吾 2020年8月 死亡通知单[死亡通知単] (2008) 原題『死亡通知単』『死亡通知単:暗黒者』『暗黒者』
馬伯庸(ば はくよう)(中国) 2000 両京十五日 1 凶兆 齊藤正高、泊功 2024年2月 两京十五日[両京十五日] ポケミス2000番記念作品
2001 両京十五日 2 天命 2024年3月 两京十五日[両京十五日]
韓国(韓国語)
チョン・ユジョン(鄭裕静) 1940 種の起源 カン・バンファ 2019年2月 종의 기원【種의 起源】 (2016) 著者名の漢字表記は「丁柚井」ではなく「鄭裕静」が正しい
ユン・ゴウン 1996 夜間旅行者 カン・バンファ 2023年10月 밤의 여행자들【밤의 旅行者들】 (2013)
ラテンアメリカ(特記なき場合、原語はスペイン語)
パコ・イグナシオ・タイボ二世(メキシコ) 1612 三つの迷宮 佐藤耕士 1994年7月 Cosa fácil (1977) 英語からの重訳
ロベルト・アンプエロ(チリ) 1883 ネルーダ事件 宮﨑真紀 2014年5月 El Caso Neruda (2008)
グスタボ・マラホビッチ(アルゼンチン) 1895 ブエノスアイレスに消えた 宮﨑真紀 2015年5月
ロシア(ロシア語)
ユリアン・セミョーノフ(ソ連) 883 ペトロフカ、38 飯田規和 1965年3月 Петровка, 38 (1963)
ポーランド(ポーランド語)
イェジィ・エディゲイ 1292 顔に傷のある男 深見弾 1977年10月 Człowiek z blizną (1970) ポーランド警視庁賞
1312 ペンション殺人事件 深見弾 1978年8月 Pensjonat na Strandvägen (1969)
スウェーデン(スウェーデン語)
ヨハン・テオリン 1846 黄昏に眠る秋 三角和代 2011年4月 Skumtimmen (2007) 英語からの重訳/スウェーデン推理作家アカデミー賞新人賞 など
1856 冬の灯台が語るとき 三角和代 2012年2月 Nattfåk (2008) 英語からの重訳/スウェーデン推理作家アカデミー賞 など
1870 赤く微笑む春 三角和代 2013年4月 Blodläge (2010)
1905 夏に凍える舟 三角和代 2016年3月
アレクサンデル・セーデルベリ 1879 アンダルシアの友 ヘレンハルメ美穂 2014年1月 Den andalusiske vännen (2012)
ヨン=ヘンリ・ホルムベリ編 1922 呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集 ヘレンハルメ美穂 他 2017年8月 収録作(全17編)は「注2」を参照のこと
エリーサベト・ノウレベック 1941 私のイサベル 奥村章子 2019年3月 Säg att du är min
パスカル・エングマン 1997 黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル 清水由貴子、下倉亮一 2023年11月
デンマーク(デンマーク語)
ユッシ・エーズラ・オールスン 1848 特捜部Q―檻の中の女― 吉田奈保子 2011年6月 Kvinden i buret (2007) ドイツ語からの重訳
1853 特捜部Q―キジ殺し― 吉田薫、福原美穂子 2011年11月 Fasandræberne (2008)
1860 特捜部Q―Pからのメッセージ― 吉田薫、福原美穂子 2012年6月 Flaskepost fra P (2009)
1871 特捜部Q―カルテ番号64― 吉田薫 2013年5月 Journal 64 (2010)
1885 特捜部Q―知りすぎたマルコ― 吉田薫 2014年7月 Marco Effekten (2012)
1900 アルファベット・ハウス 鈴木恵 2015年10月
1901 特捜部Q―吊された少女― 吉田奈保子 2015年11月
1927 特捜部Q―自撮りする女たち― 吉田奈保子 2018年1月
1957 特捜部Q―アサドの祈り― 吉田奈保子 2020年7月
1992 特捜部Q―カールの罪状― 吉田奈保子 2023年6月
ロデ&セーアン・ハマ 1859 死せる獣―殺人捜査課シモンスン― 松永りえ 2012年5月 Svinehunde (2010) フランス語からの重訳
クリスチャン・モルク 1876 狼の王子 堀川志野舞 2013年10月 Darling Jim (2007) ※英語で書かれた作品 *注1
トーマス・リュダール 1915 楽園の世捨て人 木村由利子 2017年1月
ミケール・カッツ・クレフェルト 1916 凍てつく街角 長谷川圭 2017年2月
エーネ・リール 1923 樹脂 枇谷玲子 2017年9月
ノルウェー(ノルウェー語)
ベルンハルト・ボルゲ 592 夜の人 片岡啓治 1960年11月 Nattmennesket (1941) 本名は André Bjerke
ヨルン・リーエル・ホルスト 1892 猟犬 猪股和夫 2015年2月
ジョー・ネスボ 1912 その雪と血を 鈴木恵 2016年10月
1934 真夜中の太陽 鈴木恵 2018年8月
ドイツ語圏
フリードリッヒ・デュレンマット(スイス) 593 約束 前川道介 1960年10月 Das Versprechen (1958)
679 嫌疑 前川道介 1962年1月 Der Verdacht 「裁判官と死刑執行人」も収録
ノルベルト・ジャック(ルクセンブルク) 1755 ドクトル・マブゼ 平井吉夫 2004年7月 Dr. Mabuse, der Spieler (1921) ポケミス名画座
ゾラン・ドヴェンカー(ドイツ) 1850 謝罪代行社 小津薫 2011年8月 Sorry (2009) フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)
セバスチャン・フィツェック(ドイツ) 1858 アイ・コレクター 小津薫 2012年4月 Der Augensammler (2010)
オリヴァー・ペチュ(ドイツ) 1864 首斬り人の娘 猪股和夫 2012年10月 Die Henkerstochter (2008)
イタリア(イタリア語)
ルドヴィコ・デンティーチェ 1110 夜の刑事 千種堅 1970年5月 Macchie Di Belletto (1968)
ドナート・カッリージ 1867 六人目の少女 清水由貴子 2013年1月 Il suggeritore (2009)
1884 ローマで消えた女たち 清水由貴子 2014年6月 Il tribunale delle animee (2011)
スペイン(スペイン語)
ドロレス・レドンド 1914 バサジャウンの影 白川貴子 2016年12月
ハビエル・セルカス 1999 テラ・アルタの憎悪 白川貴子 2024年1月
※重訳か否かについては訳者あとがき等で明示されているもののみ示している。ほかにも重訳の作品はあるかもしれない(2014年8月以降のものについては未確認)

  • 注1:クリスチャン・モルクはデンマーク出身。20代でアメリカに渡った。母語はデンマーク語だが、『狼の王子』は英語で執筆したものである。デンマーク語版も出版されているが、これはモルク自身が英語からデンマーク語に翻訳したもの。一応、リストではここに分類しておく。「原語別割合」の表では英語作品としてカウントしている。

注2No.1922のアンソロジー『呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集』の収録作(全17編)
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タイトル 著者 訳者
01 再会 トーヴェ・アルステルダール 颯田あきら
02 自分の髪が好きな男 シッラ・ボリリンド&ロルフ・ボリリンド 渡邉勇夫
03 現実にはない オーケ・エドヴァルドソン ヘレンハルメ美穂
04 闇の棲む家 インゲル・フリマンソン 中野眞由美
05 ポールの最後の夏 エヴァ・ガブリエルソン 中村有以
06 指輪 アンナ・ヤンソン 稲垣みどり
07 郵便配達人の疾走 オーサ・ラーソン 庭田よう子
08 呼び出された男 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂
09 ありそうにない邂逅 ヘニング・マンケル&ホーカン・ネッセル ヘレンハルメ美穂
10 セニョール・バネガスのアリバイ マグヌス・モンテリウス 山田文
11 瞳の奥にひそむもの ダグ・エールルンド 吉野弘人
12 小さき者をお守りください マーリン・パーション・ジオリート 繁松緑
13 大富豪 マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー 関根光宏
14 カレンダー・ブラウン サラ・ストリッツベリ ヘレンハルメ美穂
15 乙女の復讐 ヨハン・テオリン ヘレンハルメ美穂
16 弥勒菩薩 ヴェロニカ・フォン・シェンク 森由美
17 遅すぎた告白 カタリーナ・ヴェンスタム 内藤典子

  • ユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』はかなり好きな作品なので、以前にツイートした感想をそのまま貼っておく。
    • これは大傑作。なぜ続いてシリーズ作品が翻訳されなかったのか謎。早川書房さん、すでに『ペトロフカ』から50年近く経っていますが、シリーズ第2作の『オガリョワ、6』を今からでも翻訳してください!
    • まず驚くのは、1960年代のソ連で、これだけ自由闊達なミステリが書かれていたこと。ユーモアにあふれた掛け合いあり、泣かせどころあり、そして高慢な警官への批判もあり。そこに暗い影は微塵もない。
    • タイトルはモスクワ警察署の住所(これは作中で早々に説明されることで、別にネタばれではない)。巡査を殺害しピストルを奪った3人の男は、それを使って連続して強盗事件を起こす。その3件目の強盗事件。両親の不仲で自暴自棄になった少年サムソーノフは、酒場でその強盗と知り合い、酔いに任せて強盗に参加してしまう。数日後、彼の身柄を確保したモスクワ警察特別捜査班の刑事3人は、彼の将来を案じながら、強盗事件の捜査を進めていく。犯人は最初から明らかになっており、捜査班の捜査の進展とともに、犯人側の視点でも物語が綴られていくので、いかに捜査班が捜査を進め、また犯人が逃げ切るかというサスペンスを楽しむ作品。そのサスペンスの描写が非常に巧い。捜査員3人がユーモアにあふれた人物で、その掛け合いが面白く、図書館で読んでいるときに吹き出してしまったぐらい(汗)。終盤、犯人たちが新たな事件を成功させるか、それを捜査員が止められるか、というところの緊迫感はすごい。そして最後は泣かせる。大傑作。
    • 『ペトロフカ、38』は、1965年のポケミス版か1972年の『世界ミステリ全集』第12巻でしか読めない。これほどの名作が容易に読めなくなっていることと、シリーズ作品(ロシア語版Wikipediaによれば、計5作品あるらしい)が邦訳されていないのは残念である。

  • ポーランドのイェジィ・エディゲイの作品を読んでみたい人がもしいたら、『ペンション殺人事件』の方をお勧めしておく。正直にいうと2作品ともあまり良質な作品とはいえなかったが、『ペンション殺人事件』の方がまだ楽しめた。舞台はスウェーデン。嵐の夜、ペンションで一人の大富豪の女性が殺害される。そして彼女の体には謎の数字が。裏表紙によれば、「東欧ミステリ界の代表作家がパズラーに挑戦!」。なおエディゲイは、ポーランドの考古学者が日本留学中に殺人事件に巻き込まれるという作品を書いていたそうだが、完成直前に交通事故で亡くなっている(『翻訳の世界』1991年7月号の深見弾氏のコラム参照)。

日本作家の作品の一覧

著者 # タイトル 出版年月 発表年 備考
浜尾四郎 195 殺人鬼 1955年4月 1932年 2013年、丸善・ジュンク堂書店系列で限定復刊
小栗虫太郎 240 黒死館殺人事件 1956年2月 1935年 2013年、丸善・ジュンク堂書店系列で限定復刊
夢野久作 276 ドグラ・マグラ 1956年9月 1935年 2013年、丸善・ジュンク堂書店系列で限定復刊
原尞 1930 そして夜は甦る 2018年4月 1988年 デビュー30周年記念出版

フランス語圏作品の一覧

48人 ※ボアロー&ナルスジャックやジャクマール&セネカルもコンビで1人扱い。トーマ・ナルスジャックはボアロー&ナルスジャックと分けてカウントしている。
121冊
(2022年10月のエリック・フアシエ『鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室』までカウント)

  • 冊数の多い作家
    • ボアロー&ナルスジャック … 17冊(+ナルスジャック単独名義で1冊)
    • ジョルジュ・シムノン … 16冊
    • ポール・アルテ … 10冊
    • ユベール・モンテイエ、シャルル・エクスブライヤ、ジョゼ・ジョバンニ … 各6冊
    • ジャン・ブリュース、ルイ・C・トーマ … 各4冊

  • 年代別 (ポケミス自体の刊行ペースが一定ではないので、単純な比較は出来ないということにご注意)
    • 1950年代(1953年9月~) … 20冊
    • 1960年代 … 31冊
    • 1970年代 … 35冊
    • 1980年代 … 9冊
    • 1990年代 … 1冊
    • 2000年~2009年 … 13冊 (ポール・アルテ8冊[すべて平岡敦訳]、パリ警視庁賞受賞作4冊[すべて野口雄司訳]、および〈ポケミス名画座〉のオーギュスト・ル=ブルトン『男の争い』[これも野口雄司訳])
    • 2010年代 … 7冊 (2010年6月 カミ『機械探偵クリク・ロボット』、2010年10月 ポール・アルテ『殺す手紙』、2012年9月 モーリス・ルブラン『ルパン、最後の恋』、2014年4月 カミ『三銃士の息子』、2016年6月 サンドリーヌ・コレット『ささやかな手記』、2019年5月 ソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班』、2019年6月 ジャン=クリストフ・グランジェ『死者の国』)
    • 2020年~2023年12月 … 5冊(2020年6月 エルザ・マルポ『念入りに殺された男』、2020年9月 ジャン=クリストフ・グランジェ『ブラック・ハンター』、2020年10月 ソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー』、2021年12月 ポール・アルテ『死まで139歩』、2022年10月 エリック・フアシエ『鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室』)

※原題及び原書刊行年は未記入
著者 # タイトル 訳者 出版年月 原題(年) 備考
ジョルジュ・シムノン(ベルギー) 119 深夜の十字路 秘田余四郎 1953年10月
158 黄色い犬 永戸俊雄 1955年4月
165 霧の港 松村喜雄 1954年12月
232 或る男の首 永戸俊雄 1955年12月
288 リコ兄弟 秘田余四郎 1956年12月
327 ベルの死 峯岸久 1957年5月
370 メグレと無愛想な刑事 新庄嘉章 1957年9月
377 カルディノーの息子 秋山晴夫 1957年10月
408 メグレ罠を張る 峯岸久 1958年5月
414 死体が空から降ってくる 原千代海 1958年7月
434 可愛い悪魔 秘田余四郎 1958年10月
438 上靴にほれた男 原千代海 1958年11月
622 メグレと老婦人 日影丈吉 1961年2月
627 ベベ・ドンジュの真相 斎藤正直 1961年3月
667 娼婦の時 日影丈吉 1961年11月
1188 メグレと若い女の死 北村良三 1972年11月
ボアロー&ナルスジャック 130 悪魔のような女 北村太郎 1955年6月
278 死者の中から 日影丈吉 1956年10月
349 魔性の眼 秋山晴夫 1957年8月
435 影の顔 三輪秀彦 1958年10月
1042 青列車は13回停る 北村良三 1968年6月
1124 海の門 荒川比呂志 1970年9月
1137 山根和郎 1971年2月
1140 死はいった、おそらく…… 大友徳明 1971年3月
1217 砕けちった泡 荒川比呂志 1974年3月
1233 嫉妬 谷亀利一 1974年12月
1245 ちゃっかり女 日影丈吉 1975年6月
1253 殺人はバカンスに 荒川浩充 1975年12月
1314 すりかわった女 荒川浩充 1978年9月
1330 わが兄弟、ユダ 佐々木善郎 1979年6月
1364 銀のカード 岡田正子 1980年12月
1399 ひそむ罠 伊東守男 1982年8月
1404 野獣世代 伊東守男 1982年11月
ガストン・ルルウ 237 黄色い部屋 日影丈吉 1956年2月
238 黒衣夫人の香り 日影丈吉 1957年4月
モーリス・ルブラン 404 強盗紳士ルパン 中村真一郎 1958年4月
468 水晶の栓 三輪秀彦 1959年1月
1863 ルパン、最後の恋 平岡敦 2012年9月
フランシス・ディドロ 632 月あかりの殺人者 井上勇 1961年5月 パリ警視庁賞(1949年)
フレッド・カサック 643 日曜日は埋葬しない 中込純次 1961年8月 フランス推理小説大賞
ユベール・モンテイエ 760 帰らざる肉体 大久保和郎 1963年5月 *注1
841 かまきり 斎藤正直 1964年6月 フランス推理小説大賞 *注1
974 愛の囚人 野口雄司 1967年3月
1088 悪魔の舗道 三輪秀彦 1969年9月
1303 完全犯罪売ります 野口雄司 1978年3月
1309 殺しは時間をかけて 矢永槇 1978年6月
ジャン・ブリュース 811 蠅を殺せ 大久保和郎 1963年12月
857 117号スパイ学校へ行く 三輪秀彦 1964年8月
916 OSS117号/ガラスの眼 志摩隆 1965年12月
947 OSS117号/最後の十五分間 秘田余四郎 1966年8月
レオ・マレ 844 ルーヴルに陽は昇る 大久保和郎 1964年6月
ピエール・ノール 876 抵抗の街 山口年臣 1965年2月 フランス冒険小説大賞
ジョルジュ・ランジュラン(イギリス) 895 魚雷をつぶせ 三輪秀彦 1965年7月
シャルル・エクスブライヤ 925 死体をどうぞ 三輪秀彦 1966年2月
938 素晴らしき愚か娘 秘田余四郎 1966年6月
995 パコを憶えているか 小島俊明 1967年8月 フランス冒険小説大賞
1003 火の玉イモジェーヌ 荒川比呂志 1967年9月
1052 帰ってきたイモジェーヌ 荒川比呂志 1968年9月
1175 イモジェーヌに不可能なし 荒川比呂志 1972年5月
マルク・ドロリー 954 スペインの城 秘田余四郎 1966年10月 フランス推理小説大賞
ルイ・C・トーマ 1022 共犯の女 野口雄司 1968年2月 フランス推理小説大賞受賞作??? *注2
1035 悪魔のようなあなた 岡村孝一 1968年5月
1267 死のミストラル 岡村孝一 1976年9月 フランス・ミステリ批評家大賞
1293 カトリーヌはどこへ 岡村孝一 1977年10月
ジョゼ・ジョバンニ 1054 おとしまえをつけろ 岡村孝一 1968年10月
1070 オー! 岡村孝一 1969年3月
1086 ひとり狼 岡村孝一 1969年9月
1104 岡村孝一 1970年2月
1114 気ちがいピエロ 岡村孝一 1970年6月
1130 墓場なき野郎ども 岡村孝一 1970年11月
ローレンス・オリオール 1062 やとわれインターン 荒川比呂志 1969年1月 フランス推理小説大賞
1339 殺人が少女を大人にする 矢永槇 1979年10月
トーマ・ナルスジャック 1069 贋作展覧会 稲葉明雄、北村良三 1969年3月
セバスチャン・ジャプリゾ 1074 さらば友よ 榊原晃三 1969年5月
1215 ウサギは野を駆ける 榊原晃三 1974年2月
ドミニック・ファーブル 1107 美しい野獣 野口雄司 1970年3月 フランス推理小説大賞
1262 殺人は殺人 野口雄司 1976年6月
ポール・アンドレオータ 1172 ジグザグ 牧原宏郎 1972年3月 フランス推理小説大賞
ルネ・レウヴァン 1194 そそっかしい暗殺者 日影丈吉 1973年2月 フランス推理小説大賞
ジルベール・タニュジ 1208 赤い運河 谷亀利一 1973年10月 フランス推理小説大賞
サン・アントニオ 1219 フランス式捜査法 中村知生 1974年4月 別名 フレデリック・ダール
J・P・マンシェット 1231 狼が来た、城へ逃げろ 岡村孝一 1974年10月 フランス推理小説大賞
1241 地下組織ナーダ 岡村孝一 1975年4月
A・P・デュシャトー(ベルギー) 1248 五時から七時までの死 岡村孝一 1975年8月 フランス推理小説大賞
アルベール・シモナン 1249 現金(げんなま)に手を出すな 野口雄司 1975年9月
レイモン・マルロー 1258 春の自殺者 岡村孝一 1976年3月
フランシス・リック 1263 奇妙なピストル 岡村孝一 1976年7月 フランス推理小説大賞
1367 危険な道づれ 日影丈吉 1981年3月
ピエール・サルヴァ 1313 切り裂く手 谷亀利一 1978年8月
A・D・G 1324 おれは暗黒小説だ 岡村孝一 1979年3月
1337 病める巨犬たちの夜 日影丈吉 1979年9月
ジャクマール&セネカル 1352 グリュン家の犯罪 飛鳥今日子 1980年6月 パリ警視庁賞(1977年)
ドミニック・ルーレ 1406 寂しすぎるレディ 長島良三 1983年1月 フランス推理小説大賞
モーリス・ペリッセ 1432 メリーゴーランドの誘惑 高野優 1984年5月 パリ警視庁賞(1983年)
ジャン・ランボレル 1438 マムシを殺せ 佐宗鈴夫 1984年10月 パリ警視庁賞(1984年)
フランソワ・ラントラード 1534 バルザック刑事と女捜査官 高野優 1989年8月 パリ警視庁賞(1988年)
ロジェ・ラブリュス 1573 罪深き村の犯罪 高野優 1991年8月 パリ警視庁賞(1985年)
ポール・アルテ 1716 第四の扉 平岡敦 2002年5月 コニャック・ミステリ大賞
1732 死が招く 平岡敦 2003年6月
1759 赤い霧 平岡敦 2004年10月 フランス冒険小説大賞
1773 カーテンの陰の死 平岡敦 2005年7月
1790 赤髯王の呪い 平岡敦 2006年8月
1801 狂人の部屋 平岡敦 2007年6月
1815 七番目の仮説 平岡敦 2008年8月
1820 虎の首 平岡敦 2009年1月
1840 殺す手紙 平岡敦 2010年10月
1974 死まで139歩 平岡敦 2021年12月
オーギュスト・ル=ブルトン 1745 男の争い 野口雄司 2003年12月 ポケミス名画座
ジュール・グラッセ 1780 悪魔のヴァイオリン 野口雄司 2006年1月 パリ警視庁賞(2005年)
クリステル・モーラン 1796 ヴェルサイユの影 野口雄司 2007年2月 パリ警視庁賞(2006年)
フレデリック・モレイ 1813 第七の女 野口雄司 2008年6月 パリ警視庁賞(2007年)
P・J・ランベール 1821 カタコンベの復讐者 野口雄司 2009年2月 パリ警視庁賞(2008年)
カミ 1837 機械探偵クリク・ロボット 高野優 2010年6月
1882 三銃士の息子 高野優 2014年4月
サンドリーヌ・コレット 1908 ささやかな手記 加藤かおり 2016年6月
ソフィー・エナフ 1943 パリ警視庁迷宮捜査班 山本知子、川口明百美 2019年5月
1960 パリ警視庁迷宮捜査班
魅惑の南仏殺人ツアー
山本知子、山田文 2020年10月
ジャン=クリストフ・グランジェ 1944 死者の国 高野優 監訳
伊禮規与美 訳
2019年6月
1959 ブラック・ハンター 平岡敦 2020年9月
エルザ・マルポ 1956 念入りに殺された男 加藤かおり 2020年6月
エリック・フアシエ 1984 鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室 加藤かおり 2022年10月

  • 注1:ユベール・モンテイエの『帰らざる肉体』は裏表紙に「フランス推理小説大賞に輝く最新傑作!」とあり、『ハヤカワ・ミステリ総解説目録』の解説文にも同じ文言がある。しかし同書の巻末解説には受賞作は『かまきり』だと書いてある。これは巻末解説の方が正しく、モンテイエがフランス推理小説大賞を受賞したのは『帰らざる肉体』ではなく『かまきり』である。裏表紙の記述はちょっとしたミスだろう。
    • フランスで刊行されたミステリ事典『Dictionnaire des littératures policières』(初版2003年、通称メスプレード事典)の第2版(2007年)で確認。権田萬治監修『海外ミステリー事典』(新潮社、2000年)の「ユベール・モンテイエ」の項目でも受賞作は『かまきり』とされている。

  • 注2:ルイ・C・トーマの『共犯の女』は巻末解説に「一九六六年度のフランス推理小説大賞を受賞」(執筆者は「N」)とあり、裏表紙には「1966年度フランス推理小説大賞に輝く異色ミステリ!」とある。『総解説目録』では「一九六六年度フランス推理小説大賞受賞作」とされている。しかしこれは誤りだと思われる。フランスで刊行されたミステリ事典『Dictionnaire des littératures policières』(初版2003年、通称メスプレード事典)の第2版(2007年)をチェックしたが、ルイ・C・トーマはフランス推理小説大賞(Grand prix de littérature policière)を受賞していない。(ルイ・C・トーマは1957年に"Poison d'Avril"でパリ警視庁賞、1976年に『死のミストラル』でミステリ批評家賞を受賞している)

参考文献

  • 早川書房編集部編『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年-2003年』早川書房、2003年9月
    • この本の著者索引から非英語圏の作家をひろっていく、という作業により作成したものです。見落としはあるかもしれません。
    • 2003年9月以降の作品については早川書房の公式サイト等で調べました。
  • 『ミステリマガジン』2023年11月号(ポケミス創刊70周年記念特大号)
    • 全240頁の「ハヤカワ・ミステリ総解説目録[1953-2023]」を収録。

更新履歴

  • 2018年11月5日
    • 2014年7月で更新が途絶えていたが、2014年8月以降に刊行されたポケミス非英語圏作品16冊のデータを追加(2018年12月刊行分までのデータを反映)。ただし、原題および原著刊行年のデータは未記載。
    • 「《ハヤカワ・ミステリ》の原語別割合」、2014~2018年の5年分のデータを追加。
    • 「1980年代・90年代に刊行されたポケミスの非英語圏作品11冊の一覧」をページ内に新たに作成。
    • 「2000年~2009年に刊行されたポケミスの非英語圏作品14冊の一覧」をページ内に新たに作成。
  • 2020年8月17日
    • フランスミステリ関連情報一覧」(2020年8月16日)の作成を機に、久々に更新。2019年~2020年9月刊行のポケミス非英語圏作品10冊のデータを追加。ただし今回の更新でも、原題および原著刊行年のデータは(アジア作品を除き)未記載。
  • 2020年8月26日
    • 10月刊行予定の作品を追加。
  • 2023年12月30日
    • 2023年までの刊行作品と、2024年2月までの刊行予定作品の情報を追加。
    • ※3年4か月ぶりの更新。前回の更新以降、インドミステリの刊行、アフリカ作品の刊行や韓国系英語作家の作品の刊行など、さまざまに言及しておきたいトピックはあるのですが、その辺りには今回の更新では触れることができていません。


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最終更新:2024年01月03日 11:15