ネル半島
サガミ・ベース
サガミ・ベースについて
| アルールシア帝国 | 暦法 | |||||||
| 気候風土 | 身分制度 | 経済 | 軍事 | 宗教 | 文化 | 技術 | 歴史 | |
| 1 | 政治 | 貴族 | 都市と交易路 | 皇帝軍 | 神殿勢力 | 性差別と恋愛 | 魔法 | 神々以前 |
| 2 | 文字 | 豪族・郷士 | 物価・価格表 | 帝国軍 | 結婚 | 建築土木 | 神々の時代 | |
| 3 | 言語 | 平民 | 交易品 | 領主軍 | 服飾 | 金属加工 | 第一期 | |
| 4 | 大陸公路 | 奴隷 | 信用経済 | 傭兵と自由戦士 | 妓楼 | 工芸 | 第ニ期 | |
| 5 | ロマ | 資産と運用 | 騎士団 | 街と村 | 農業 | 第三期 | ||
| 6 | 騎士 | 両替商 | 戦争 | 農村の生活 | 畜産 | 第四期 | ||
| 7 | 学者と魔導師 | 度量衡 | 都市での生活 | 狩猟 | 第五期 | |||
| 8 | 協会とギルド | 商会 | 食生活 | 漁業 | 第六期 | |||
| 9 | 職能組合 | 貨幣体系 | 運輸 | 第七期 | ||||
| a | 書記官 | 流通経路 | 歴史年表 | |||||
| b | ||||||||
| c | ||||||||
| d | ||||||||
用語
以下ネタバレ設定
ストーリー
ディープ・インパクト
偶然の一言で済ますには、巨大に過ぎる、それこそ天文学的数値が並ぶ、極小の確率で発生した事故であった。
米国の陸軍が研究費の大半を支出している某研究機関が、発見される以前から追いかけていた謎の結晶体である。
本来は全人類の総力をあげてでも調べるべきものであったが、それは叶わなかった。
なにはともあれ、およそ一八トン近い質量をもつ、直径二四ミリメートルの一号結晶は、横須賀に停泊中の輸送艦で機材と共に待機している研究チームの下へと、米国陸軍の軍用機に載せられ南シナ海を北上したが、日本の近海で突如その質量を変化させた。
機体の積載限界に迫る勢いで増大し続ける一号結晶を持て余し、輸送チームは静岡県の民間空港に緊急着陸した。
事故の原因については日本政府はもちろん、ホワイトハウスにも秘密にされた。
そして、事件は、件の『お祭り』の最中に起きる事になる。
が、それは、本来であれば人類が気付く事もなく終わるはずであった事象を、二百名以上の行方不明者を出す、未曾有の大事件に変えてしまうものだったのである。
直径一ミリメートルに満たないマイクロ・ブラックホールは、その速度と質量によってアインシュタイン時空を歪め、誕生した三億年前のその時、そのままの姿で、一号結晶の発生させた重力波に導かれるようにして、地球を直撃した。
が、もちろん当たり前のように、ほぼなんの抵抗も受けないまま地球を貫通。
本来であれば、そのまま誰にも気付かれる事無く飛び去るはずであったが、一号結晶の実験に伴う幾つかの偶然が、その速度とエネルギー状態を僅かに変化させた。
光速からコンマ以下数桁の単位での速度の低下と、それに伴う時空に生じたわずかなエネルギー変動が、マイクロ・ブラックホールに最終的な寿命をもたらし、光速以下コンマ数パーセントの速度から相対速度ゼロへの瞬間的な減速とベクトル変更、地上三メートルの付近での全エネルギーの開放と消滅という結果を生み出す。
TNT火薬に換算した場合、兆から京トンという単位(さらにブラックホールが持っていた全運動エネルギーと位置エネルギーが加わる)が使用されうるという、途方もないエネルギーの解放であり、全ての探知システムを物体からの反射波に頼っていた人類にとって、それはまさに不意打ちであった。
飛び出したのは、日本の神奈川県郊外。米国の陸軍基地のど真ん中である。
失われた一号結晶とその実験については極秘にされ、二度とない未曾有の大事件は、数年のうちに人々の記憶から薄れ、被害者の家族以外からは忘れ去られる事となった……。
この程度のエネルギーでは、時空に直径240メートルもの穴をあける事など不可能であることは間違いないので仕方がない。
エネルギー総領としては、周辺の建造物および数百人の人間を、通常の空間で光速にまで加速して移動させる事が、辛うじて可能かどうかという程度のはず。
さらに、当然ながらこの「異世界転移」した物語の主人公達が、同様のSF的手法で元の世界へ帰るのは不可能。
距離については瞬間移動でもなんでもなく、光速以下での移動であり、引き伸ばされた時間については、特殊相対性理論の範疇内に収まっている。
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